poco a bocco

自然の素材がもつぬくもりやパワーに助けられての作品づくり
poco a poco のペースで進みます~♪

Boccoの目 in マカオ…(7)

2008-08-09 20:01:03 | View From The Hotel
滞在3日め、マカオの町を歩いて巡ったわれら一行の最後の目的地は “ラザロ地区” 。
炎天下を頑張って歩いた自分たちへのご褒美に、穴場的なカフェでのティータイムを設定したのですが。。。

カトリック信者たちが多く居住した地域に隣接する聖ラザロ教会周辺は、元中国人居住区で、昔の街並みがそのまま保存されています。
ヨーロピアンな雰囲気が漂うこのエリアを、マカオの芸術・文化の情報発信基地にしようという再開発計画が進められているのだそうです。

“ラザロ” という名称には、私なりの思い入れがありました。
“Lazarus - 復活”(06年11月野草展に出品)と同じラザロです。
ハンセン病病院付属の礼拝堂として教会が建立されたのが16世紀半ば過ぎ。
その病院が聖ラザロを保護神としていたことから、ラザロ堂 - 聖ラザロ教会 - 聖ラザロ地区…と呼ばれているわけですね。
すでに閉鎖されている建物も目立ちましたが、その多くは医療・福祉関係の政府機関であったり、民家であったり。。。
古い病院や福祉施設から、病んだ人、老いた人の回復や復活を願う450年前の人々の思いが伝わってくるようでした。



ラザロ教会前庭の建物。教会の横でなければフツーにカフェ。



このシーンを切り取れば、ヨーロッパのどこかの街角みたい!



町並み保存の一方では、取り壊しを避けられない建物もあるようです。



かつて病院か福祉施設だったかと思われる建物。
ここにも、新旧の…昔と今の…リアルな生活がありました。

こうしてすっかりロマンに浸りながら、たどり着いたくだんのカフェのドアには貼り紙が。
そこには、“Long Vacation をいただきます”…と、メッセージが書かれていましたとさっ!

・・・でも、ご心配なく!
   ちゃんと近くの珈琲専門店を見つけて、冷たくて甘~い飲み物にありついたし、
   マカオ最後の夜は、みんなでマカオ料理を堪能しましたから。。

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