この焼き栗屋のおじさんは、そのお腹を見る限りそこそこ食ってるなと思える。値段も書いてないので、少し躊躇するが、少し待って地元の先客が5ユーロ出したから同じように買った。おじさんは同じようにスコップ一杯と手でオマケを2個紙袋に入れてくれた。
これは炭焼きの栗だ。
今年の栗のシーズンは日本ではもう終わったので、来年はこれと同じ様な焼き栗機を作ろうと思う。
旅の断片が幾つ有るかで、旅の重み(思い)も変わるなら、、
風に吹かれるような旅をすることだ。もう何十年も前(たぶん50年以上)小澤征爾はスクーターで普通にヨーロッパを回った。その目的は音楽修行であった。
今は、手段と目的を間違えて、バイクで欧州回っただけでストーリー(本)になる時代だ。
世界一周しながらインターネットで配信してる人もいる。(笑)
ハーレーのディーラー主催の「集い」に全国から集まるらしいが、私自身はそんな事だけは絶対にしたくないからバイクに乗っている。今は手段を目的化した勘違いオジサンで一杯だ。
オジサンライダーは、最近乗り始めたので、マシンが全てだから、雨の日は乗らない。
けれど「バイクは鉄の馬なんだよ」なんて平気で抜かす。
雨の日に荒野を行かないカウボーイ?は笑うぜ! 勿論、エンジンは分解しない。パンクも直せない。一人で遠乗り出来ない。
コンビニの前で磨いてるオジサンもいる。
例えば、旅を楽しむなら、このマリア様の行列についていけばよい。何があるかは判らない。何もないかもしれないが、最低、どこへ行くのかは判る。
思い出はガイドブック以外にある。
今回はビジネス旅ですので、それが済むまで何も楽しめません。その気持ちの余裕がありません。
「ミラノ」はアルファロメオの町ですがそれほど走ってはいません。
何処の町でも週末には広場に「市」が立つ。その土地のジャムなどは大量生産品ではないから結構高いが本物だし、パンも美味しい。諸々なものを楽しむには時間が必要です。
考えればスマホを如何に使わない時間を持つか?です。