社会科塾講師☆ブログ~しゃかりき!~

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「塾講師になって覆った価値観」シリーズ 第4回「塾に通う目的は?その2」

2014年03月03日 21時31分39秒 | 塾について

「塾講師や家庭教師になったあとで自分の価値観が絶対じゃないんだ!と痛感したこと」シリーズ第四弾です

 

自分の価値観や生き方以外を認めない講師(教師)もいます。

時にはそのような塾講師(教師)が生徒からはかっこよく見えることもあるのですが,

それはその生徒の価値観とその塾講師(教師)の価値観が似ているときだけで,

それでないと,その塾講師に生徒は押しつぶされることもあります。

 

私も大学生のときの塾講師バイトとときや,塾講師(正社員)1年目は,

自分の価値観を押し付けてしまって,それにより生徒さんと溝ができてしまったことがありました。

 

生徒さんには,いろんな家庭事情・価値観があります。

それを理解したうえで,授業・生徒対応をするのが大切だと思います。

 

 

第4回は,前回の続きで「なぜ塾に入ったのか?その2」です。

 ーーーーーーーーーー

「塾講師になって覆った価値観」シリーズ

第4回 「なぜ塾に入ったのか?その2」

 

塾には,様々な生徒さんが入塾します。

 

学習塾(学校の定期テスト勉強を中心にする塾)は,学校の定期テストで少しでも良いテスト結果を残すため(成績向上),

進学塾(受験勉強を中心にする塾)は,志望校に受かるため,

という目的で入塾される生徒さんが多いです。

ただし,その入塾目的は,小学生だと保護者の方の気持ち,中学生だと保護者と生徒さん自身の気持ち,

高校生だと生徒さん自身の気持ちが大きい,という違いはありますが・・。

 

 

おそらく,塾の先生になった方は,上記のような目的(成績向上・志望校合格)だと思います

 

前回は,成績向上・志望校合格の目的以外で入塾した生徒さんのお話をしましたが,

今回は,成績向上・志望校合格の目的で入塾した生徒さんのお話をしたいと思います。

 

 

成績向上・志望校合格を目標として入塾したからといって,

みんなが自分と同じような勉強や受験に対する価値観を持っていると塾講師は勘違いしてしまうことがあります

 

私も,塾講師の新人時代で,それを痛感しました。

 

私自身は,勉強することそのものが大好きで,勉強して勉強しまくって,教科書に書かれていることはすべて理解したいし,

解ける問題も増やしたい。そして,その結果,学校の定期テストで点数をとって,順位が上がりたい。

順位があがると,小学校時代に私をいじめた同級生たちから,少しでも離れられ,彼らが受験できる学力レベルでない

高校に受かれば,堂々と彼らと離れられる。だから,どんなに苦しくても勉強しまくりたい。

という価値観でした。

 

 

なので,先生から宿題が出されなくても,自分で勝手に問題集は解くし,自分のペースで問題集は解きたいし,

自分で本屋に行って,自分の目的にあった問題集を選びたいので,

先生が宿題は出さない方が助かる。

先生は,「わかりやすい授業」さえしてくれればよかった。

授業内に問題演習中心でなく,「なぜ,このようになるのか?」「このAの事項はBの事項とこのようにつながる」など

教科書には載っていないけど,それを知ると,理解が深まり,それにより自分だけで問題が解けるようになる,

そういう「理解」中心の授業が好きでした。

 

 

 

だから,塾講師1年目は,「理解」を中心とし,授業内で問題演習,宿題は最低限にしていました。

 

しかし,生徒さんの反応はイマイチ・・・。

さらに,成績が落ちてくる子もいて・・・。

 

上司は

「問題演習しないとは何事か!

社会や英語なんか暗記科目なんだから,授業内で問題演習ばかりさせて,宿題もたくさん出して暗記させろ!」

と説教され・・。

 

でも,それは私の意志には反しました。

 

ただ,新人時代は,上司の意見は聞かなきゃ自分自身の能力は向上できない,と

上司の能力があるかないかも考えず,とりあえず上司という肩書きの人間には従わなきゃいけないかな?とも思っていました。

(ただ,それはこのシリーズ第二回,でその考えは間違いだと気がついたのですが・・)

 

なので,「問題ばかり解かせる授業」をしたこともありましたが,なんとなくむなしい・・。

でも,生徒さん自身は,

「社会は丸暗記するもので,問題演習して覚えるもので,

先生はその丸暗記をするためにゴロ合わせを教えたり,入試で出やすいのはどこか?を伝えるもの」と思っている子が,

私の新人時代は,上司のお気に入りの生徒さんたちでした。

 

実際には,そうでない生徒さん(「きちんとした理解を目的とした授業もしてほしい」と思う子)もいたそうなのですが,

上司の先生のご加護がない生徒だったので,何も言えず・・。

 

私自身が,それでも堂々として「理解する授業」をしていたら,その子たちも,私を信頼して話してくれたのでしょうが,

新人時代の私は,コロコロ意見が変わり自分の価値観以外認めない上司の意見に,右往左往して,

毎回の授業のやり方に一貫性がなかったので,生徒さん自身も私を信じていいのか分からなかったのだと思います。

 

新しく入塾した小5・中1の生徒さんは,私が彼らにとって,「初めての社会」の先生であったので,

新人時代に「理解を中心とした授業」を私がしても,「先生の授業は面白い」と言ってくれる生徒さんが多く,

そのまま,2年目に突入しても,私を一番信頼してくれる生徒さんや保護者の方もいらっしゃって,すごく嬉しかったです。

 

塾講師1年目というのは,

前に自分の担当科目の指導していた先生や,自分が入社する以前から教えている他教科の先生,の

勉強に対する姿勢が気にいって,その塾に通っている子も多いです

その価値観が合っているか,そうでないか,は別として,

その子たちが,そういう価値観を持っていることを認識しないと,

生徒さんは新人の先生に不満を抱くのは確かです

 

今,思うと,

「社会はト問題演習をして丸暗記をするもの」と思う生徒さんに対し,

「違う!」と彼らの考えを完全否定してしまうのではなく,

「なぜ,そのように思うの?」と彼らの考えを理解する姿勢を示しながら,

上手に「社会は理解するもの」と導けば良かった。お互い理解して,初めて新しい道がひらけるもの。

 

また,受験まで1年しかなかった受験生に対しては,問題演習での暗記も必要な部分は合ったと思います。

「理解」することに重きを置きすぎて,用語を覚えなければ,点数はとれないから・・。

 

これは,私の新人時代の「社会科」の失敗談です。

 

 

 

次は,勉強姿勢について。

成績向上・志望校合格はしたいけど,それを成し遂げるための「努力」をできるかどうか?

は,生徒さんそれぞれで違います

 

私は,努力は惜しまない,むしろ,「努力」していないと不安になります。

 

でも,そうじゃない生徒さんもいます。

 

ある程度の努力以外はしたくない,もし,今以上の努力をしなければ受からない学校なら,違う学校に志望校変更する,

という生徒さんもいます。

 

そのような,「逃げ」の生徒さんに対し,完全否定してはいけないと思います。

よく,先生はそれをやりがちで,「やる気がたりない!」と怒って,生徒さんとの心の距離がだんだんと離れていってしまい・・。

 

 

生徒さん自身が,「自分の限界」をちゃんと理解しているなら,私は良いかと思います。

逆に,「ただ単に怖いから」という逃げ,なら,それは叱咤激励して,最初に志望していた学校に受かるよう努力しようと励まします。

 

 

 

 

受験勉強の一番の意義とは「自分の限界を知ること」

 

だと,私は思います。

 

このような言葉を使うと,「自分なんて・・」と自分を卑下することだと思う方もいらっしゃいますが,違います。

 

私が言う「限界」とは

「自分はどこまでいけるか?」というのを,自分ができる最大限までがんばってみた結果,知った「限界」のことです。

 

「自分なんてできない」と思っていても,努力を続けることで,いつのまにかその壁を乗り越えられている,こともあります。

自分の限界はそこではなかったのです。

逆に,「どんなにがんばったって,私は,あの域までは一生いけない」という「限界」を知ることもあります。

「努力を自分がどれだけできるか」というのも,人によって違います。

 

私の場合,高校も大学も当時,限界ギリギリで受かった学校です。

どちらも受験半年前までは,「受からないだろうな」と思っていた学校だったのですが,

死に物狂いで努力したら,いつのまにか,その域まで行けました。でも,それ以上は無理でした。

だから,「もっと努力したら・・」なんていう高望みはしず,

「受験勉強で自分の限界を知れて良かった!これで,どこまで努力していいか分かって,

身体や心を必要以上に無理させなくてよいな」と思えるようになりました。

 

自分の「努力」「限界」が,必ずしも生徒さんと一致するとは限らない,という認識で勉強・受験指導するのは

大切かな?と思います。

 

 

ではでは,こちらのブログが少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

 

注意:こちらはあくまで一例です。

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たくさんのアクセスありがとうございました!

2014年03月02日 20時02分51秒 | 塾について
昨日もたくさんのアクセスをありがとうございました。

昨日アップした「塾講師になって覆った価値観」シリーズは、あと2つ作成が終了していて、順次アップしていく予定です。

大学生までは、自分や周りの同級生の価値観が、みんな当たり前の価値観だと思ってました。
でも、世の中には、いろんな生き方や価値観の人がいる、と社会人になって痛感しました。

私は、とくに直接、色んな人々の人生に関わるお仕事をしていたので特にそうなんですが、どんなお仕事に就いても、世の中は自分の価値観が絶対ではない、と痛感する経験があると思います。

大学生のころは、お互いの考え方を押しつけあって、よくケンカしていた友達も、今では、お互いに「あなたはそういうのが好きだもんね。」と相手を認められるようになりました。


仕事をするには、自分らしく仕事をしないと失敗するし生きるのが楽しくなくなっちゃうけど、自分の考えを他人に押しつけちゃうと、仕事が成り立たなくなる。
自分の価値観、他人の価値の双方を理解すること、それって、大人として大切かな?と思います。

「塾講師になって覆った価値観」シリーズ 第3回「塾に通う目的は?その1」

2014年03月01日 21時31分03秒 | 塾について

「塾講師や家庭教師になったあとで自分の価値観が絶対じゃないんだ!と痛感したこと」シリーズ第三弾です

 

自分の価値観や生き方以外を認めない講師(教師)もいます。

時にはそのような塾講師(教師)が生徒からはかっこよく見えることもあるのですが,

それはその生徒の価値観とその塾講師(教師)の価値観が似ているときだけで,

それでないと,その塾講師に生徒は押しつぶされることもあります。

 

私も大学生のときの塾講師バイトとときや,塾講師(正社員)1年目は,

自分の価値観を押し付けてしまって,それにより生徒さんと溝ができてしまったことがありました。

 

生徒さんには,いろんな家庭事情・価値観があります。

それを理解したうえで,授業・生徒対応をするのが大切だと思います。

 

 

第3回は,「なぜ塾に入ったのか?」です。

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「塾講師になって覆った価値観」シリーズ

第3回 「なぜ塾に入ったのか?」

 

塾には,様々な生徒さんが入塾します。

 

学習塾(学校の定期テスト勉強を中心にする塾)は,学校の定期テストで少しでも良いテスト結果を残すため(成績向上),

進学塾(受験勉強を中心にする塾)は,志望校に受かるため,

という目的で入塾される生徒さんが多いです。

ただし,その入塾目的は,小学生だと保護者の方の気持ち,中学生だと保護者と生徒さん自身の気持ち,

高校生だと生徒さん自身の気持ちが大きい,という違いはありますが・・。

 

 

おそらく,塾の先生になった方は,上記のような目的(成績向上・志望校合格)だと思います。

なので,自分の考えと生徒さんの考えが一緒だと勘違いしてしまうことがあります

 

・親に無理やり入塾させられた生徒さん

・スポーツ推薦はほぼ確定だが試験で失敗しないために勉強しに来た生徒さん

 

・ご近所や同級生がみんな塾に行っているから自分も来た生徒さん

 

・兄や姉が塾に行って楽しそうだから自分も行ってみたくなった生徒さん

 

もいらっしゃいます。

 

 

中学受験での入塾目的だと,

・プロのスポーツ選手や舞台関係のお仕事に就くことを目標として,

 身体が子供から大人になる中学~高校のときに高校受験で練習をストップすると

 将来的にプロになるのが難しくなる恐れがあるので,

 その時期にたっぷり練習のできるエスカレーター式の私立中学に入りたい生徒さん

 

・最近まで海外住んでいた帰国女子なので,中学は帰国女子の多い私立中学に入りたい生徒さん

 

・小学校で近所の子にいじめや迫害を受けたので,中学からは誰も自分を知っている人がいない中学にいきたい生徒さん

・保護者の方が芸能人などの有名人なので,同じ環境での生徒さんが多い中学に行きたい生徒さん

 (同じ環境でないと,その子の悩みもわからない友人も多いので)

 

という生徒さんもいらっしゃいます。

 

そのような生徒さんに,自分の価値観を押し付けて,

「もっと勉強して,さらに上を目指さなければいけない!」と言って,無理やり勉強させようとすると

逆効果になってしまいます。

 

「うるさい先生」「勉強は楽しくない」と生徒さんは思っちゃうことも・・。

 

もちろん,「勉強しなくていいよ」とは言ってはいけませんが,

その子の入塾目的を知らないと,その子に合った指導はできません。

 

集団授業なら,「勉強しろー!しろー!」と怒るだけの授業や,成績の振るわない生徒さんを吊るしあげるような授業をしたら

生徒さんは勉強そのものが嫌になってしまいます。

 

なので,「勉強は楽しいもの!」「問題が解けたらほめる」という授業にした方が良いかな?と。

個別で面談するときに生徒さん自身の目的に合わせて,お話する,という感じで。

 

 

 

今回は以上です。次回は,今回の続きで,「成績向上・志望校目的の場合の生徒さん」のお話をしますね。

 

 

 

注意:こちらはあくまで一例です。

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塾講師・家庭教師の一番の使命って「第一志望校に受からせること」?

2013年01月13日 23時03分48秒 | 塾について

 

今回は,塾の先生(家庭教師)の役割って何だろう?という永遠の問いについて

 自分なりに考えたことを書きたいな,と。

 

よく言われる,塾や家庭教師の先生の一番の役割(使命)というと,

「生徒の成績向上」

「第一志望校に受からせること」だと思います。

 

私もそれは間違っていない,とは思っています。

正社員の塾講師時代には,耳にたこができるほど,この言葉を聞きました。

 

でも,そのときに,ちょっと疑問に感じたことがあるんです。

「もし第一志望校に受からせることが第一ならば,

絶対に受かる可能性が高い学校を生徒に受けさせるようにしなければならないの?」とか

逆に,「生徒の自主性・意見を尊重させるのも大切だと思う。

でも,その子の第一志望校がとうてい受からないレベルだったら?」とも。

 

また,「成績向上」「第一志望校合格」が一番の使命ならば,

身も心もボロボロになるまで生徒を勉強漬けにさせてもいいのか?という疑問も。

 

・・・ということから,

「成績向上」&「第一志望校合格」を生徒にさせるお手伝いをするのは

使命の一面であり,それが絶対的な使命ではないのではないのでは?

という疑問が出てきました。

 

 

 

フリーになって,自分なりに責任持って,指導を始めていき,ある程度経験を積んでいったあたりから,

私なりに考えた絶対的な塾講師・家庭教師の使命って何だろう,という答えが見えてきました。

 

それは,受験が終わったあとに,自主的に先生に会いたい!と言ってあいさつにくる生徒たちは,

第一志望校に受かった子だけでないことに気がついたからです。

 

 

私が思う塾講師(家庭教師)の使命というのは,

 

生徒が

「受験してよかった!」「勉強してよかった!」と心から感じ,

大人になっても塾に通った(家庭教師に教えてもらった)思い出が,

「つらく暗い二度と経験したくない」ものではなく,

「大変だったけど充実したものだった」というものになってくれること,

だと。

 

そして塾に行った(家庭教師に教えてもらった)ことが良い思い出になるには,

その子その子の性格や求めているものによって塾講師は対応をかえるべき

 

たとえば,向上心が強い子だったら「成績向上」「第一志望校合格」という

具体的な経験をさせてあげるお手伝いを教師がすべきだし,

逆に親にけなされて自分なんて・・と思っている子は,勉強うんぬんの前に,

教師がその子がどんな子でも,みすてないよ,という姿勢をその子に感じさせることだと。

 

だから,「成績向上」「第一志望校合格」は,生徒によって,一番大切なものになるかもしれないけど,

そうでない子だっているのだと。

 

私の意見が合っているかどうかはともかく,私はこの答えにたどりついてからすっごく,やりやすくなりました。

 

とにかく勉強させる,のでなく,

その生徒の性格や考えを理解し,その子がもしかして気がついていない欲求,

もっとも望んでいることを,そしてその子が将来どのように生きていく必要があるのか,を

汲み取って,それに基づいて指導を行おう,としたら,すっごく指導がしやすくなったのです。

 

大人数の集団授業だと,全員に合った,という指導は無理かもしれないですが,

それでも,少しでも,担当生徒を理解していきたい,と思います。

 

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塾講師にとって時間に余裕がある時期は?

2013年01月12日 23時37分12秒 | 塾について

先ほど,塾についてお話しましたが,今回は塾講師の1年間スケジュール。

先生にとって時間に余裕のある時期は?友人&恋人関係は?というお話。

塾講師にとって、

時間的に余裕があるのは7月中旬と9月初旬

時間的には余裕はあるけれど精神的は心配でたまらないのが3月と12月

です。

7月中旬は、中学生の定期テストも終わり、夏期講習の生徒さんの募集努力は大変だけれど、

その山場は6月末~7月初旬なので、7月中旬あたりは、ほっと一息つけます。

夏期講習の準備だけかな?あえてイレギュラーな仕事は。

 

9月初旬は、2~4日あたりに中学生の実力テストも終わり、

10月の中間テストにはまだ日があるので、気が楽なのですね。

4月から入ってきた生徒さんも塾に慣れてきて、

先生・生徒さんがお互いコミュニケーションが取れやすくなるし、動くタイミングも合ってきます。

 

 

3月と12月は、定期テストは,ほとんどの学校が前の月に終わっていますが、

12月は受験が近くなってきたので、特別授業をしたりしますが、

冬期講習の準備以外の事務的な仕事は多くはないのですこし時間的余裕はあります。

3月は愛知県は公立高校入試が3月中旬に終わりますが、合否が出るまで心配で、

3・4月からの新入生さんたちの入塾の際、先生も初めての子には必要以上に気を使います。

全員が新しい生徒のグループ授業だと、ちゃんと生徒に受け入れられるかずっと心配ですし。

そのため、塾講師は友達と遊べるのは、7月と9月が多いです。

(人によっては,休みの日はどの月でも友達と会う,という方もいらっしゃいますが,

私は体力的に無理でした・・。)

それ以外の月は日曜にまで特別授業をしたりで、なかなか会えませんでした。

(土曜日は通常のお仕事があります。)

12月や3月は飲み会やランチ程度の数時間だったら、つきあえましたが・・。

塾講師をしていると、

一般企業の人が休みのときに仕事していることが多いので、

なかなか会えませんので、学生時代に築いた友好関係が断絶することがしばしばありました。

(勤務時間も午後2時~10時なのでアフター5の企業の方ともなかなか会えません)

同僚の中には、先生仲間以外の友達とは10年以上会っていない人もいるそうです。

冠婚葬祭でも有給を使うことを許さない塾があるので、

せっかく呼んでもらえた結婚式にも出席できず、

後で友達にお祝いしに行く余裕もなく、断絶してしまうとか・・。

 

私は小学生のころにいじめにあって,一度に友達を失った経験もあり,

中学からできた「友達は宝!」と思っていたので、

学生時代にきずきあげた友人関係を断絶したくありませんでした。

入社1年目はみんな大変なので、お互い仕事をするのでいっぱいいっぱいでしたが、

2年目あたりからちょくちょく会う友人はいたようです。

大学時代の一番の親友とは、ときどき会っていましたが、それ以外の方とはなかなか会えませんでした。

 

 

塾に正社員でつとめた最後の年には、

7・9月には今まで断絶していた友達とも連絡を取り、実際に会ったりして、友好を復活させました。

(まだ,断絶をして数年だったので,友好が復活できたのだと思います。)

そして、その塾をやめて、結婚するまで、暇さえあれば友達と遊んで、

過去3年間で失った友達の関係を深くすることができたのは幸いです。

 

結婚して子供がうまれた今でも会うことができる友達もたくさんいて、今はとても幸せです♪

ちなみに、恋愛関係の場合は、相手(現旦那)が有給を取りやすい会社だったので、

私の休みに合わせて有給を取ってくれたので、とても助かりました。

旦那とは、入社2年目のときの7月に付き合い始めたですが、

ちょうど7月だったので、つきあい始めたころに、よく会うことができる時間的余裕があったり、

2カ月後の9月のあたりは、

何度も会うことができて、信頼を深めることができました♪

それからは会うのが少なくても、お互い信頼し合って、

結婚まで出来て、今でも夫婦仲は悪くないので、つきあうタイミングが良かったんだな~と実感しています。

塾講師というのは、

他の一般的な企業とは違うので、一歩間違うと孤独な生活になってしまう職業の1つなのだな~,

 

と思いました。 

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※現在,過去の記事を削除・編集しております。その中の記事の中でいくつかピックアップして

ブログに再度アップしています。この記事はその1つです。

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塾の在り方その1

2013年01月12日 23時07分06秒 | 塾について

今回は,「塾講師☆ブログ」らしく,塾について,のお話。

<塾とはどういうところなのか?>

 

塾は義務教育の学校(小・中学)とは異なり、

生徒さんがお金を出して任意で来てくれる教育機関です。

なので、もしお客さんがその塾を気に入ってくれなければ、もちろん塾を辞めてしまいます。

ただ、それは、他の民間のお店にはすべて同じことが言えますが、

民間のお店と塾の決定的な違いは

「お金を払う人と、実際にその店に来るお客様が異なる!」

ということです。

塾にお金を払うの保護者の方、実際に塾に来るのは小学・中学生の子供さん

 

なので、いくらその塾に来た子が塾を気にいってくれても、

スポンサーである親御さんが,その塾を気に入らなければ退塾,という形になってしまいます!

 

 

だからといって、親御さんの言うことばかり聞いていたら、うまくいかないことも多々あります。

なぜなら、どうしても生徒を叱らなければならないこともあれば、

365日その生徒のためだけに仕事をするわけにもいかない。

先生が倒れてしまっては元も子もない。

 

それで、保護者の方が一番、塾に臨んでいることは何か?

を読み取ることが必要です。

 

望んでいることの第一位は、

「志望校の合格」もしくは「成績向上」

でしょう。

その場合は、その子の成績をどのようにあげるか!を第一に考えて行動し、

保護者の方と意見が異なったときは面談をして、

お互いに意見を交換して相談し、結束する!という形になります。

 

第二位は

「家で勉強しないから塾で勉強させてほしい。」

です。

家で勉強できないのは、

保護者の方が仕事で忙しかったり、保護者の方が子供に勉強を教える自信がない場合が多いので、

生徒さんを授業に来させるのはもちろんのこと、

自分が他の授業をするために校舎に来ていて部屋がどこか空いているなら、

その子に一人で自習させて放課中に勉強確認をさせてみます。

そうすると、保護者の方は「わざわざわが子のために、先生が動いてくれるわ!」を思ってくれます。

ただ、ただ来させているだけではだめで、もちろん親身に対応しなければいけません。

自分が来ているときだけそうすれば、自分の休みの日に親に塾で自習させてくれ!と頼まれても、

「すみません、この日はどうしても空いていなくて・・。でも、次の日なら・・。」と対応でき、

先生もちゃんと休みがとれます。

 

 

他の理由で意外かと思われるのは、

「ブランドだから!

服も夫もブランド、だから子供の塾もブランドで・・という保護者の方さんもいらっしゃる。

小さい名も知らぬ塾のベテラン先生が言っていることより、

大手ブランド塾の新入社員の若手先生が言っていることの方が最もなことことを言っている気がする!

と思われる方はいます。(もちろん,全員ではないです。)

 

なので、先生は一度は大手塾に入った経歴を持つと,助かることも。

大手塾に入っているときはもちろんですが、退職しても、

「昔は、大手の○○塾につとめていましたが、今は結婚退職してこちらの塾に来ました。」

と話すと、すんなりお話を聞いて頂けたりも。

うれしいやら・・悲しいやら・・。

ちなみに,私の言う大手塾とは、

独立した塾の建物があり(どこかの一室を借りるわけでなく)、

パンフレットも冊子になっていて、

CMもやったり、ときどきテレビや雑誌に教員や理事の人々がでていたり・・。そういう塾です。

 

 

学校の先生になれなかった人が塾の先生になっている!

と馬鹿にされる方もいらっしゃるでしょうが、

学校の先生が塾の先生になったら全員素晴らしい業績をあげられるか?

と言ったらそうは一概には言えないでしょう。

(学校の先生で塾の先生になって業績をあげられた方もたくさんいらっしゃいますが,

それは学校の先生だったから,ということではなく,その方本人の能力だと思います。)

どのような職業でも、それを本気にやろうとおもったら、

本当に生半可な努力ではうかくいきません!

なので、私は塾の先生として極めていきたいです!

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※現在,過去の記事を削除・編集しております。その中の記事の中でいくつかピックアップして

ブログに再度アップしています。この記事はその1つです。

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塾のパンフレットを見る際の注意点8 最終回 まとめ

2011年08月01日 16時40分34秒 | 塾について

事前予約投稿です。

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事前予約投稿です。

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今回は,塾のパンフレットを見る際の注意点第8弾です。

 

今回は,ついに最終回!内容は,まとめです。

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さて,シリーズものとして続けてきた「塾のパンフレットを見る際の注意点」シリーズ。

今回で最終回とさせていただきます。

 

このシリーズを始めようとしたきっかけは,

正社員時代に,合格者数で次の年度の入塾生の数が違うということを思い知ったからです。

 

でも,果たして,お客さんは,その合格者のカラクリや意味をどれだけ知り尽くしているのだろうか?

と心配になりました。

塾側だって,不合格者数とか苦手としている分野を広告には出しません。そんなことしたら誰も入らない。

だから,お客様が気になる内容をピックアップして広告を出すのはあたりまえなんです。

ただ,お客様はそれを良い方にだけ思って入塾されたのでは?そうなると,

その期待に私たちは応えられないかもしてない・・,と。

また,やはり,お金を払う側の方々が,正しい情報を知るべきだろう!という気持ちもあり

今回このようなシリーズを書くことを決心しました。

 

それがなぜ今になって?ということなんですが,

実は11月ごろから,忙しくなりそうで,ブログの更新もできない恐れがあるな,と思ったからです。

(ブログ閉鎖をするつもりはありませんし,更新もちょこちょこしていきます。)

それがなぜかというのは,11月のある時期になったら発表したいと思います。

なぜ今は言えないか,というと,2回悲しい出来ごとが起こっているので,

今度も望んでいる結果がどうなるかわからないからです。

 

もう,ぬか喜びはしたくないし,お客様も私にかける言葉が見つからなくてお客様を困らせてしまうと・・。

 

なので,直接会おう!と誘ってくれた友人さんたち以外には,今回のことは話していません。

悲しみを受けるのは自分とその周りの人々(家族・よく会う人々)だけで十分だ,と。

 

もしかして,過去の記事をご覧になっている方で,「あ,もしかして・・。」と思われる方も

いらっしゃるかもしれません。

今回は,うれしい形で発表できると良いな,と思います。

今は,とにかく,やりたい!と思ったことをやりきれるよう,

ブログで色々と記事をアップできたら,と。

 

今回でシリーズは終わりですが,「このケースはどうかな?」と思われる方がいらっしゃったら,

お気軽にご連絡いただけると嬉しいです。

 

 

さて,ではでは,皆様が良い塾に出会えることを祈って,

今回で,このシリーズは終了させて頂きます。

ありがとうございました!

 

 

 

 

 

※こちらは私個人の意見ですので絶対のものではありません。

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塾のパンフレットを見る際の注意点7 併設講座について

2011年07月30日 06時09分00秒 | 塾について

事前予約投稿です。

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今回は,塾のパンフレットを見る際の注意点第7弾です。

 

今回は,授業外のサービス(その2)について。

ーーーーーーーーーー

さて,進学塾・学習塾のパンフにこのようなことが書いてあったとします。

1:英検対策も実施中

2:作文教室・理科実験教室もあり

ーーーーーーーーーー

今回は,あくまで勉強中心の進学塾・学習塾に併設されている教室(講座)についてのお話で,

英検専門・作文専門・実験専門の習い事の場所でないことが前提で読んで頂くよう,お願いいたします。

 

 

このように,英検対策や作文教室などもしてくれると助かるわ!と思われる方も多いと思います。

私だって,内情を知らなければ,とてもありがたいです。

ただ,ここで1つ問題なのは,誰がその講座(教室)を担当しているのか?という問題です。

 

塾によるのですが,塾によっては普通の授業,

英語や国語・理科を担当している教師が片手間でやっている

場合があります。

しかも,英検や作文の書き方の研修なしに,テキストだけ渡されて「各自でやって」と言われることも・・。

 

英検の場合は,まだ「点数をとる」勉強方法なので,まだ対処できるのですが,

作文教室というのは国語の先生だからと言って全員ができるわけではありません

 

「国語」というのは,あくまで「読解」で,すでにある文章を受け身の状態で勉強するものです。

しかし「作文」は逆にです。「創作」で,まだ真っ白な状態から能動的に作りだすのです。

 

だから,発想が逆だから,難しい。

 

しかも,国語はある一定の「1つの答え」があります。

でも,作文は,1つの明確な答えはありません。

でも,だからと言って何を書いても評価していいわけではない。

ちゃんと,相手にわかるように書き,さらに作り手の独創性なり,

一貫した意見なりが感じ取れなければならない。

しかも,国語のテストのように「○」「×」をつけるのではなく,

その作り手の考え方を与して,さらにどのようにすると良いのか,

というのを個別で指導しなければならないんです。

 

私の場合,子供のころに,母にそのように指導してもらったおかげで,

現在,作文の作り方なども多少はできるし,創作活動もできますが,

そうでなければ,「国語」の先生が,研修もなしに「作文」を指導するのは難しいのでは?と思います。

 

私もある塾で,テキストだけポンと渡され,作文教室の指導をしたことがあります。

でも,じっくりそのテキストを研究する余裕もなかったし,

生徒の指導もそのときは十分にはがんばったけど,やはり自分として満足できる指導ができなかった

と後悔しています。

だって,大切な個性を伸ばすのって難しい!

 

だから,やはり専門の先生がほしい!と思いました。その方が生徒のためにもなる,と。

 

また,実験教室も,危険が伴うので ,やはりある程度,実験経験のある人が担当してほしいと思いました。

 

 

すべての塾が,片手間に併設された講座をやるわけではないし,

すべての教師がその講座をする能力がないわけではなしです。

ただ,手広く講座を新設(設けている)進学塾・学習塾があれば,

もしかしたらそういう危険性があることも

承知した方がよいかな?と思います。

 

 

※こちらは私個人の意見ですので絶対のものではありません。

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塾のパンフ・チラシを見る際の注意点6 自習室完備・質問対応

2011年07月18日 09時32分15秒 | 塾について

事前予約投稿です。

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今回は,塾のパンフレットを見る際の注意点第6弾です。

第3弾までは,合格者数の見方の注意点についてお話しました。

今回は,授業外のサービス(その1)について。

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さて,塾のパンフにこのようなことが書いてあったとします。

1:自習室完備!!随時質問対応受付。

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現在,塾では,受験&定期テスト指導の通常授業以外のものも,

サービスの一貫として提供していることがあります。それ良いことだと思います。

ただし,お客様が予想していない状態のこともありますので,今日はそれについてお話いたします。

 

自習室完備なのですが,

その自習室が,

 

独立した自習室,という形なのか,

たまたま開いている教室などを自習室として開放しているか,

 

で意味合いがかわってきます。

 

独立した自習室という形態なら,良いのですが,

たまたま開いている教室を自習室として開放している場合,

定期テスト前など忙しいときや塾側の都合(保護者会準備や研修など)で,

使えなくなる日があるかもしれません。

なので,いつでも使える!と思っていたら,そうでもないときがあります。

 

また,塾によっては,授業をしている部屋で空いている席を

自習用スペースとして使っている場合もあります。

そういう場合は,他のクラスの授業が筒抜け・・。

しかも,中学生が自習として来ている部屋の授業が,

声の高い幼児クラスやよく生徒がしゃべるクラスだとすると,

中学生は落ち着かないですよね・・。

そういう塾はあまりないとは思うのですが,一応確認はした方が良いでしょう。

 

また,自習室で子供たちだけ,となると,たいがい,しゃべったりする子がいます。

本人たちは小声で話しているから大丈夫だと思っても,他人はかなり気になるものです。

 

そこで,監視役の方がいるか,またその監視役の人がしっかりと指導してくれるかがカギとなります。

監視役の中にはバイトさんで,生徒を怒れない子もいます。そうするとナメテかかってくる子もいたりで・・。

ーーー

また随時質問対応受付も注意!

 

通常授業をしてくれる先生が,随時質問対応をするのか,

自習室専門の方が質問対応するのか,で違います。

通常授業をする先生が質問対応する場合,

先生が授業があった場合は,すぐに解答はしてくれない恐れがあります。

 

また,自習室専門の方だとすぐに解答してくれますが,

もしかしたら,授業で習ったやり方で説明してくれないかもしれません。(とくに数学・算数)

しかも,自習室専門は大学のバイト生で,解説も質問をさばくのも下手な子がいます。(うまい人もいますよ。)

 

実は意外に知られていないのですが,生徒の質問に答えるのはかなり難しいテクニックの1つなのです

一度に生徒が質問に来ると,多くの子を待たせなきゃいけない。

しかも1人あたり時間がかかる子がいたりする。そうすると,自習時間内に説明できない生徒も出てきたり・・。

 

それで,各生徒の成績・性格などを見計らって,ヒントだけ出して後はまたわからなかったら質問に来て,

と言ったり,この問題を解く前にこれを覚えてきて!というように,

早く時間がさばける子はさばいて・・としないといけません。

でも,それって,普段から生徒と授業に接していて,テストの結果を把握していないとこういう風に指示が

出せないんですよね・・。

 

かといって,バイト生が全員ダメなわけではありません。

自習室に来る子はたいがい決まっているので,何回か質問対応していくうちに,生徒の学力・性格を

把握してくれるバイトさんたちだっていますし,先生たちよりも良い解答をしてくれる人だっていますので。

 

・・ということで,「自習室完備!随時質問受付可」と言っても,予想と違うことがあるので,

一度確認してみるといいかな?と思います。(どこでも良いところ,悪いところはありますので)

 

※こちらは私個人の意見ですので絶対のものではありません。

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塾のパンフ・チラシを見る際の注意点5 学力別クラスか個別指導がウリなのか?

2011年07月17日 10時07分51秒 | 塾について

事前予約投稿です。


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今回は,塾のパンフレットを見る際の注意点第5弾です。


第3弾までは,合格者数の見方の注意点についてお話しました。


今回は,各塾がウリにしている指導方法について(その2)


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さて,塾のパンフにこのようなことが書いてあったとします。


1:学力別クラスです


2:少人数制・個別指導に力を入れています



これは前回の記事と内容が被っています。


たいがいは1の学力別クラスは入塾テストがありますし,


2の少人数制・個別指導の塾は入塾テストがありません。


仮に入塾テストがあっても,参考程度で,1の学力別クラスのような塾のように


結果によっては入塾ができないということは,よほどのことがないかぎりありません。



ということで,前回の記事(第四弾)のものをご覧になっていない方はそちらを


ご覧になってからの方がわかりやすいと思います。



今回は,学力別クラスと,少人数制・個別指導の


落とし穴に特化して説明したいと思います。



学力別クラスというと,


「頭が良い子が行く!」というイメージが強く,


「この塾に行って,志望の学校に行けた!」とか「この塾のおかげで成績があがった!」という


言葉を発する生徒も多くいます。


しかし,学力別クラスを指導している塾の多くは集団授業ですので,


多くの生徒にその塾に入ってもらいため,「うちの塾は良いよ!ぜひ、友達も誘いなよ!」とよく生徒たちに話す先生がいます。



悪く言えば洗脳です。


でも,それが完全にわるいことではありません。


その塾に入ったなら,その塾を全面的に信頼して勉強することで,本当に成績は上がってきますし,


合格する力が育ちますので。


しかし,その言葉を,他の塾へ行っている,もしくは塾に行っていない,学校のクラスメートが


真に受けて,「その塾に行けば,その友達のように成績があがる!」と思いこみ,


その塾に行くのは危険なんですよね。



それはなぜか。前回お話したように,


集団指導の学力別クラスの塾は


「細かいことは自主性にまかせ,難関校・有名校の受験指導を中心にするから!」という塾なので,


定期テストまで細かい指導をしないとテストで点数取れない子,とか


偏差値55以上の難関校・有名校を受けない(受けることができない)子には,かえって逆効果です。



塾によっては,偏差値60以上の学校を目指すクラスには手厚い指導なのに,


そうでないクラスにはある程度の指導しかしないところもあります。(そういう塾はごく少数ですが・・)



バイト時代に,少人数指導をしていた塾の生徒が,


中2までは定期テスト対策まで細かにしていったため,成績があがった子で,


こちらがプリントを渡したり,宿題を出すと,きちんとやってくるが,


そうでないとやらない子がいました。


ですので,たとえば「英単語は自分で覚えておいて。」と言ったときは何もやらずに,テストで結果が悪く


こちらが「英単語暗記プリント」を作成し,暗記が完全にできるまで何度もやらせていったときだけ,


テストの結果が良い子,ということです。



しかし,その子は,「自分は頭が良い!」と思ったのと,


学校のクラスメートに


「名のない,今通っている塾より,私の行っている大手塾(集団指導・学力別クラス)に来た方が良いよ!


だって,その塾で私は成績があがったんだもん!」


と言われ,突然,個別指導の塾を辞め,大手集団指導塾の方にいきました。



でも,(他の生徒からの情報ですが)


結局その子は,私たち