友達の投稿で知ったのですけれど、
最近アプリで自分の写真と誰かの写真を入れて
その人とキスしたり抱き合ったりできる
そういう画像が作れるというものがあるそうで、
友人いわく、AIの甘さであり得ない確度に
ありえない腕が生えていたりするので
精度が悪いという話でしたが、
そんなものは割とすぐに修正されると思うので
かなり精巧な、もしくは騙す程度には悪くない
そんな画像が手軽に作れそうなことに憂鬱なsachiakiです。
「嘘も100回言えば真実になる」は有名な話ですけれど
人間の脳って思いの外ザルなので
正しく覚えていた知識でさえ
時間が経過することで穴ができるうえに
別の情報と混ざり始めたりするので
かなり怪しいんですよね。
そのうえ画像なんて入った上で嘘をつかれれば
信憑度が上がってしまうので
めちゃくちゃ簡単に嘘記憶が出来上がってしまって
真実のように受け止められちゃうんですよね。
というわけでディープフェイクの問題は
かなり深刻なものへと発展しかねないな〜と。
個人で楽しむぶんには構わないっていうような
簡単な話にならないかもってことなのが
ちょっと怖いんですよね。
例えば自分の友達に「実はBと付き合ってた時があって〜」
なんて言われて見せられたものが
ディープフェイクで生成されたものなのかどうかが
不明だったりした時に
”AとBは付き合ってた時があった”という情報がインプットされて
それが嘘だと知らないままでBと会った時に
どういう人間関係となっていくかってことです。
友人Aは親しいけれど、Bが遠い友人だったら
大したことにはならないかもしれないけれど、
AもBも友人が多いタイプだったりした時に
「AとBって付き合ってたんだってね〜」なんて
うっかり言ってしまったら、
気づかないで火付けしちゃったもので
人間関係が大変なことになるかも…ってことがね…。
このぐらいなら可愛いもんだけど、
もしストーカー気味な人がそんなアイテムを手に入れて
自分で作った画像のはずなのに
思い込みの力でより妄想が強くなり
最悪なケースへの突入が増えるなんてこともあるかも。
タレントさんたちの顔を使って
ディープフェイクのAVを作ったりする
なんていうのもあるみたいだけど、
さらに声の生成もできるようになってるので
かなりややこしいことになりそうです。
どの時代もこういった偽情報を作ることってできたけれど
そこまで大きな問題になってなかったのって
技術的に難しいのとコストがかかるので
個人が手を出せなかったという点に尽きると思うんですよね。
これが個人で簡単にできるようになるってことは
別にすごく大した気持ちもなく気軽に生成して
大嘘ぶっこくことができちゃうってことなんですよね。
う〜ん。
まぁでも「チ。」でバデーニさんが文字を扱える人間が増えれば
それだけ誤情報が拡散しやすくなったり
どうでもいいテキストで溢れかえって混乱した世の中になると
恐れたことが大したことではなかったように、
ディープフェイクが当たり前になってきてしまったら
あー、はいはい、こういう画像(動画)ね〜って感じで
受け流されるようになって
大事にならなくなるのかもしれない。
全てが嘘だとわかっていればなんでもあり、
みたいなそういう世界がくるのかも。
ていうか、実質そうだよね。
フェイクですって言っておけば、現状全てOKだもんね。
フェイクかどうかが分からないってことが問題なのであって
出力されたもの自体には問題はない。
アプリを作る側の方もニーズには応えたいだろうし、
どうせそれが悪用されるかどうかは
アプリを提供する側にはわからんからね。
メルカリみたいに。
だからおそらく取り締まることはできないし
規制もほとんど意味がないだろうってことは想像に難くない。
できる対策としては自分の顔をネットに上げないことや
画像など受け取った時にフェイクかもっていう
一瞬考えるという間を持つことってぐらいだろうか。
衝撃どの高い動画などを見た時には
今以上にファクトをちゃんと確認しないとね
なんて時代になってきているのかもしれません。
ほんと、個人でこっそり楽しむ分なら
ほとんどのことは問題ないのにね……
どうして人に見せたがったりするかねぇってなりますわ。
そんな感じです。
今日は夕方から大雨になるそうですが
その時間あたりから収録があるので
嫌だなぁって思いつつ頑張るつもりです。
それではまた。モイモイ