11月2日…三連休の初日、Kaiapua の誘いもあって、かねてから訪ねたいと思っていた
“岩立フォークテキスタイルミュージアム” に行ってきました(写真は左記のサイトから拝借してきたものです)。
岩立広子さんのコレクションを初めて目にしたのは90年代半ば、駒場の日本民芸館でした。
その後、ギャラリー “カディ 岩立” の存在を知ったのが1999年のこと。
以来、ずうっと気になる場所だったのですが、
なかなか機会をつくることができないままに十余年が過ぎていました。
(あり得ない腰の重さ!!!!!)
今回の展示は “豊かなインドの針仕事 - 村の女性の縫い、刺繍、アップリケ - ” です 。
例えば、古くなった白い布を何枚も重ねて、ひたすらチクチクと縫っていく…
縫い糸は古いサリーの布から抜いたものだったりします。
自由に物を買うことのできない立場にあった女性たちの針仕事ですが、
どれを見ても、緻密さと大らかさが同居する個性的な唯一無二の作品です。
ルーペで拡大して見ると、実に細かい針目の模様がびっしり。。。
いったいどれほど膨大な時間と手間がかかっているのでしょう。
制約…中でも女性であるということをその根拠とする制約…の多い暮らしの中での針仕事は、
期せずして…あるいは自ずと…彼女たちの表現の手段となったのでしょう。
しかし、どんなに言葉を並べても、すべて薄っぺらなものになってしまいます。
彼女たちはいったいどんな状況で、どんなことを思いながら針を運んだのでしょうか。。。
喜び、苦しみ、悲しみ、怒り、感謝、愛…生きることのすべてがここに表れています。
一人ひとりの生の重み、生活の重み、人生の重み…彼女たちの作り出したものの実体が
強く胸に迫ってくるように感じられました。
縁あって私の手元にやって来たインドの小物たちのもつ不思議な魅力の “わけ“ が
少し見えてきたように思います。
そして、私も何かこういう営みをしてゆきたい!…このところずうっと自分の中でくすぶっている思いに、ガーンと揺さぶりをかけられたような気がしています。
“岩立フォークテキスタイルミュージアム” に行ってきました(写真は左記のサイトから拝借してきたものです)。
岩立広子さんのコレクションを初めて目にしたのは90年代半ば、駒場の日本民芸館でした。
その後、ギャラリー “カディ 岩立” の存在を知ったのが1999年のこと。
以来、ずうっと気になる場所だったのですが、
なかなか機会をつくることができないままに十余年が過ぎていました。
(あり得ない腰の重さ!!!!!)
今回の展示は “豊かなインドの針仕事 - 村の女性の縫い、刺繍、アップリケ - ” です 。
例えば、古くなった白い布を何枚も重ねて、ひたすらチクチクと縫っていく…
縫い糸は古いサリーの布から抜いたものだったりします。
自由に物を買うことのできない立場にあった女性たちの針仕事ですが、
どれを見ても、緻密さと大らかさが同居する個性的な唯一無二の作品です。
ルーペで拡大して見ると、実に細かい針目の模様がびっしり。。。
いったいどれほど膨大な時間と手間がかかっているのでしょう。
制約…中でも女性であるということをその根拠とする制約…の多い暮らしの中での針仕事は、
期せずして…あるいは自ずと…彼女たちの表現の手段となったのでしょう。
しかし、どんなに言葉を並べても、すべて薄っぺらなものになってしまいます。
彼女たちはいったいどんな状況で、どんなことを思いながら針を運んだのでしょうか。。。
喜び、苦しみ、悲しみ、怒り、感謝、愛…生きることのすべてがここに表れています。
一人ひとりの生の重み、生活の重み、人生の重み…彼女たちの作り出したものの実体が
強く胸に迫ってくるように感じられました。
縁あって私の手元にやって来たインドの小物たちのもつ不思議な魅力の “わけ“ が
少し見えてきたように思います。
そして、私も何かこういう営みをしてゆきたい!…このところずうっと自分の中でくすぶっている思いに、ガーンと揺さぶりをかけられたような気がしています。