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大衆の熱狂こそが、時代を誤らせる。

2020-06-13 | ◆日記・エッセイ・コラム

その時代の評価で、誰かの銅像が倒されるのは、レーニン像がほとんど倒された状況とにている。ブリストルでもコルストン像が倒された。
アメリカで起こったことが、すぐに飛び火する時代である。

今も東欧諸国のあちこちに「レーニン像」があれば、反面教師としての役割は充分果たすだろうが、国民にとってはもっと憎悪の対象だったのだろう。
やっぱ、私も倒すと思うけどね。

日本は、明治維新後、その政治体制は変化しましたが、どっこい、上野に西郷さんは立っているし、徳川の武将達も未だ健在で何より。

私の知人がBRISTOLに住んでいる、中心の道路が「whiteladies Road」で上がりきった丘が「BlackBoy Hill」である。言いたいのは、ただそれだけである。ただの固有名詞だと思っている。

さて、「W.Churchill」を英雄とするか、帝国主義者とみるか?割り切れるものではない。どの時点での評価なのか?

当然だが、今回の運動の原動力は「白人警官の暴力」だけである。
スーパー略奪を正当化するものは何もない。
BRISTOLが奴隷の三国貿易で栄えたことは、市民(Bristolian)なら誰でも知っていることである。

まあ、言いたいのは「勝手に倒すな」である。
明治政府と心ならずも戦った西郷さんを倒さないのは、西郷さんの人徳か?
判官贔屓か、国民が上等なのか?

私は、国民が上等だと思いますけどね。

戦後、本当に負けてすべての植民地を無くしたのは米英である。
つまり帝国主義の終焉をみんなで確認しただけである。
時代、時代で評価基準は変化してゆく
それは行雲流水の如く、

観察者自身も変ってゆく・・

熱狂が危険であることは、20世紀のドイツで証明されている。つまり【同調圧力】である。

さて、検事長が記者と家庭麻雀して、その記者が記事にするなんて世の中は、どこか歪である。それがド正論なら、日本国民は餓死している筈である。
戦後、一人の裁判官が配給食しか口にせず餓死している。
それが正しいかと言えば、ド正論である。
しかし、闇市で空腹を満たせば生き永らえ、もっと国家に奉仕出来たのもド正論である。

今の時代、国家予算で配布される「アベちゃんマスク」をじっと待つのが国民のあるべき姿であると誰が言うのか?

これが戦前でマスクに「菊」が刺繍されていれば、それしか使えないし、捨てられない、配布されるまで待つのが正しい国民か?

兎に角、新聞記者が事件を作ってる自体、この国の新聞は使命をなくしたわけである。これ以上の「ヤラセ」はないと思うが、メディアは同業者を叩きはしない。

日本は終わった。

ニュース番組と呼ぶようなレベルの番組はなく、ダウンさんの意見にガキは追従する流れだけがある。




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