ケインズの名著
『雇用と利子と貨幣の一般理論』みたいな話ではない。
「生豆とガスと焙煎の一般理論」みたいな本がないからヨタ話が一人歩きする時代です。
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1ハゼ、2ハゼは銘柄を問わず同じ温度という事が判っているなら、焙煎を変えるといっても、焙煎曲線の傾きを変えるだけしか人間には出来ません。
他に何ができますか?
つまり、一分間に何度上昇させるのか判断するだけですから、どんな焙煎をしようと、殆どの場合は出来上がり時間まで予測し、実際にその通りに出来ます。
焙煎ノートに記帳しようが、コンピューターに入れようが実は全く意味はないのです。
強いて言うなら、過去の意味のないデータ集にしか過ぎません。使い道ゼロです。
我々は焙煎を手の中に入れてます。つまり焙煎する前から結果が分かっています。
自分が主体としているから、完全に把握出来ています。
その時、その時で焙煎データが変わること事態、誠におかしなことなのです。
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ボトムまで丁度1分(100度) 1分
1ハゼまで70度上昇 7分
1ハゼから完煎まで 4:20秒
合計 12:20秒で煎り上がり曲線を頭の中に描いていれば、実際にそうするだけです。
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頭の中にそんな簡単な理想曲線さえ無い人が、何を言ってもその場限りの屁理屈に過ぎませんです。
フジローヤルの焙煎機は安定しています。安定させることが出来ると書いてもいいでしょう。
「1ハゼ後にダンパーをNから半分絞り」なんて聞いた風なことを抜かす人が殆どなのです。
それではニュートラルって意味はなんですか?解説ではないです。
当焙煎教室ではダンパーは固定です。可変要素はガス圧一つです。
これで焙煎曲線が自在に変えれます。否、実はこれでしか変えれません。
昨日煎ったブラジルと、今日の焙煎データが違うことは、同じ豆なのに現実には超可笑しいのです。
それを温度や湿度のせいにしていても・・・仕方ない。
狂ってるのは、操作している人間側の問題です。
当焙煎講座では12回焙煎しても、ほとんど同じ温度で1ハゼ、2ハゼが当り前ですが来ます。
つまり、出来上がり時間もほとんど同じです。
焙煎機が安定しているからです。
屁理屈は一切ないです。
これがただの【作業】だからです。
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【ダンパー】を弄ってる限り(日本だけ)、その都度データが必ず狂います。自分自身で狂わせておいて、気温が、湿度が変わったからだと、本末転倒した理屈を言うアホが誠に多過ぎるのです。
常識に従えというのではありません。
常識を疑うことも時に大切です。
その前に、常識を知ることです。
水もないのに「蒸れる」ことはないのです。
ボトム温度、ボトム以外に表わす単語なんて一切不要です。
あなたが子供に風呂の水を張れと指示します。中々戻っ来ないので見に行ったら、子供が水道の蛇口開けながら、排水口を開いて水位を調整していました。これが今の日本だけのコーヒー焙煎です。
だから聞くのです。ダンパーのニュートラルだからどうなのですか?Nでも温度はドンドン上がってゆきます。(笑)
また私にはガスを燃焼していても、温度が全然上昇しないガス圧の位置もニュートラルと呼べるのではないかと思います。こっちの方がニュートラルの本質に近い。
ニュートラルなんてインバーターで制御すればどうでも出来ますが、つまり、
そこ(どうにでもなるものを)を基準にしている限り実はデタラメなのです。アホです。
プロ程ものごとは簡単なのです。
難しく言う人は、本当は何も判ってないからデタラメな理屈で自分を守る」武装するのです。
ニュートラルの現象を聞いているわけではないです。
ニュートラルの意味は何ですか?豆にとってですよ。
現象の説明は聞き飽きましたよ。