宗教とスポーツと政治

っつーのは接客業をされた方なら必ず通る３大タブーですよね。
昔は「スポーツ」のところが「野球」だったらしいけれど、
今は野球だけじゃなくても熱くなる人多いしね。
もともとスポーツものめり込み、観戦する側も一体感を味わうものだから
排除の心情は動きやすいってのすごく分かる。

と、どーも。朝っぱらから面倒くさい話になりそうなsachiakiです。

昨日の晩、ぼけーっとツイッターを見ていたら

　数年ぶりにテレビ見てるけど安保法案がきっかけに政治に目覚め、
　政治の話をしたせいでママ友の仲が険悪になったという本質的な番組がやってる
　@mi8pe

というツイートを発見致しましてね。
ホント、その通りな。
って思ったのでありますよ。

私は政治に関心を持つな、と言いたいんじゃなくて
政治に関心を持ったなら、正しく理解するように慎重になれ。
って思う訳ですよ。

たった一つの側面で社会が成り立ってないことくらい
大人になれば分かってくるはずなんだけれども、
どうも自分たちと切り離されたように感じている分野については
多面的に理解するのは難しいみたいで、より分かりやすい言い方をされているものだけに集中し
そこで分かったつもりになるのが怖いと思うのです。
そしてそんな空気で理解したような雰囲気の集団が
そこだけ集中して熱くなっていれば、そこに便乗しようとする人もいるわけで、
まさしくそれが政治家の思うツボってやつになってしまうと思う訳ですわ。

そして政治家の思うツボになるくらいならまだしも、
本来争わなくても良いはずの友達や家族とも
相互理解ができると思い込んでいるだけに
”意見が違う”（それもたかだか、たった一つのジャンルの意見がだよ）ってだけで
強い拒絶感を感じたり、嫌いになってしまったりして
あげくの果てには仲違いや、傷つけ合う結果になってしまうんだろうなって思うのです。

そんな小さな小競り合いが、グループ同士で繋がっていき
気付いた時には大きな派閥で争う事になる。
よくある話じゃないですか。

みんなそろそろ気付こうよ。
耳障りの良い言葉だけにほだされるんじゃなくて、
本当になにが必要で、その時はなにが優先順位が下がるのか
世の中はバランスで成り立っているよ。
どちらかに傾いて、行き過ぎたらもう片方に寄れば良い。
それが本来のあるべき政治の姿だと思う。
私たちは何をしても正解に近付く事はできても
満場一致の正解には辿り着けない。
そう知っていれば、バランスが崩れている時に
選挙に行ってすることが"別のところへ票を投じれば良いだけ"
ということが分かるはずだから。

今の政治が気に入らないからデモすれば変わる。

そんなんじゃダメだよ。
ダダこねたら勝ちと変わらないよ。

デモをして関心が寄せられたなら、改めて自分で調べ、考え
そして正しい手順であるはずの選挙に行く。
それで政治家も「やべぇ見られてる」ってなるんだから。
今政治家がおかしな人だらけに見えているのなら
それは私たちが関心を寄せていなかった結果でしかないんだからね。

このままデモや小さな仲違いが増えて、
みんなが「平和のために」「自由のために」武器を持ち出すなんてことにならないよう
私は祈るし、声をあげて「冷静になろうよ」って言い続けるよ。

平和のために殺し合う

そんな本末転倒なことにならないように。
今なにが平和でないというのか、今一度よく見直して欲しい。
もしなにか問題があるなら、それはどうしたら解決に正解に近づける？
人と争うことじゃないはずだよ。

私たちは幸せで、ほんの少し不幸に見えることもある。
それだけ。
怒りで目隠しをされているのなら、目隠ししている正体をちゃんと知ろう。

と、ちょっと思想家っぽい話をしてしまって
そろそろ照れくさくなってきたのでこの辺にて。

モイモイ☆