社会科塾講師☆ブログ~しゃかりき!~

元社会科塾講師が勉強方法や社会科について
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先生も授業前には教科書を読もう!

2013年01月11日 23時10分31秒 | 先生としての姿勢・やり方・豆知識

今回は,先生が授業前にする事前準備について。

 



私は、生徒を教えるにあたり、教科書必ず読んでから、説明をするよう心がけています。

教科書を読まなくても、たいがいは知っている内容だし、その場で突然読んでも理解はできます。


解ける&理解できる、だけが先生としての仕事でなく、

わかりやすく説明し、生徒にどれだけ力を身につけさせるか

という行為が先生の役割だと思います。



ですので、

教科書を読み、

 

重点は何か、

何が未習で何が既習か、などを把握する必要があります。


また、場合によっては、先生みずから、まとめプリントや問題をつくった方が良い場合があります。

そのときは、教科書を確認しながら、書きます。

教科書がナシでも、その場だけ教える先生も多いですが、

私は時間や体力が許す限り、色々研究していきたいなぁ、と思っていました。

たぶん,また仕事を再開しても,教科書を読むことから始めるつもりです。

 

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※現在,過去の記事を削除・編集しております。その中の記事の中でいくつかピックアップして

ブログに再度アップしています。この記事はその1つです。

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生徒には「怒っていれば良い教育」とは私は思えない

2013年01月11日 22時51分15秒 | 先生としての姿勢・やり方・豆知識

今回は生徒対応に関する先生の態度についてです。

 

生徒に対し,怒る姿勢が良いのか,それとも優しい姿勢が良いのか?という問題が

よく教師間で出ることがあります。

 

「怒る姿勢が良い教師」と思っている先生は,

優しい先生に対し,「生徒に嫌われることを恐れて,この先生は優しいだけ」と思って,

その優しい先生にも怒ったりすることも・・。(もちろん,全員ではないですが・・)

 

そのよく怒る先生としては,

「生徒は気が緩むことが多いから,ちゃんと怒ってしゃきっとさせなきゃ!」という

想いがあるようで,その考えが間違っているとは私は思いません。

やはり,気の緩みで成績は下がってきますし,

勉強を強いられないとやらない生徒さんも多いので。

 

ただ,私は,どの生徒にも「怒って」いれば,

その生徒さんはやる気を出す,とは思えないのです


たとえば,私の場合は自分に必要以上に自信がないので、

信頼している人以外からキツイ言葉を言われると、

必要以上に落ち込んで殻に閉じこもってしまいます。

しかし、ずっと一緒に頑張ってきて、「この人の言うことは信頼できる!」と思った人に、

どんなに厳しいことを言われても歯を食いしばって頑張ることができるタイプです。
(おかげで、誰も達成できなかった苦しいことをやり遂げたこともあります)

だから,最初から「怒られて」ばっかりだと,かえって,やる気がなくなります。

さらに自信が喪失し,できるものもできなくなってしまいます。

(弱い人,と言われれば,弱い人なんでしょうが,なぜ弱いことが悪いことと言われるのしょう?という疑問も・・)

 


なので、私は生徒にも最初からキツイことや、生徒をけなすことをしたくありません。

怒るべきことは怒らなければいけませんが、

それを除けば、

まずは目の生徒の生徒を愛することを念頭におき、

それぞれの生徒の性格を理解することを最初の方は努めたいです。


そして、半年~1年ほどかけて、生徒との間に信頼関係を築いて、


そのあとで、厳しいこともどんどん言って、生徒と一緒に目的にむかって向上していきたいんです。



先に、厳しいことを言っても、先生の空回りになったり、

委縮しすぎて自分を隠す生徒もあらわれてしまうこともあると私は思うんです。


最初から好印象の先生って、カリスマ性があるタイプです。


私には、それはない。


でも、逆に、そういう私だからこそ、弱い心のある生徒を助けることもできるんだ!というプライドもあります。

まずは、生徒に「私は君たちを愛しているよ。」ということを伝え、信頼関係をきずくのを私は優先したいです。

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私は手書きのプリントをつくるのが好きです

2013年01月11日 22時38分40秒 | 先生としての姿勢・やり方・豆知識

私は,自分で問題集や参考書をつくるのが好きです

いつか,勉強同人誌などを発行できたら良いな♪という夢もあります。(笑)


とくに,手書きで原稿を書くのが好き

 



ただ,手書き問題集を短時間でつくりすぎると、

手が手が!手が痛く、赤くはれあがるほど!になることも・・。

2時間書いては、15分休み、一時間書いては家事をして、

ご飯を食べて、2時間書いては・・という形で手をだましだまし使っていたり・・。

幸いにして、書き物は左手、包丁などの日常生活は右手を私は使うので、

家事は左手を休めることができます。(笑)




でもそういう状況を見て、旦那が一言。

「君はパソコンを使えるのに、なんで手書き?」

と。



実はちゃんとした理由が二つあるんです

一つは、手書きのほうが配置の自由度が増すからです

書くほうが結果的にパソコンより早いのです、私。

 



もう一つは、ワード打ちよりも手書きのプリントのほうが、

生徒はなくさないし、宿題として出してもやってくれる確率が高いから。

 


ただ,正社員で塾で働いていたときは、

見た目のクオリティを上げるためや、

手書きだと心もとない,と感じる生徒さんや保護者の方もいらっしゃったり。

同僚と作成問題を共有できるようにという目的もあり、ワード打ちを行いました。


しかし、フリーになってからは,わざと手書きにして,問題作成していました。

フリーの自分を売り込むには,オリジナリティも必要で,私の場合,

手書きのプリントもその1つのツールでした。

 

なので,手書きかワープロのどちらで作っても良いかな?と思います。

 

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塾講師新人のころの失敗

2013年01月11日 22時20分35秒 | 先生としての姿勢・やり方・豆知識

現在,過去の記事を整理中です。その中で,

編集したものの中でいくつかピックアップして再度アップしていきます。

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<新人のときにやりがちな失敗>

今回は塾講師になったときにやりがちな失敗について。

 

自分の好きな教科の先生に就いて,生徒にその教科の楽しみを伝えたい!と思う方も多いと思います。

私もそうでした。

でも,「あれも教えたい!」「これも大切だ」と、相手に伝えたいことが多すぎて,

よくわからない授業になってしまうことがあります。


自分の伝えたいことを,とにかく,詰め込んで,授業時間内伝えようとすると、

相手の生徒さんたちは

「結局何がいいたいんだろう?」

とか

「うるさい先生だな」

と思ってしまいます。

そうなっちゃうと、こちらが何を言っても、生徒たちの心に響きません


だから、新人のころは、伝えたいこと1つに絞って、

それに焦点を当てて説明すると、

相手に気持ちが伝わりやすくなります

ただ、あまりに色々な内容を省略すると、

テストに出たとき「教えてもらえなかった」と言われてしまうにので、

さじ加減が難しいですが・・。(テストで出た内容を教えられない生徒たちにも悲劇ですし・・)

 

なので、新人のうちは試行錯誤しながらも、

小さな失敗は繰り返して、

自分らしい、わかりやすい授業ができるようがんばることが大切かな~と思います。

 

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塾と地域住民の方々とで起こるトラブル

2013年01月10日 23時45分41秒 | 先生としての姿勢・やり方・豆知識

現在,古い記事を削除したり手直ししております。

その中から,編集したものをアップしなおしていきます。今回はその1つです。
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塾で地域住民の方としばしばおこるトラブルに、交通マナーがあります。


たとえば、マンションの一階が塾、という場合に、

生徒の自転車がぐちゃぐちゃに置いてあることで、

しばしばマンションの住民の方からクレームを受けることがあります。

それはしごくもっともなクレームではあります。

 

自分がお金を払って住んでいる場所で、景観が乱れたり、

自転車のせいで入り口が狭いのはイヤだと思います。

また、独立した校舎の塾でも、ビルの一・二階にある塾でも起きるトラブルに次のようなことがあります。
保護者の方々が車で送り迎えをすることが多い塾(とくに、私立中学受験用進学塾や小学生向けの塾)だと、授業終了直前にマンションの前にお迎えの車が並んでいて、渋滞したり、地域住人の方が駐車場に入りづらいときがあります。

ぶっそうな世の中、お迎えに来られる親御さんたちは、悪くはありません。

ただ、何台も車が停まっていると、地域住民たちに悪い印象を与えてしまうこともあります。

ましてや、停まっている車が多いため渋滞して車が動かないと激怒する地域住民の方もいらっしゃいます、

そこで塾では、

お迎えに来られる保護者の方に事情を説明をし

何人かの方々に時間をずらして来て頂いたり、

少し離れた他の場所(子供と先に待ち合わせ場所を決めて、車通りが少なく安全な場所や、スーパーの駐車場に車を停めて、スーパーで買い物をしながら子供を待って頂いたり)

で待ち合わせして頂いたり、

 

車を停めずに子供が塾から出てくるまで何度もクルクルと回ったりして頂くよう頼んだりします。

 


地域の方々に学期始めやご迷惑をおかけした後すぐに責任者が謝りに行ったりも。


また、地域住民と交通トラブル以外のトラブルで

塾の授業が終わったあとで駐輪場で友達同士話してて盛り上がって大きな声を出してしまう生徒がいます。
授業が終わるのが10時近くの場合には、

就寝につこうと思っている地域住民からはたまったものではありません。

もちろん、これは塾だけでなく他の店舗でも同じようなトラブルはあります。

しかし、塾は特に目の敵にされやすく、

他の店舗だったら見過ごされる程度のことでもクレームを頂いたり、

クレームの密度が濃いことはしばしばあります。(全部の塾ではありませんが)

 



その最大原因は4つ。

 



一つは、

塾を、子供に無理矢理勉強させる悪いやつ、

というイメージを持っていらっしゃる方がおられるです

(実際には,そんなことないのですが・・)

そのため、そういうイメージを持っている方は、悪い奴(塾)が少しでも自分の気に入らないことをすれば、

即クレームをしたくなるのでしょう。

 


もう一つは、員が利用するサービスではないからです


日常品を販売しているお店やおいしい料理屋さんなどは、

その地域に住んでいるなら日常的にそこを使います。

自分たちが車を停めるときだってあるかもしれません。

そのため、あまりにその店にクレームをつけては、いざ店に行くときに行きづらい人も多いでしょう。

しかし塾は子供がいるご家庭限定で、

しかも約3~9年の利用という期間の限定もあり、

なんとなく立ち寄るだけができないサービスでもないところです。


三つ目は、塾側に駐車場の十分な確保がないこと

もし、駐車場があれば起こらないトラブルも多いでしょう。しかし現実的には難しいです。

なぜなら他の店舗と違い、車が来るのは始業時間と終業時間のみに一度に大量の車数ですし

季節によって車数もまちまちなので、採算や場所の確保など問題が山済みです。


最後の一つは、塾側が地域と打ち解けようという姿勢が

ないときがあるためです

こちらから歩み寄ろうとしなければ、住民の方々だって良い印象を持ちません。


上の4つの理由は、地域の方々から聞いた話や自分の経験をもとを再構築した意見なので、

参考程度に見て頂けるとうれしいです。

また、塾以外の店舗さんが楽だ、という意味ではありません。

それぞれ、独特で色々な苦労・苦しさがあります。


塾はその内部だけでなく、周りのことも考えて動く必要があるなぁと感じました。

 

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「静かにしなさい」では、子供は「静か」にならない?

2012年09月17日 22時37分36秒 | 先生としての姿勢・やり方・豆知識

前回に引き続き、約10年間教育現場にいて育てたノウハウを自分なりにまとめてみました!

 

自分の方法が一番正しいものでもないですし、これが絶対なものだとは思いませんが、

教育現場を離れていると、「それまであたりまえにできていたこと」が復帰したときにできなくなっているかもしれません。

 

 

 なので、10年間、教育現場で育ててきた、

自分独自のノウハウ、を、ここで書きのこし、

復帰したときに、思い出せたら、少しでも良くなるかと、思いまして。

 

 

では本題。

 

今回は「生徒さんに、こう言えば、こちらの希望通りに動いてもらえる言葉」です。

 

授業中に生徒さんがうるさいことってあると思います。

最初は、1人の生徒の何気ない一言だったりするのが、次第に飛び火して、みんなおしゃべりをする、というケースもあれば、

先生を馬鹿にして毎回授業を聞かない場合もあったりします。

 

授業中に、生徒さんに静かにしてもらいたいときに

よく先生が言うセリフに

「静かにしなさい!」

という言葉があります。

 

 

これで実際に静かになることもありますが、

それは、もう先生と生徒さんの信頼関係ができているか、

その先生が怖いと生徒さんが認識している、

という背景があります。

または、言葉の行間が読める生徒が集まっているクラス、という場合もあります。

 

しかし、たいがいは

 

「静かにしなさい!」では静かになりません。

とくに、入塾したての小3や小4、中1のクラスは。

 

そこで、先生はどう言ったらいいか?というと、

 

「しゃべるな!」「口を閉じろ!」

(もうすこし丁寧に言ってもかまいません)という言葉です。

 

 

 

 

「静かにしなさい」と「しゃべらない」の違いは何でしょうか?

 

それは、共通認識があるか、ないか、です。

 

静かに」というのは、実は人によって認識が違います。

まったくしゃべらない状態を「静か」と思う人もいれば、小さい声で話せば「静か」と思う人もいます。

また、小学3・4年生ぐらいだと、「静か」の状態を具体的に何をすればいいかわからない子もいたりします。(全員ではないですが・・)

 

しかし、「しゃべらない」は「しゃべらない」です。「声を出さないこと」をだれもが認識します。

しかも、自分が今、何をすればいいのか、が具体的にはっきりわかります

 

なので、大半の子は、それで「先生の考える『静か』」な状態になってくれます。

 

もし、それでも「静か」にならないのなら、先生を生徒がなめている可能性があるので、別の努力が必要となります。(いじめや体罰などは厳禁!)

 

 

このように、生徒に「具体的に何をすべきか」をはっきり述べた方が、

多くの生徒は先生の希望通りに動いてくれます。

(もちろん、正しい「希望」の場合のみですが・・。先生が「正義」を踏み外してはならない!)

 

 

ほかにも、いくつか例を挙げておきます。

 

「先生が荷物を取りに行っている間に自習をしておいて!」→「◎ページの問題を解いておいて。」「この単語を暗記しておいて!」などすべきものを提示

「あいさつしなさい!」→「おはようございます、と言おうね!」(時間帯によっては、こんばんわ、こんにちわ)

「態度が悪いから直せ!」→「まっすぐ座りなさい」「手を頬(ほほ)にくっつけない!」「腕を組むな!」「あくびをするな!」など

 

 

 

「ふつう、わかるだろ!」と大人が思うことを、子供はわからない場合が多いので、

具体的に何をすべきかを述べてあげた方が良いです。

 

もちろん、「ふつう、わかるだろ!」と大人が思うことをわかる生徒はいます。

でも、その生徒は「優秀(←洞察力と認識力が、という意味)」なのであり、ほかの生徒さんが「ふつう」なのです。

なので、「あの子はわかっているのに、おまえはなぜわからないんだ!」と怒るのは、生徒さんがかわいそうだと思います。

ただし、限度はあるし、入塾して1年以上経った子なのに何度同じことを言っても、わかってて言うことを聞かない子や、

高校生以上(厳しく見れば、中2以上)は例外ですが・・。(でも、いじめや体罰は厳禁!)

 

 

参考にしていただければ幸いです。

 

※こちらはあくまで一例です。これが絶対的なものではありません。

 

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上手な質問の答え方

2012年09月13日 21時54分10秒 | 先生としての姿勢・やり方・豆知識

ひさびさの新作投稿です。(再編集記事が続いて失礼いたしました。)

 

今回は、「上手な質問の答え方について、自分なりにまとめてみようかな、と思います。

 

自分の方法が一番正しいものでもないですし、これが絶対なものだとは思いませんが、

教育現場を離れていると、「それまであたりまえにできていたこと」が復帰したときにできなくなっているかもしれません。

 

現に、小学校のころに無意識にできていた絵の描き方が、

中学・高校の勉強中心の生活になり、

ほとんど授業以外で絵を描かなくなっていたら、

大学で、思うように描けず、今でも、小学校ほど上手に味のある絵が描けません。

ピアノを弾くのも、高校でピアノ教室を辞め、10年以上ほとんどピアノを弾かなかったため、

一応弾けますが、初見で難しい曲は、簡単に弾けなくなってしまいました。手も上手に動かせず・・。

 

 

なので、10年間、教育現場で育ててきた、

自分独自のノウハウ、を、ここで書きのこし、

復帰したときに、思い出せたら、少しでも良くなるかと、思いまして。

 

では、本題の「上手な質問の答え方」について。

 

一番大切なのは、

①質問者の性格・思考・価値観、そして現在の成績を予め把握しておくこと

②質問それ自体の意図

 

の2つです。

 

についてですが、

 

質問者にはさまざま性格・思考・価値観・成績の子がいます。

勝気な性格、ひかえめな性格、明るい性格など

真実を追い求める思考、目の前さえ楽なら良い思考など

正しいことがしたいという価値観、とにかく人にほめられば満足する価値観、など・・・さまざまです。

 

たとえば、「壬申の乱と応仁の乱の見分けがつかない。」という質問があったとします。

それを、Aさん・Bさんの2人の質問者にあわせて、どう説明していくか、を書いていきます。(あくまで1例で絶対的なものではありません。)

 

Aさん・・目の前の成績さえ上がればよく、どんなに「社会は理解するもの」と言っても、「丸暗記」しかしない子。

 

そういう子に、どれだけ詳しく説明しても、説明の間は「ぼー」と聞いているだけです。(全員ではないですが・・)

ひどいときは、嫌な顔をしたり、ほかの先生に私の説明がわかりずらい、と言ったりします。

 

もちろん、「丸暗記」思考の子だからと言って、私はひどい扱いはしないですし、

ゴロ合わせとかの「丸暗記」術を言うだけ、という逃げはしません。あくまで「社会」は「理解」するもので、それは曲げたくありません。

でも、その子は「とにかく用語を覚えやすくしてほしい」と思って質問している、とこちらは予測します。

 

そこで、Aさんに対しては、

「まずは時代が違う。

壬申の乱は飛鳥時代、応仁の乱は室町時代。

応仁の乱のあと、戦国時代が始まる、ということで応仁の乱はとくに重要な用語。」と言い、

後は、壬申の乱、応仁の乱で出てくる人物を挙げ・・という形にしていきます。

つまり、見分けのつけ方と重要度に重点を置いて説明するということ

 

 

次は、Bさん

Bさん・・・問題自体は解けるし用語も覚えてる。でも、なんとなく、理解できていないのが気持ち悪い、というタイプ。

こういう子には、「教科書」「テキスト」「資料集」を広げ

その子自身に何がわからないのか聞きながら

問題解決していきます。

 

このとき、注意しなければいけないのは、

先生側が一方的に説明したりしないこと

そして

「簡単だ。」とか言って、Bさんを馬鹿にしないこと

 

そういうことをすると、

Bさんは、「私はダメな人間だ」と落ち込むか、「もうこんな先生に聞くものか!」と怒ります。

 

Bさんは、「わかっていることもたくさん」あるんです

でも、何かが引っかかっているんです。

 

それを解決してあげたら、Bさんは格段に成績もあがるし、社会の勉強も楽しくなる

自分だけで勉強もしていけるようになります。

 

Bさんが先生の説明を楽しく聞いているようなら、オマケとして豆知識も教えてあげると、喜ぶでしょう。

 

これはあくまで1例で絶対的なものではないですが、

こういう風に、生徒さんに応じて、説明の仕方を変えるのも、先生のお仕事の1つかな?と思います。

 

 

※こちらは私個人の意見ですので絶対のものではありません。

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わかりやすく説明する方法

2012年09月01日 10時06分06秒 | 先生としての姿勢・やり方・豆知識

なかなか更新ができなくて申し訳ありませんでした。ちょっと夏バテ気味でした・・。

 

今日から2学期がスタートしますね!

中学の2学期の学習内容は,入試でもよく出題されることが多い(数学の図形とか)ので

がんばってください!

 

 

最近,娘は大人の言っている言葉の意味が少しずつわかるようになってきました。

「ダメ!」とか言うと,あきらめるし(時々はダダこねて泣きますが・・),

名前を呼ぶと振り返るようになってきました。

「バイバイ」と言うと,手を振るようになってきたりと・・。

 

まだまだ先の話ですが,子供に初めてのことを分かりやすく説明するのは

楽しみだったりも不安だったりもします。

 

どうしてかというと,初心者に専門用語ナシで説明するのは大変なことだから

実は,しっかりとその言葉の意味を知っていないと,わかりやすくは説明できないんですね

 

社会科,とくに歴史公民は,大人なら当たり前に知っている言葉を小学生や中学生に教えるのは

実はとっても難しいことなのです。

 

たとえば,私立中受験を希望している小5の子に歴史を教えるとき,

 

「大日本国憲法が制定されました。」

とだけ言っても,ほとんどの子供さんたちには意味がわかりません。

 

先生が,それ以上の説明をしないと,

子供たちは,その言葉を丸暗記し,テストに臨み点数を取ります。

そのようなことを繰り返すと,

「社会は丸暗記もの」「ゴロ合わせで覚えるもの」

と認識されてしまいます。

でも,丸暗記で点数がとれるのは,せいぜい,100点中30点ほどです。

とくに偏差値55以上の学校の入試では,しっかり理解し,イメージがついてないと,

到底点数はとれません。

やはり,「理解あっての暗記」です。

 

ですので,

 

「大日本国憲法の制定」の説明だったら,

 

「このとき,国でみんなで守るきまりが,日本で作られたの。

それが大日本帝国憲法というもの。

憲法は,国のきまりごとを書きしるしたものだと思って良いよ。

しかも,そのきまりは,みんなで話し合って,この国をどうしていこうか決めよう,という内容。」

と,補足で説明すると,すこしはわかりやすいかと。(その後,この憲法の問題点などを説明して・・と)

 

ここでポイントなのは,熟語・音読みの熟語で説明しないこと

訓読みで説明する形です。

「制定→決める(細かく言うと,違う点がありますが・・)」

「憲法→国のきまり」

など。

 

あくまで一例ですし,年齢・習熟度によっては熟語を使って説明した方がわかりやすいこともあります。

 

もしよかったら参考にして頂けるとうれしいです。

 

 

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猫ちゃんも育児に参加中

2012年06月19日 23時29分23秒 | 先生としての姿勢・やり方・豆知識

今日の赤ちゃんは、台風で落ち着かないのか、寝つくのに時間がかかりました。

初めての台風なので、わけがわからなかったんだと思います。

 

実家に帰ると猫ちゃんがいます

 

この猫ちゃんなんですが、私たちと一緒に子育てに参加しております。(笑)

赤ちゃんが泣いたら、心配して「にゃーにゃー」と声をかけ、

娘が夜に寝ると、1時間は近くで見守っております(寝ては娘を見て、そして寝て・・、という形で。同じ布団内ではありません。一定の距離は置いています。)

 

娘を抱いて庭のお散歩をしていると、猫ちゃんもついてきて離れません。

そして、「ここはこんなのあるよ。」と娘に教えてくれます。

 

こういう話をすると信じてくれない方がほとんどですし、猫によって違うので一概には言えませんが、

うちの猫ちゃんは、娘をうっとおしいな、とは思いつつも、愛してくれている

感じております。

 

うちの猫ちゃんは、娘を遠くで見守り、絶対に娘を触らないし、ましてや攻撃なんて絶対しません。

娘のオモチャも触らない、娘のいる布団も端っこを歩く。

娘が起きている間は私たち(私と実母)を娘にゆずり、

娘が寝たら、私たちに甘えてくる、というとっても良い子です。

 

猫ちゃんは、十分遊んでもらい、たっぷり愛情をうけて三年間育ったから、

今、赤ちゃんが時々遊びに来て、騒がしいのに、赤ちゃんを愛おしいと思ってくれるんだと思います。

三年間、猫ちゃんとの散歩と格闘は大変で、寒い日も暑い日も付き合い、

遊びのケンカで私はよく血も流したが、大切なことだったんだな、と。

 

 

だから、うちの猫ちゃんや私たちが頑張っていることを何も知らないのに、

「猫は、赤ちゃんをひっかいたりするんじゃない?」

とか、

「赤ちゃんはミルクのニオイがするから猫が噛んだり、ミルクを食べたりするかもよ!」

 

と言われると、相手が赤ちゃんを心配して言っているのはわかるけど、ムッとしてしまうんです。

 

確かに、万が一のことがあるので、私のやり方が良いとは思えません。

アレルギー体質の子供だったら大変ですし、猫による圧迫や、ねこひっかき病なども心配です。

 

だから娘と猫ちゃんを二人きりにはしないし、

衛生上・ねこひっかき病のこともあり娘を猫ちゃんには触らせない、

食べ物・食器関係は猫ちゃんが触らないように密閉容器にしまう、

寝具も猫ちゃんしか部屋にいないときはシートをかぶせる、など配慮はしてます。

 

育児書にも、赤ちゃんと猫は別室に、と書いてあります。

 

しかし、元々猫ちゃんの部屋を間借りしているのは私たち親子なんだから、

こちらの都合で猫ちゃんを追い出すのは、教育者(母親)として、どうかと思ったのです。

猫ちゃんも大切な家族として3年間育てたんです。

それなのに、新しい家族が出来たから、と言って、家族になら到底しないことを猫ちゃんにはできるか?

いや、できません、私には!

 

自分勝手な教育をして、私は娘をしっかり育てられないと。

 

だから、大人である私たちが創意・工夫して努力して、

猫ちゃんも娘も大切な家族として接するべきだと。

 

幸い娘にはアレルギーもなく、

7か月間、猫ちゃんとの生活(・・といっても、実家にいるときだけですが)をしたおかげで、

動物が大好きになったようです。

猫ちゃんにも話しかけるようになりました。猫ちゃんのおかげで泣くのがとまったことがもあります。

これは情緒教育として良いことだと思います。

 

実は見えないところで、娘にも猫ちゃんにも気を遣い、

かなり努力した結果なのですが、何も知らない人に猫のことを批判されると怒ってしまいがちです。

相手が心配しているのはわかるのですが・・。

 

でも人に褒められるために教育(育児)をしているわけでなく、

家族みんなが幸せになるよう教育(育児)をしているわけなので、

自分は自分なりに頑張ればいいかな、と思います

 

※私のやり方が良いわけではありません。やはりケースバイケースなので・・。

 ※猫によっては攻撃的な子もいますので、その場合は別室の方が良いです。

※アレルギー体質の子とは別室が良いです。

 

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好きな理由は2つある?

2012年03月29日 19時51分28秒 | 先生としての姿勢・やり方・豆知識

更新が遅くなってしまい申し訳ありません。

 

今回はある言葉について。

「私は◎◎が好き」

 

という,何かについて好きと宣言する方は多いと思います。

私にも好きなものはあり,公言しているものもあります。

 

ただ,この「好き」の理由を注意して見なければいけないときがあります。

 

好きな理由が

①とにかくそのもの自体に触れている(その世界にいる)だけで落ちつく(興奮する)ので好き

②他の人よりもできるから(成績が良いから) または よく他人に「○○が上手だね」とほめられから好き

 

と大きく分けて2つあると思います。(細かく言うと,例外がありますが・・)

 

①の理由の場合は,どんなに辛い目にあっても,その好きなものを手放すことは,

よほどのことがないかぎりありません。

 

 

しかし,②の理由の場合は,

自分より他の人の方が優秀だ,と思ったり,

困難にぶつかったりすると簡単に逃げ出してしまいます。

 

よく,中1の生徒が一学期のときに「英語が好き」と言う子がいます。

それを鵜呑みにして接すると,中2の後半あたりから,「あれ?」ということがしばしばあります。

もちろん,①の理由のように,心の底から英語が好きな子もいて,

その子はどんなことがあろうと英語の勉強をがんばります。

しかし,多くの子は②の理由の場合が多い。

中1の1学期の英語は簡単なので,

「解けるから好き」

「100点近く取ったから好き」

「小学生のころに塾やおけいこで先走って英語を勉強しているから,他の子よりも成績が高いから好き」

という子が多いのです。

 

 

「好き」だからこそ「がんばれる」のは確かです。

でも,上記のような「できるから好き」タイプは,

一度うまくいかなくなると,頑張らなくなります。

しかも,別のもので,「他の人より得意かも?」と思えるものに気持ちが移行し,

「私が本当にすきなものは,違ったの!」と言い始める子も。

そして,また挫折すると,違うものに気持ちが移行し・・と,困難にぶつかるごとに逃げるのです。

 

 

「好きだからがんばれる」のは確かです。

大人にほめられることで,本人のやる気はアップします。

 

でも,「好き」と言った(思った)ものが,すぐに変わる子は,

結局,楽な方に楽な方にいき,言い訳をし,大人になるころには何の力もついていないことがあります。

 

ですので,

①のように本当に好きなものを生徒と一緒に見つけ,それを伸ばすか,

②の理由で好きと言ったものを一度努力を始めたらやり続けさせるののが

教師としての姿勢かな?と私は思います。(あくまで私個人の意見です。)

 

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