現在、文化史をまとめていたんですが、
そのときにふっと出た言葉で、
自分で気に入ったので、ここに記して忘れないようしたいと思います。
日本の文化で大切なのって、平安・室町・江戸の文化だと思います。
この3つは、日本独自の文化が華やいだ時代。
それでその3つの特徴を、
平安は雅(みやび)、
室町は幽玄(ゆうげん)、
江戸は粋(いき)
と表しました。 (実はよく言われていることをまとめただけです)
イメージカラーで言うと、
雅は黄色を少し混ぜたピンク(黄色:ピンク=1・9)、
幽玄はグラデーションを重ねた紫(青:赤=6:4)
粋は、濃い群青色の背景に、黄土色と白の太い線が交差した感じ。
音で表すと、
雅はおとなしい笑い声、
幽玄は真っ暗中に1つの甲高い音、
粋は、大きな音や動きのあとにぴたっと突然止まる音、
って感じ?
この雅・幽玄・粋の感覚は、実際に体験してみたいとわからないかもしれません 。
雅は十二単とか「源氏物語」の世界などで感じ取り、
幽玄は能楽や書院造で、
粋は、歌舞伎や「富嶽三十六景」などの浮世絵から。
大学時代に、日本文化に入って全然その良さが分からず苦労しました。
でも、嫌々ながら、その世界に接していくうちに、感じ取ることが
でき、今では好きになっています。
(大学のゼミでは「歌舞伎」を、部活は能楽部でした。)
言葉ではすべてを説明するのは難しいですが、
その文化に触れているうちに突然分かった瞬間、とーっても幸せになれます。