poco a bocco

自然の素材がもつぬくもりやパワーに助けられての作品づくり
poco a poco のペースで進みます~♪

赤松…ファルコーン

2008-02-10 15:25:57 | works
この週末も雪に見舞われました。
東京は今シーズン5度目の積雪だとか…雪の寒さには比較的なれっこのboccoとしてはワクワクの週末。
とはいえ、今朝はすでに晴天で、屋根の雪がみるみる溶けて落ちています。
積雪5cmでは少々物足りないものの、雪が降るときのし~んとした静けさと白い明るさは大好きです。
降り積もった粉雪を踏むときのきしむような音と足元の感触。。。
シャーベット状になった雪を踏みつぶすようにして歩くときの感覚。。。
アイスバーンになった道を歩くときの緊張感。。。
そんな足裏の感覚を改めて認識すると、体の感覚ってすごい!…とまたまた小さな感動です。

ちょうど1週間前に撮影したこの作品は、98年の野草展出品作(うわっ! 10年前だぁ)。
伐採されていた赤松の枝を清里から持ち帰り、ひたすら彫りを入れたものです。
2ヵ月ほどベランダで乾燥させておいたのですが、あちこちに虫食いの穴がありました。
よほどおいしい赤松だったのでしょう…オガクズ状のフンとおぼしき粉の中から白い1cmほどの小さな虫が何匹も出てきました。
私は、彼らの快適な住まいを横取りしてしまったことになります

無心に彫りを入れていくことの心地よさ…余計なことを考えず、ただ木に向かうだけの作業です。
虫食いの穴も模様の中に組み入れて、思いつくままに彫り進めていきました。
この角度で見ると、「ネバーエンディングストーリー」に登場するファルコーンのように見えます。
実は顔の部分には目もあって、ねぼけまなこのファルコーンです。


しっぽの部分にはウミガメをイメージして彫った模様もあります。
同じ物語に登場する大きな亀モーラ…「若さへのアレルギー」でくしゃみをしますよね…にも重なります。


こんなふうに全身刺青状態になってしまったファルコーン。
稚拙な作品で置き場所にも困るけれど、処分する気にもなれず、いつも私の生活空間に鎮座しているわけです。


野草グループによる 第4回クラフト展
と き:2008年2月25日Mon.~3月2日Sun. 11:00~20:00
ところ:花の店 野草(文京区千石1丁目)03-5395-0548
    都営三田線千石駅A4出口から徒歩5分

野外教室等々で交流する仲間たちの作品が展示販売されます。
どうぞお出かけください。
Boccoは参加しません…クラフト的作品を後日ブログにて紹介させていただきます

コメント
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