社会科塾講師☆ブログ~しゃかりき!~

元社会科塾講師が勉強方法や社会科について
書いています。

歴史模擬授業も展開中♪

新☆歴史模擬授業 第10回 市民革命3ーアメリカ独立戦争

2011年10月14日 13時32分30秒 | 歴史☆模擬授業

新☆歴史模擬授業第10回 アメリカ独立戦争です。詳細は、この前の記事(ご注意)をご覧ください。

 

*わかりやすく解説していので、「こういう説もある!」という専門的なことを
引き合いに出されてもお答えできないことがあるかもしれません。申し訳ありません。
不快な気持ちになった方には申し訳ありません。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

キンコーンカンコーン

「さて,今日は市民革命の続くを行いましょう!」

「はい。」

「この前は,イギリスの清教徒革命・名誉革命を習ったね。」

「そうね!で,今日は,アメリカ合衆国でおこった市民革命を行いましょう。」

「アメリカも,イギリス同様,国王を処刑したり追い出したりして,民主主義政治を確立したのかな?」

「ううん,これが違うんだ!」

「え?そうなの?」

「前々回で市民革命は何か,というお話をしたときに,

「革命」は,「権力者が変わった」ということなので,「権力者」そのものが変わるとお話したよね。

「あ,そういえば。」

「イギリスでは,それまでの権力者は国王だった。しかし,アメリカには国王はいません。」

「そうなんだ。」

「じゃあ,誰が権力者?」

「実は,特定の人物・地位ではありません。当時のアメリカ合衆国の地を支配していたのはある国です。」

「え?国?」

「当時の北アメリカは植民地だった。

植民地とは簡単にいってしまえば,支配する国の言うことをすべて聞かなければいけない,

つまり何の権利も持てないという状態の国のことです。

 

アメリカを植民地として支配していたのはイギリス。」

「つまり,アメリカ国民を支配していた権力者は,イギリスという国家だったってこと?」

「そういうことです。当時のアメリカはイギリスの言うことを聞かなければならず,何の政治的権利も持っていなかった。」

「そうなんだ・・。」

「そのアメリカが市民革命を起こしたってことは・・。」

「前々回で,『市民というのは,政治に参加する権利がある国民』と先生が言ってたよね。」

「よく覚えてるね!」

「えへへ。」

「・・・つまり,アメリカ国民(市民)が,イギリスの支配から離れ,政治に参加する権利を得たってことなんだね。」

「そういうこと!」

「あのアメリカにそんな歴史が・・。」

「ただ,このアメリカの市民革命は,

アメリカ革命とは言わず,アメリカ独立戦争という名称になるのでご注意を。

アメリカはイギリスから独立したから,そういう風に言うの。

戦争により市民権(政治に参加する権利)を勝ち取って・・。」

「はい。」

「詳しくは、簡単にまとめてみた下の表を見てみてね~!」

 

 

 

「では,アメリカ独立戦争経過を見ていきましょう。」

「はい。」

 

「北アメリカでは,イギリスが東海岸側に,13の植民地をつくり,支配していました。

18世紀後半に,イギリス人たちは,アメリカ国民の意見を聞かずに,

自分たちに(イギリス)有利なような税金をかけるやり方をしました。」

「何に税金をかけるか,とか税率って,その国の生活に密着しているもんね。

今のぼくたちも消費税が10%にあがったりとかしたら,大変だもんね。」

「よく,考えているね!言葉だけ覚えず,現在の状況と照らし合わせようとする考え方はえらいぞ!」

「えへ。」

「当時のアメリカに住んでいる人々も,そのイギリスのやり方に不満を持った。

そして,イギリスは,それを武力でおさえようとしたので,アメリカの13の植民地の人々は

立ちあがりました。」

「おお!」

「その,アメリカ側で立ちあがった中心人物はワシントンでした。」

「あ,聞いたことがある名前だ。」

「1776年にアメリカは『独立宣言』を発表します。そして,イギリスから独立を目指し,戦いを続けます

苦しい戦いの末に,アメリカの13の植民地はイギリスからの独立を勝ち取る!

そして,アメリカ合衆国という国を樹立したのでした。」

「おお!ついに!」

 

「そして,アメリカ合衆国は,立法権・行政権・司法権三権分立を定めた,

合衆国憲法を定め,

アメリカは1つのしっかりとした国として動き始めるのです。」

「りっぽうけん?さんけんぶんりつ?」

「これから説明するね~!

立法権・行政権・司法権とは,簡単に言えば,政治機関がそれぞれ持つ権利のこと。

立法権(りっぽうけん)が,国のきまり,つまり憲法や法律などを決める権利のことです。

行政権(ぎょうせいけん)は国のきまり(憲法・法律)に基づいて,実際に政治をする権利,

司法権(しほうけん)は,立法・行政が,国のきまり(憲法・法律)に違反していないか見張り,

もし違反したらなにやらの処置をすることができる権利のことです。」

「ほえー。」

「その3つの権利がほぼ完全に独立していて,たがいを牽制(けんせい:見張りあう)し合えるような状態のことを

三権分立というの。」

「今の日本の政治みたーい。」

「よくわかったね!そうなのよ,今の日本も立法権・行政権・司法権の三権分立が行われるんだ。

立法を行うのが国会,行政が内閣,司法が裁判所ね。」

「そうなんだ!」

「つまり,国会って,法律などをつくっているんだ。

たしかに,ニュースで「◎◎法案が国会を通過した。」とか聞くもんね。」

「そういうことね。詳しいことは,中3の公民で習うのでお楽しみに。」

「はい。」

アメリカ合衆国は,いちはやく,この三権分立を確立したの。

ほら,アメリカには国王とか,同じ国民の中には権力者がいなかったでしょ。」

「全員イギリスに支配されていたんだもんね。」

「当時は国王が立法・行政・裁判の3つの権利を持っていたり,立法・裁判の権利は議会に,行政は国王が,

という状況だったわけです。

絶対王政のときは,まさに国王にすべての権利が集まっていた。

しかし,アメリカは国王がいなかったら,最初から,他の国よりは楽に三権分立が可能だったわけですよ。」

 

「ほえー。」

「何かが完成するには,その下地が必ずあるのね。」

「ということで,アメリカ独立戦争は終わり。

次回はフランス革命を行いますね。」

「はい!」

「ではでは終わります。起立!礼!」

「ありがとうございました。」

キンコーンカンコーン

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新☆歴史模擬授業ご注意

2011年10月14日 13時30分42秒 | 歴史☆模擬授業

新☆歴史模擬授業です。

予定がどんどん遅くなってしまい、申し訳ありません。

妊娠により,今後の仕事のために世界史の自主勉強を優先せざる負えず,

歴史模擬授業の方まで頭がまわらなくて・・。

 

5大市民革命!はやく完成できるようにがんばりますね!

臨月まであと少しなので,可能なかぎりがんばりますね~!

 

 

さて,☆歴史模擬授業は中学で習う世界史分野です。

 

 

現在、数回に分けて市民革命を行っています。

 

市民革命は世界の歴史の中でもよく出題されやすい分野の1つです。

 

 

今回は「アメリカ独立戦争」です。

 

 

 

 

 

 

 

アメリカ独立戦争は、現在のアメリカ合衆国の自立した歴史の始まり、という、とても大切な第一歩の歴史です。

 

 

文字数の関係で授業内容は別記事でのアップになります。

新☆歴史模擬授業 第11回 市民革命3 アメリカ独立戦争 

という記事でご覧ください。

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 <新☆歴史模擬授業について>

「新☆歴史模擬授業」という記事を数か月に数回更新していきたいと思います。

これは実際の授業形式を文字であらわしていこうというものです。

劇の台本みたいな感じになると思います。 定期的に内要がまとまったら、
HP「しゃかしゃか★ぶりっじ」にて改定してアップする予定です。

読むときに、 →先生、 →生徒その1(ひなちゃん)、 →生徒その2(はむちゃん)、→生徒その3(ねこちゃん) だとだと思って読んでください。

(みんな、びっくりするぐらいいい子ですが、そこはご勘弁を・・)

また、設定は、中学生1~2年生の授業(塾)だと思ってください。

内容的には,現在ではあまり教科書で扱われていない部分もありますが,

学校によっては入れ込む内容と思われる部分はこちらでアップする予定です。(十字軍など)

(今までの歴史模擬授業の学年設定より数年後,という設定です。)


今回は文字数が最大数を超えてしまいそうなので、もう一つ記事を作ってアップさせていただきます。

わかりやすく解説していので、「こういう説もある!」という専門的なことを
引き合いに出されてもお答えできないことがあるかもしれません。申し訳ありません。
不快な気持ちになった方には申し訳ありません。

 

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新☆歴史模擬授業 第9回 市民革命2 イギリスー清教徒革命と名誉革命ー 

2011年10月08日 16時34分29秒 | 歴史☆模擬授業

新☆歴史模擬授業 第9回 市民革命2 イギリスー清教徒革命と名誉革命ー です。

詳細は前の記事の「ご注意」をご覧ください。

わかりやすく解説していので、「こういう説もある!」という専門的なことを
引き合いに出されてもお答えできないことがあるかもしれません。申し訳ありません。
不快な気持ちになった方には申し訳ありません。

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「さて,今日は市民革命その2。前回は「市民革命とは何か?」というお話をしたね。

今日は,その「市民革命」の具体的な事件をお話します。」

「はい!」

「「市民革命」って,それまでの権力者が変わったものだったよね。たとえば,王様が権力者だったのに,

それが市民に権力が移った,と。」

「そういうことね!よく理解しているね。言葉だけ覚えるだけなら,社会の勉強の効果も半減しちゃうから,

しっかり理解して覚えようとする姿勢はすばらしいよ。(ただ、市民革命の定義は、わかりやすく説明しているため絶対的なものではありません。)

私たちは社会という科目を通して,どう生きていくか,を

学ぶのだから。」

「はーい!」

 

「さて,今日は,イギリスでおきた2つの市民革命を見ていきましょう。」

「2つもおきたんだ・・・。」

「5大市民革命で,イギリスが最初に市民革命のおこしたの。

・・・そういえば,前々回の復習。国王の力が強大だった政治の仕組みってさ・・。」

「あ,絶対王政!」

「そうね!で,絶対王政で習った国って?」

「イギリスとフランス!」

「そうだったよね!イギリスとフランスだったら,どちらが先に絶対王政の頂点に達したんだっけ?」

「イギリスだったね!」

「よく覚えているね!国ごとにちゃんと分けて覚えている証拠だね。」

「えへへ。」

「・・で,絶対王政が頂点をきわめちゃえば,そのあとは転落のみ・・。(絶対ではないけれど)」

「・・たしかに。」

「国王がしっかりとリーダーシップもとれていたり,力があるうちは誰も気にしないし,

たとえ不満を持っても,国王逆らえない。

しかし,国王にリーダーシップがなかったり,あまりに横暴すぎると反発してくる人たちが出てくる。」

「そうだよね。」

「イギリスでは,絶対王政を極めたエリザベス1世のあとに,イギリス国王を継いだ国王が,

国民に重い重税をかけたうえに,信仰の自由を認めないなどの政治を行ったの。

その国王は,別の地域からそこに来た王だったので,その国の価値観とかをうまく把握してなかったみたい。

それに,元々そこにいた人たちも反発する人もいただろうしね。」

「そうか・・。」

「しかも,王権神授説という,君主(国王)の権力は神から授けられたもので,人々に反抗する権利はない,という説も説いたの。」

「王様である俺様は神から力を与えられたものだ!ということなのね。」

「うわー横暴だ・・・。」

「それでも,国王が国民のためを考え政治をしていたら,みんなそれでも構わなかったんだろうけど,

その王・そして次をついだ王もそうではなかったから・・。

国王はしだいに議会と対立するようになった。」

「うわ。」

「さらに清教徒というプロテスタントのうちカルヴァン派の人々で主に構成されている議会派,

と国王派に分裂して,

長い間内乱がおこります。」

「国王派というのは,あくまで国王を擁護し,それまでの政治形態を維持しようという派閥だよね,漢字から見て。」

「そういうこと!えらいぞ!ただ単に,暗号のようにコクオウハと覚えないで,考える姿勢は!」

「えへへ。」

「ということは,議会派は,議会を大切にする派。議会っていうのはみんなで話し合って決める,

・・ということなので,民主主義に近いのかな?」

「そういうこと!よく考えているわね!」

「えへへ。」

 

「そして,1649年に,当時の国王が議会派に処刑されてしまいます。」

「処刑・・か・・過激な・・。」

「そして,議会を中心とする共和政治(簡単に言えば民主主義の政治)が始まります。

この事件を清教徒革命(ピューリタン革命)といいます。」

「清教徒の議会派が革命をおこす中心となったから,清教徒革命というのね。」

「そういうことね!」

 

 

「これで,民主主義完成だね!ばんざ・・,あれ?でも,2回イギリスで革命が・・と言ってたよね?

これでもう解決したんじゃ・・。」

「よいところに気がついたね。

それまで長い間,イギリスには国王というトップがいたのに,突然いなくなってしまった。

革命前までは,国王さえいなくなれば平和で良い世の中ができる!と思っていた人も多かったんだろうけど,

実際にはそうはいかない。

だってさ,これからは誰に従って政治をしていけばいいの?」

「そりゃ,みんなで議会で話合って・・。」

「そう,もちろんそう。でも,みんなで話し合っていたら,たいがい意見って対立したりしない?

人はそれぞれ違った立場や価値観で生きているんだから。」

「たしかに・・・,家でもTVのチャンネル争いをしたり,学校でクラスの出し物とか決めるときもすぐ決まらないもん。」

「だよね。しかし,1人,最終的にまとめる人がいたら,なんとかなるよね。」

「あ,たしかに。学校だと先生や学級委員長,家なら親とか・・。」

「そうそう。だから,清教徒革命がおこったあとに,だれかまとめる人が必要だったのよ。

そのまとめる人がだんだん権力を握っていって,それが悪い方向にいくと独裁者になってしまってね。

その権力者が,クロムウェルという人物。」

「ほえー。」

「権力者になりまとめるだけならいいんだけど,オレの言うこと聞かなかったらどうなるかわかってるだろうな!

という独裁を始めてしまうと,国民も反発してしまうでしょ。」

「そうだよね。」

 

 

「それで,クロムウェルの死後,結局,イギリスは王政に戻ります。

フランスに亡命していた,清教徒革命で処刑された国王の息子を呼び戻す形で。」

「えーじゃあ,清教徒革命の意味がなくなっちゃうじゃん!」

「当時もそう思う人がいたんだよね。それでも,国王が議会を大切にしてくれたら,まあ良かった。

しかし,またしても国王は,議会を無視したりと,先代と同じようなことをした。

そしてその国王の息子も同様に・・。」

「あ,それで,また革命がおこる!」

「そういうこと。」

「でも,また国王殺して,議会のみになったら,権力者が現れ独裁政治・・・そしてまた別の国王を呼んで・・,

ということをい繰り返すんじゃ・・。」

「良いところに気がついたね!そうなんだよね,同じことの繰り返しをしていたら,いつまでたっても,

真の民主主義は完成しない。

そこでね・・,横暴な国王は追い出そう,そして,議会を大切にする別の国王を

招こう!ということになったの。」

「あ,そうすれば,国王がいるから,前のように独裁者が現れる可能性も減るし,議会そのものは

大切にされるから,一石二鳥だね!」

「国王はいても,議会が中心に政治をすることには変わりないんだ!」

「今の日本みたい。天皇は象徴で日本の代表として存在するけど,議会(国会)が実際には政治を動かして

いくってことだね。」

「簡単に言えばそうね。(厳密に言うと,違う点はあります。)」

1688年,国王を追放した議会は,オランダから新しい国王を迎えます。

そして,新しい国王に,議会を重視し,

国民の自由の権利を守る約束をさせました。この約束のことを,権利の章典と言います。

これ以後,権利の章典はイギリスの政治の基本とされていきます。」

「ほえー。」

「この,革命のことを名誉革命と言います。」

「なんで名誉?」

「清教徒革命と違い,血を流さない,理想的な革命だったからかな?ほら,国王を殺さず,追い出しただけでしょ。」」

「あ,そっか。」

「このように,1649年に清教徒革命,1688年に名誉革命をおこしたイギリスはその後,

議会で多数を占める政党から首相が選ばれて,内閣をつくるようになり,世界初の議会政治が成立しました。」

「ほえ?」

「政治形態って言葉難しいよね。詳しくは中3の公民や高校の現代社会などで習うので,それまで待ってね。

今,簡単に言ってしまうと,国の一番大切な決まり・方針を議会で決めていく形が確定した,と思えば良いよ。」

「はい。」

「では,今日はここまで。次回は,アメリカの革命(アメリカ独立戦争)を行いますね。」

「はい!」

「では,起立・礼!」

「ありがとうございました!」

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新☆歴史模擬授業ご注意

2011年10月08日 16時29分08秒 | 歴史☆模擬授業

新☆歴史模擬授業です。

予定がどんどん遅くなってしまい、申し訳ありません。

妊娠により,今後の仕事のために世界史の自主勉強を優先せざる負えず,

歴史模擬授業の方まで頭がまわらなくて・・。

 

5大市民革命!はやく完成できるようにがんばりますね!

臨月まであと少しなので,可能なかぎりがんばりますね~!

 

 

さて,☆歴史模擬授業は中学で習う世界史分野です。

 

 

前回からは数回に分けて市民革命を行っています。

 

市民革命は世界の歴史の中でもよく出題されやすい分野の1つです。

 

 

今回は「イギリスの清教徒革命・名誉革命」です。

 

 

 

 

 

 

清教徒革命・名誉革命は近代における大きな転換期の事件で、

学ぶべきところがたくさんあります。

 

文字数の関係で授業内容は別記事でのアップになります。

新☆歴史模擬授業 第9回 市民革命2 イギリスー清教徒革命と名誉革命ー 

という記事でご覧ください。

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 <新☆歴史模擬授業について>

「新☆歴史模擬授業」という記事を数か月に数回更新していきたいと思います。

これは実際の授業形式を文字であらわしていこうというものです。

劇の台本みたいな感じになると思います。 定期的に内要がまとまったら、
HP「しゃかしゃか★ぶりっじ」にて改定してアップする予定です。

読むときに、 →先生、 →生徒その1(ひなちゃん)、 →生徒その2(はむちゃん)、→生徒その3(ねこちゃん) だとだと思って読んでください。

(みんな、びっくりするぐらいいい子ですが、そこはご勘弁を・・)

また、設定は、中学生1~2年生の授業(塾)だと思ってください。

内容的には,現在ではあまり教科書で扱われていない部分もありますが,

学校によっては入れ込む内容と思われる部分はこちらでアップする予定です。(十字軍など)

(今までの歴史模擬授業の学年設定より数年後,という設定です。)


今回は文字数が最大数を超えてしまいそうなので、もう一つ記事を作ってアップさせていただきます。

わかりやすく解説していので、「こういう説もある!」という専門的なことを
引き合いに出されてもお答えできないことがあるかもしれません。申し訳ありません。
不快な気持ちになった方には申し訳ありません。

 

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新☆歴史模擬授業 第8回 市民革命1ー市民革命とは何か? 

2011年10月07日 23時35分14秒 | 歴史☆模擬授業

新☆歴史模擬授業の第8回 市民革命1-市民革命とは何か?です。詳細はこの前の記事「ご注意」をご覧ください。

 

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わかりやすく解説していので、「こういう説もある!」という専門的なことを
引き合いに出されてもお答えできないことがあるかもしれません。申し訳ありません。
不快な気持ちになった方には申し訳ありません。

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キンコーンカンコーン

「さて,今日は市民革命を行うわよ。」

「革命,レボリューションだね!」

「英語で言うとそうね。革命とかレボリューションとか,日本では,

今までと変わったよ!という場合に簡単に使うけど,

本来の「革命」という意味はすっごく深い意味があるんだよ!」

「え?そうなの。」

「クーデターという言葉も聞いたことあるよね。」

「うん。」

「クーデターも,それまでとはかわったよ!という意味合いのものじゃない?」

「あ,たしかに。」

「じゃあ,革命もクーデターも,どちらも「今までとはかわった状態になったよ!」という感じけど,

実際に何がかわったの?」

「えーと・・・トップ?」

「トップというのは?」

「政治のトップ?権力者!」

「うん,そうだよね。政治の権力者がかわったんだね。」

「・・でも,そうすると,まだ2つの違いが・・。」

「ここで,ヒント。これは私独自の分け方なので,絶対こうだよ!とは言えないけど,

分かりやすく説明するために,私はこういう風に書き分けます。

「クーデターは,権力者が代わったもの。革命は,権力者が変わった(もしくは換わった)もの。」と。

「ほえ?『かわる』の感じが違う。」

「『代わる』というのは,「世代交代」とかで使う言葉だよね。

つまり,もともとある地位に,次世代で継ぐ可能性がある人が継ぐ,という感じかな?」

「・・となると,「変わる」はそうじゃないんだよね・・。」

「そうそう。これは国語の問題みたいだよね。」

「えーと,「変わる」「換わる」がつかわれる文字・・「変化」とかだよね・・。」

「そうそう。たとえば,それまではAという物質だったものが,化学変化をおこして,Aとは全く違うBという

物質に変わった,とかね。それである程度わかるかな?」

「うーんと。」

「つまり,「代わる」というのは,元々存在するものは変化がなくて,「変わる」は,完全に変化しちゃうってこと!」

「あ,なんとなくわかったかも?」

「ということで「クーデター」は「権力者が代わった」ということなので,「権力者」の地位の変化はないの。

(あくまでわかりやすく説明するためで例外はあります。)

たとえば,王様がその国のトップ(権力者)だったら,

その王様という地位がトップのまま残っていて,誰が王様になるかだけが代わるのよ。」

「あ,よくドラマやマンガで見る,本来,時期王様候補でない王子が戦って,王様になるとか,そういうの?」

「うん,そういうもの。

で,革命」は,「権力者が変わった」ということなので,「権力者」そのものが変わるの。

たとえば,それまでは王様がその国のトップ(権力者)だったら,

革命によって国のトップが王様じゃなくなっちゃうの!」

「あ・・。」

「で,今回習うのは「市民革命」ということだから・・。」

「革命によって,たとえば国のトップが王様から,市民になるってこと?」

「そういうこと。」

「ほえー。つまり,クーデターより革命の方が,政治形態や価値観が一変しちゃうってことなんだ。」

「そうそう。だから,革命なんて,そう簡単にできない。

革命ということをしたら,それまで下の地位にあった人々がトップに立ち,上の地位にあった人たちが地位がなくなってしまうからね。

地位だけでならまだしも,財産も,へたすりゃ命までなくなってしまうから・・。」

「それは・・一大事だ。」

「あと,ちなみに「市民」という意味も,「都市に住んでいる人」という意味以上に深い意味があるの。」

「ほえ?」

「市民というのは,政治に参加する権利がある国民っていう意味があるの。」

「ほえー。」

「王様が権力者のトップに立っているときに,政治する権利は,王様とその周辺の貴族にしかなかったわけだよ。

しかし,その国に住んで,ある一定以上の条件を満たしたもの(年齢・性別・納税額など)は,

だれでも政治に参加する権利,つまり,参政権(狭い意味だと選挙権)を持てるようになった,という地位が「市民」なんです。」

「あ・・,みんなで政治をする・・選挙して代表を選ぶ・・。つまり民主主義政治?」

「よく気がついたね!」

「民主主義の政治というと,古代ギリシャ・ローマを思い出すね!」

「民主主義って,国民みんなが主役になれる政治の考え方だったよね!」

「あ,そっか前回先生が言ってたのはそういうわけなんだ!

ルネサンスで「人間」らしさを大切にし,古代ギリシャ・ローマの復興,などが市民革命につながる,って

そういうわけなんだ!」

「そういうことね!もちろん,ルネサンス以外にも,色々な要因が重なって,

市民革命というものがおこるんだけど,中学のうちは,このように1つの線でつながって考えてもかまわないわ。

中3の公民や高校世界史で,さらに細かく見ていくので。(啓蒙思想家などの分野で。)」

「はい!」

「あと,市民革命によって,王様そのものの地位がなくなってしまうこともあれば,

王様の地位は残っていたりすることもあります。ただ,王様が残っていても,

その場合権力はないけど。あくまで権力は市民にあるので。」

「はい。王様は国の象徴,ということなんだね。」

「「市民革命」とは,簡単に言ってしまえば,

それまでの政治形態が一変したもので,権力者が「市民」になったということです。

これから,5大市民革命と呼ばれるものを順々に習っていくます。

イギリス(2つ)・アメリカ合衆国・フランス,そしてイギリスから始まり全世界に広がった革命の5つを行うよ。」

「はい!」

「あ,あと,今回は,「市民革命」とは何かを詳しく説明したい!と思ったので,

私独自のまとめ方が多いので,それはご承知を!

クーデターや革命の違いなども例外があると言えばあるので。」

「はい,わかりました。」

「ではでは,今日はここまで!起立・礼!」

「ありがとうございました!」 

 キンコーンカンコーン

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新☆歴史模擬授業 ご注意

2011年10月07日 23時33分05秒 | 歴史☆模擬授業

新☆歴史模擬授業です。

予定がどんどん遅くなってしまい、申し訳ありません。

妊娠により,今後の仕事のために世界史の自主勉強を優先せざる負えず,

歴史模擬授業の方まで頭がまわらなくて・・。

 

今回は前回の「ルネサンス」を更新してから比較的早く更新できたかな~と思います。

臨月まであと少しなので,可能なかぎりがんばりますね~!

 

 

さて,☆歴史模擬授業は中学で習う世界史分野です。

 

 

今回からは数回に分けて市民革命を行います。

 

市民革命は世界の歴史の中でもよく出題されやすい分野の1つです。

 

ただし、今回は「市民革命とは何か」という導入部分なので、

この内容がダイレクトに入試や定期試験に出題されるわけではないですが・・・。

実際に出題されるのは次の回からです。

 

 

 

 

 

文字数の関係で授業内容は別記事でのアップになります。

新☆歴史模擬授業 第8回 市民革命1 市民革命とは何か? 

という記事でご覧ください。

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 <新☆歴史模擬授業について>

「新☆歴史模擬授業」という記事を数か月に数回更新していきたいと思います。

これは実際の授業形式を文字であらわしていこうというものです。

劇の台本みたいな感じになると思います。 定期的に内要がまとまったら、
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(みんな、びっくりするぐらいいい子ですが、そこはご勘弁を・・)

また、設定は、中学生1~2年生の授業(塾)だと思ってください。

内容的には,現在ではあまり教科書で扱われていない部分もありますが,

学校によっては入れ込む内容と思われる部分はこちらでアップする予定です。(十字軍など)

(今までの歴史模擬授業の学年設定より数年後,という設定です。)


今回は文字数が最大数を超えてしまいそうなので、もう一つ記事を作ってアップさせていただきます。

わかりやすく解説していので、「こういう説もある!」という専門的なことを
引き合いに出されてもお答えできないことがあるかもしれません。申し訳ありません。
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新☆歴史模擬授業 第7回 絶対王政 

2011年09月30日 16時25分45秒 | 歴史☆模擬授業

新☆歴史模擬授業第7回 「絶対王政」です。詳細は,この前の記事,「ご注意」をご覧ください。

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わかりやすく解説していので、「こういう説もある!」という専門的なことを
引き合いに出されてもお答えできないことがあるかもしれません。申し訳ありません。
不快な気持ちになった方には申し訳ありません。

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キンコーンカンコーン

「さて,今日から16~19世紀のヨーロッパの歴史を行います。

この時期は,ヨーロッパの激動の時代で,政治的・経済的に大きな変化をもたらし,

全世界を巻き込み,現在の歴史まで続くという重要な時代です。」

「そんなに大切な時代なんだ。」

「うん。・・ということで,これからテーマ別に何回かに分けてお話します。

テーマ別・国別に話すから,多少,時代が前後することがあるんだけど,

まずはテーマ別・国別に理解してもらって,

そのあとに,時代別に頭で並び変えてくれればかまわないわ。」

「はーい。」

「理解は一度にするものでなく,段階を組んで理解していくと良いもんね!」

「そうそう!」

「さて,16~19世紀ですが,

絶対王政・5大市民革命・帝国主義,という3つのテーマに分けていきます。

今日は絶対王政ね。」

「はい!」

「さて,では,ちょっと復習をば。前回までに,十字軍・大航海時代・宗教改革・ルネサンスについて

お話したよね。」

「うん。」

「十字軍までは,キリスト教&教皇中心で自給自足の生活をしていた西ヨーロッパ世界。

それが十字軍で教皇の力が衰えてきて,かわりに国王たちが力をつけてきた。

また十字軍により,遠くの世界があることを知り,貿易もさかんになっていった。」

「そうだったね。」

「そして,その貿易をさらに拡大し,それまで彼らの知らなかった世界とも貿易をするように

なったのが大航海時代。」

「アジアやアメリカ大陸とヨーロッパの人々が交流するようになったんだよね。」

「そうそう。」

「また,ほぼ同時期にキリスト教の構造にも変化があったね。」

「宗教改革ね。」

「それまでは教皇を頂点とする教会中心のキリスト教の宗派(カトリック)が主流だったけれど,

宗教改革により,聖書中心など,教皇中心の教会以外のものに重きを置くキリスト教の宗派(プロテスタント)が

うまれたんだったね。」

「はい!」

「このように,西ヨーロッパをまとめていた教皇が今までのように西ヨーロッパのリーダーにたてなくなったし,

盛んになっていた貿易運営には莫大なお金もいるし。

そこで,教皇にかわる,権力者が登場するの。それが,国王。」

「国王!」

「教皇がヨーロッパのトップだったときでも,

フランス・イギリスなどの国というまとまりはそれぞれあったんだけど,

割と曖昧(あいまい)だったったの。

うちらはこの地域に住んでるけど,従うべきは地域の長(諸侯・領主)で,一番のトップは教皇さま,という感じ。

しかし,だんだんと,国ごとにまとまりかけてきて,国王を頂点とする政治する国が多くなったの。

(ドイツ・イタリアなどは都市ごとにまとまり政治をする,など例外はありました。)」

 

 「それって,イメージしやすい。国ごとにそれぞれ国王がいて,その人が政治するって形態。

私たちが思い浮かべる,昔のヨーロッパの国って感じ。」

「よく気がついたね!そうなんだよね。

今のように国ごとに政治するのが当たり前になってきたのがこの時代。」

「ほえー。」

「国王が中心となって政治をし始める。そうしたら次第に国王の力が強くなって

それまでは力のあった封建領主(地方のトップたち)を,国王の臣下の貴族として従えるようになってきた。

そして,有力者で話し合って政治方針をきめる形態つまり議会より国王が強くなり,

国王が政治の方針をほぼすべて決めてしまえるような形態がうまれたの。

このような国王中心の強力な政治の仕組みを絶対王政と言います。」

「王様の政治が絶対的な力だから,絶対王政と言うのね!」

「そうそう!漢字で意味を考えるのは良いことだよ。

下に簡単な図を載せて見たので参考にしてね。」

 

「このような絶対王政の形態を持った代表的な国にイギリスフランスがあります。」

「ほえー。」

 

「まずは,イギリス

イギリスは16世紀に宗教改革を行いました。

・・といっても,前々回習った,ルターやカルバン(カルヴァン)の宗教改革とは少し毛色は違います。(カルヴァン主義寄りの宗教改革ではありますが・・)」

「宗教改革って,ルターやカルバンだけではないんだね。」

「イギリスはイギリス独自のプロテスタントの教会制度を整えるの。」

「ほえ?」

「教会ってさ,教皇が中心だったでしょ。でも,イギリスの教会は違うの。トップはイギリス国王。」

「えええ!」

「つまり,イギリスって政治的にも宗教的にも国民のトップは国王に,という形になるってこと!」

「簡単に言うとそうね。」

「精神的にも実質的にも国王が中心になるんだ。」

「つまり,そうすれば,

国王中心の強力な政治の仕組みである絶対王政がイギリスで行われるのは分かる気がするな。」

「そういうことね。

イギリスは宗教改革を経て,絶対王政の政治がおこなわれるようになります。

イギリスの絶対王政が絶頂期であるときの王は,エリザベス1世。女王です。

エリザベス1世はよく入試で出るので,要チェックね!(下のイラストは私が描いたエリザベス1世の

イメージ画です。)」

「はい!」

「女の王様なんだ!」

「国王は,議会を無視して,大商人と結んで,海外への進出をはかるようになります。

当時は,大航海時代で富を得たスペインが,アジアやアメリカへの海外貿易の中心で,

スペインの海軍(艦隊)はとても強かった。無敵艦隊と呼ばれるほど。

イギリスは,ほとんど海外進出できていない状態だったのです。」

「そうだったんだ。」

「それがエリザベス一世のとき,その無敵だと思われていたスペイン艦隊をイギリスが打ち破ったの!」

「ほえー!それはすごい!」

「それにより,イギリスは海上貿易通路を確保し,富を得ていくことになるのね。」

「ほえー。」

 

「では,次はフランス

フランスはイギリスより遅れ,17~18世紀に絶対王政の時代を迎えます。

フランスは国内の宗教対立を抑え,国王が役人の組織を固め,軍隊を強化させて絶対王政を成立。

フランスの絶対王政の絶頂期の王様はルイ14世

 

ルイ14世がつくり,絶対王政の象徴の建物に,パリ郊外にあるヴェルサイユ宮殿があります。」

「ヴェルサイユ宮殿・・聞いたことがあるよ!」

「私はヴェルサイユ宮殿に実際に行ったことがあるんだけど,到底1日ではまわれないほどの大きさで。

しかも,1つ1つの部屋が豪華絢爛(ごうかけんらん)で,これは,国王に絶対的な力がなかったら,

こんな立派なものは作れんだろうな~と実感したよ。写真はそのときの写真ね。」

「一度行ってみたい!」

「ヴェルサイユは行って損はないわ!いつか行けるといいね。」

「はい!」

 

 

「絶対王政の絶頂期を迎えたイギリス・フランス。

絶頂期があるということは,それをすぎると,あとはそれに陰りが出てくる。

イギリスやフランスは,絶対王政の絶頂期のあと,一大転機を迎えます。

また,その下地にはルネサンスの下地にあった「人間らしさ」や「古代ローマ・ギリシャの民主主義」が

関係もしていきます。

ではでは,次回は市民革命を行いますね。」

「はい!」

「ではでは今日はここまで,起立!礼!」

 「ありがとうございました!」

 キンコーンカンコーン

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わかりやすく解説していので、「こういう説もある!」という専門的なことを
引き合いに出されてもお答えできないことがあるかもしれません。申し訳ありません。
不快な気持ちになった方には申し訳ありません。

 

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新☆歴史模擬授業の更新 ご注意

2011年09月30日 16時23分16秒 | 歴史☆模擬授業

新☆歴史模擬授業です。

予定がどんどん遅くなってしまい、申し訳ありません。

妊娠により,今後の仕事のために世界史の自主勉強を優先せざる負えず,

歴史模擬授業の方まで頭がまわらなくて・・。

 

今回は前回の「ルネサンス」を更新してから比較的早く更新できたかな~と思います。

臨月まであと少しなので,可能なかぎりがんばりますね~! 

 

 

さて,☆歴史模擬授業は中学で習う世界史分野です。

まずは,あまり入試では出題されないけど,後の内容に関連する大切な分野,について

今回は説明させて頂ます。

今回は絶対王政です。

絶対王政は入試でも時々出題される分野で,高校入試では点数が取りやすいところです♪

 

 

 

 

文字数の関係で授業内容は別記事でのアップになります。

新☆歴史模擬授業 第7回 絶対王政 

という記事でご覧ください。

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 <新☆歴史模擬授業について>

「新☆歴史模擬授業」という記事を数か月に数回更新していきたいと思います。

これは実際の授業形式を文字であらわしていこうというものです。

劇の台本みたいな感じになると思います。 定期的に内要がまとまったら、
HP「しゃかしゃか★ぶりっじ」にて改定してアップする予定です。

読むときに、 →先生、 →生徒その1(ひなちゃん)、 →生徒その2(はむちゃん)、→生徒その3(ねこちゃん) だとだと思って読んでください。

(みんな、びっくりするぐらいいい子ですが、そこはご勘弁を・・)

また、設定は、中学生1~2年生の授業(塾)だと思ってください。

内容的には,現在ではあまり教科書で扱われていない部分もありますが,

学校によっては入れ込む内容と思われる部分はこちらでアップする予定です。(十字軍など)

(今までの歴史模擬授業の学年設定より数年後,という設定です。)


今回は文字数が最大数を超えてしまいそうなので、もう一つ記事を作ってアップさせていただきます。

わかりやすく解説していので、「こういう説もある!」という専門的なことを
引き合いに出されてもお答えできないことがあるかもしれません。申し訳ありません。
不快な気持ちになった方には申し訳ありません。

 

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新☆歴史模擬授業 第6回  ルネサンス

2011年09月27日 15時02分44秒 | 歴史☆模擬授業

新☆歴史模擬授業 第六回ルネサンスです。詳細は,前の記事「ご注意」をご覧いただくようお願いいたします。

※わかりやすく解説していので、「こういう説もある!」という専門的なことを
引き合いに出されてもお答えできないことがあるかもしれません。申し訳ありません。
不快な気持ちになった方には申し訳ありません。

 

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キンコーンカンコーン

「さて,今日は文化の歴史。ルネサンス(ルネッサンス)を行います。」

「ひさしぶりの文化史だ!」

「そうだね。でも,このルネサンスは,文化史の中でもとくに重要。

なぜなら,このルネサンスがなければ,のちの17~19世紀の市民革命という今の私たちの政治体制の

基礎となる社会はなかったとも言えるから。」

「ほえー,そんなに歴史に影響を与えた文化なんだ。」

「そういうこと。

このルネサンスなんですが,

前々回・前回習った,宗教改革・大航海時代とほぼ同時期に

おこった文化なのね。」

宗教改革って,それまでは教会中心のキリスト教(カトリックしかなかったのが,

聖書中心のキリスト教など(プロテスタント)が出てきたことだよね。」

「よく覚えてるね!」

「うふっ。」

「大航海時代も,それまでヨーロッパとアジアの一部しか知らなかったヨーロッパ人が

アメリカ大陸など,今まで知らなかった世界と出会った時代だったね。」

「航海技術も発達したから,船で遠くまで行けるようになったんだよね。」

「そういうこと!みなさん,しっかりと理解しているね。

宗教改革も大航海時代でも,それまでの価値観が一変した時代だと言っても良いよね。」

「それまではあたりまえだと思っていた価値観・生き方以外のものが存在することに

ヨーロッパ人は気がついたんだ。」

「そういうこと。じゃあ,文化でも,それまでの価値観が一変する。それがルネサンスというもの。」

「そうつながるんだ!」

 

 

「では,ここから本日の内容。

まずルネサンスとは,「再生」という意味のフランス語。

14~16世紀にかけてイタリアを中心にしておこった古典文化を手本として華やいだ,

人間尊重の文化運動のことです。」

「ほえほえ??」

「こういう風に言うと難しいよね。

つまり,簡単に言えば,

古代ギリシャ・ローマの文化を復刻バージョンが流行った文化!だと思えばいいよ。」

「あ,古典文化というのは,古代ギリシャ・ローマの古典(古い)文化と言う意味ね。」

「じゃあ,古代ギリシャ・ローマの文化ってどういうものだったかというと,わかるかな?」

「古代ギリシャ・ローマの歴史は以前習ったけど,文化は習ってない覚えが・・。」

「うん。文化というカテゴリーでは習ってないよね。でも,政治的な歴史は覚えてないかな?」

「えーと,たしか,民主主義の政治をしていた気が・・。

みんなで議会で集まって,話しあって決めて~,と。」

「そうそう!つまり,今の政治みたいな感じだったんだよね!思い出した!」

「古代ギリシャ・ローマというのは,民主政治を行い,理想論よりも現実的な世界を好んだの。

土木技術や科学なども発達してたね。

それに,民主政治の基本ってみんなが主役でしょ!みんなの意見を聞いて,1つの政治が動くんだから。」

「うん。」

「つまり,だれでも主役になれるってことは,みんなが人間らしく生きられるってことじゃない?」

「え?人間らしく?それってあたりまえでは?」

「今はそうだね。個性を大切にする時代だもんね。

でも,古代ローマ帝国がゲルマン民族の大移動により滅亡し,中世ヨーロッパの世界になってからは,

そうじゃない。」

「あ,そういえば中世ヨーロッパの中心って,キリスト教だったね!」

「そうだね。そうすると,神にささげることが良い生き方だ,ということになる。

だから,嫉妬や欲にまみれた泥臭い人間らしさよりも,

清廉・潔白にいきようとする聖人のような生き方を大切にするのよね。(みんながみんなそうではないし,

血みどろの事件もよくおこっていましたが・・)」

「ほえー。人間らしく,というと,自分の心に正直に,正直になれば欲とかどうしてもあるもんね。」

「そうそう。」

「また,中世ヨーロッパは,自分たちの住んでいる地域で一生を終える人が多く,

ほぼ農業をし,自給自足の生活。そして彼らの頂点にたっていたのがキリスト教,そして教皇でした。」

「うん。狭い世界しか知らなかったんだねよね。」

「しかし,11~13世紀の十字軍でヨーロッパの人々はキリスト教以外の広い世界を知る。

古代ギリシャ・ローマ文化を受けついだビザンツ帝国(東ローマ帝国)の文化に触れる。

また11~13世紀にかけ古代ギリシャの文献を大切したイスラーム文化にも触れ,それを勉強した。

 

同時期の宗教改革も大航海時代もルネサンスの考え方が根本にある。

人はそれぞれ,色んな世界を知ろう!とね。

こうして,古代ギリシャ・ローマ文化が14~16世紀に復活した。それがルネサンスね。」

「ほえー。」

「つまり,ルネサンスは,それまでの神の前の清廉潔白な人間ではなく,人間らしさを大切にしたのね。

ルネッサンスの作品を見ると,その描かれた人物がどういう性格をしているのかが読み取れるの。

それこそ,人間らしいでしょ。」

「うん。」

「ルネサンスで代表的なのが,画家だとレオナルド・ダ・ビンチ,彫刻家(画家としても有名)の

ミケランジェロ,などね。」

「レオナルド・ダ・ビンチは知っている!『モナリザ』の人だ!」

「そうだね。中学では,ルネサンスという言葉だけで,あまり作品名は聞かれないので省きますが,

もし興味があれば,先生のところに質問に来てね!」

「はーい!」

「では,今日はここまで。

中学のテストでは「ルネサンス」という言葉か「ルネサンスの意味は?」ぐらいしか出題

されないけど

「ルネサンス」が我々の歴史に影響を与えたのは確かだし,ルネサンスを理解すれば

ヨーロッパ史の大半が理解できるものなので,説明しました。」

「テストで出ないから省かれると,他の歴史までわからなくなることってあるもんね。」

「社会は理解して初めて点数とれるものだもんね。」

「そういうこと!そう言ってもらえるとすっごくうれしい!ではでは終わります。起立!礼!」

「ありがとうございました。」

キンコーンカンコーン 

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新☆歴史模擬授業の更新 ご注意

2011年09月27日 15時00分17秒 | 歴史☆模擬授業

新☆歴史模擬授業です。

予定がどんどん遅くなってしまい、申し訳ありません。

妊娠により,今後の仕事のために世界史の自主勉強を優先せざる負えず,

歴史模擬授業の方まで頭がまわらなくて・・。

 

歴史模擬授業はすっごく書いていて楽しいのですが,色々調べたりして書くので,

時間に余裕がないといけないし,ちょっと精神的に強くないと書けなくて・・。

さて,☆歴史模擬授業は中学で習う世界史分野です。

まずは,あまり入試では出題されないけど,後の内容に関連する大切な分野,について

今回は説明させて頂ます。

今回は,ルネサンス(ルネッサンス)です。

今回はそのことについての授業をさせて頂きたいと思います。

 

本当は,絵画などもアップして説明したいのですが,肖像権とかの関係はどうかな?と心配になったので,

今回は文字のみを。

出産後(無事出産できたら良いな)に,ルネサンス期の模写などをして,

またこちらで再編集した記事を書けたらとは思っています。

 

文字数の関係で授業内容は別記事でのアップになります。

新☆歴史模擬授業 第6回 ルネサンス 

という記事でご覧ください。

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 <新☆歴史模擬授業について>

「新☆歴史模擬授業」という記事を数か月に数回更新していきたいと思います。

これは実際の授業形式を文字であらわしていこうというものです。

劇の台本みたいな感じになると思います。 定期的に内要がまとまったら、
HP「しゃかしゃか★ぶりっじ」にて改定してアップする予定です。

読むときに、 →先生、 →生徒その1(ひなちゃん)、 →生徒その2(はむちゃん)、→生徒その3(ねこちゃん) だとだと思って読んでください。

(みんな、びっくりするぐらいいい子ですが、そこはご勘弁を・・)

また、設定は、中学生1~2年生の授業(塾)だと思ってください。

内容的には,現在ではあまり教科書で扱われていない部分もありますが,

学校によっては入れ込む内容と思われる部分はこちらでアップする予定です。(十字軍など)

(今までの歴史模擬授業の学年設定より数年後,という設定です。)


今回は文字数が最大数を超えてしまいそうなので、もう一つ記事を作ってアップさせていただきます。

わかりやすく解説していので、「こういう説もある!」という専門的なことを
引き合いに出されてもお答えできないことがあるかもしれません。申し訳ありません。
不快な気持ちになった方には申し訳ありません。

 

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