毎度どぇす。日本のコーヒー焙煎を常識で考える。
上の写真はフジ・ローヤルのR-103(3キロ機)のダンパー付近です。
何やらマニヤックな感じですが、青いマグネット表示は、「風力」を測定する為に指標としてだけ使ってる「ニュートラル」の温度別位置です。ほとんど2段階で収まってます。ノーマルではこの2倍強の幅(帯域)になりますから、裏返せば、ファンを換装して2倍以上の送風力を得たことになります。
ノーマルのように風量が弱く、必然的にニュートラルの幅が広いと、「俺は操作している感」が強いだけで、実は何の意味もありません。
よくある焙煎教室では、湿度や気圧によって、先生が格好つけて、「今日は昨日より湿度が高いから半絞り開けて・・・」というもの、その日限り有効な嘘です。大嘘。3日も通えばもう嘘だと誰でも判ります。(そんな事していたらダンパーが3周程必要です。実際は使って2段階)
さて、現実の話、風力が強い方が焙煎が楽です。今のこの3キロの感じはノーマルのR-105によく似た感じで煎れます。
R-101も同じように風力は強いですね。そして、その同じ焙煎機でも設置場所によって、関東1440、 関西1730回転・分と約2割違うわけですから、「ダンパー」云々抜かす前に、その周波数なんとかしろよ!は正論。ゴメンナサイ。
もちろん、火力と送風力のバランスの問題です。
「これで味が変われば、自然科学の体系が崩壊します」
これが要するに「ダンパー」です。これが形を変えて焙煎機についているだけです。何度も書きますが、ただの空調の部品なです。筒の中の口径を変化させるだけの役目です。
再び、下の写真はR-103のダンパーを2段くらい開けた時の本物のダンパー写真です。半段、開けようが閉じようが見た目は勿論変わりません。
こんなものより、「あんたのその煙突の逆風の方が余程影響ありますぜ!」というのが私の本音です。
こんなものでコーヒーの味が変われば、自然科学の諸法則が変わります。いいですか?知性の問題ですぜ。
歴史の浅い日本ではその時期とインターネット普及期と重なった為に、この手のデタラメが精査させることなくコピペされ流布されています。
これで味が変われば
「石焼き芋」も味が同様に変わらなければなりません。
勿論ピザもです。天津甘栗も
もうアホの極致ですよ。
いっそ、餃子焼きのフタに小さな煙突をつけて味を変えれば良い。(爆)
ものを焼くとは火力に拠るのです。
それも、しっかりカロリーを与えて変化させるのが調理なのです。
低温焙煎なんてものは、焼き餃子を低温で焼くのと同じアホなのです。
何故かコーヒーだけが「特別だ」という根拠のない思い込みを持つ人は多いけれど不思議ですぅ。
「ダンパーで味が変わったら天地が引っくり返る」のです。
けれど、そんなことを平気で教えてる焙煎講座も多くあります。
全てトリックです。
お気をつけて・・・
「ダンパー」なんかで味は変わらないのです。同じ色で色々な焙煎が出来るから騙されます。
その前フリとして、「焙煎は色で決める」というウソ前提を作ります。
「色」で焙煎が出来るなら「幼稚園児」でも焙煎出来ます。
あっし達は、その程度ですかい?
当焙煎プロ教室は、一つの指標(点)で以って焙煎します。
色で、時間で、ダンパー操作したい方は他所さんで学んで下さい。申し訳ございません。
縁無き衆生は度し難く思います。不悪