■ プロバットはフジローヤルと少し構造が違うので、暖気運転をすることはありません。ドイツ本社でもしません。その為の高級機です。
どうして必要ないのですか?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/25/6342577bfabc224b6707b368f34404a3.png?1651106495)
■ 当講座で使用するのは、フジローヤルのR101(1キロ機)です。
ガスバーナーは何と!(2100Kcal) でカセットコンロ(3100kcal)
の2/3しかありません。
これでフルロードで焙煎曲線を登ってゆくのは、かなり難しい。
だから、鋳鉄で出来た構成部分(前面)で煎ってるわけですから、ここをしっかり温めます。
200度より160度の方が熱いわけです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/42/6fb489c8a0f7a325a752e31ce23cf05f.jpg)
■ 上の図をご覧下さい。 フジローヤルの最大登坂能力を示してます。
途中でチャブついたら、設計数値に戻れないのです。これは理解出来ますね。
だから。自由自在にはプログラムは組めない。
軽自動車で200キロは出ないです。
そして、あたかも出来てるように見せる事も出来ます。(笑)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/9d/4baf43449df97d4891dbde08f4d2ea00.png)
プロバットはノーマルと言うよりは、高性能スポーツカーで、坂の下で停まっていても坂を登れます。(暖気運転が不要と言う「意味」ではないです。)
これは話が逆ですが、
ドイツの建物(数階建て)の屋上まで80mm(Φ)で押し上げる排気パワー
が必要です。
これがフジローヤルとは比べ物にならないほど強い。
「プロバット」は風が強いんだという理由です。(最大能力が発揮できる)
これが、仮に(-10)とするブレーキなら
焙煎するには、(+11)以上のエンジンが必要です。上昇の為パワー。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/c9/be4aa602645ae5bd5c333dc40d60bd16.png?1651106527)
■ その最大登坂能力以内なら、自由なプログラムを組むことが出来ます。
だから煎り易いわけです。
考えなくても誰でも思うように焙煎出来ます。
だから高価なのです。
ノーマルのベンツとAMGの違いです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/26/e8c3fd6418f9a0be333282214d326776.png?1651106477)
【日本国内では】
数階以上の煙突は必要ないから、(--10)は不要ですから、これを
調整板で(-3)に落す。(-4)でも(-5)でもいいのですが
上げるエンジンの燃費が違います。
焙煎とはその【差】だけです。世界中で同じです。
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【プロバット】は、それに加えて「ほとんど熱風」ですから囲いの中で熱風が回ってますから「フジローヤル」の半熱風ではない。
【排気ダンパー】は全く不要で、後ろの調整板で初期設定するだけです。
【当店のプロバット】時々、3台のインバーターを装着して出来る限りの各種い調整をしプロバット所有者と勉強会をしますが、味には全く関係しません。
味が関係するのは、焙煎曲線を変えた時だけです。
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【排気ダンパー】で囲いの中で回ってる風が変わるわけがないのです。
調整板で決定するだけです。
但し、それでもモーター自体は無駄に100%で回ってますから、これをインバーターで無段階調整してるだけです。
いいですか、大事なことです。フジローヤルとは釜「周り」の構造が違いますから「排気ダンパー」なんぞ全く意味がないことはわかりますね。
全分解も出来ない「坊」の話は笑います。