焙煎器を自分で使い易く改造することは簡単です。背の高い人は高い台があれば疲れないが、無いと大変疲れます。それが毎日ですから仕事がつまらなくなります。自分のマシンに仕上げてゆく。マン・マシンといいます。
焙煎屋さんに行けば、その使ってる焙煎機のある部分を見れば、「この人は出来ないな」と即判ります。
一瞬で判ります。どんな偉そうなことを言われても、「それじゃダメでしょう」と思います。
単純なことです。それが出来てない。「2ハゼ後何秒」で出してるような簡単な焙煎屋さんならそれで良いと思います。
いつも書いてますが、2ハゼ後何秒で煎るなら、小学生でも真っ暗闇の中でも煎れるのです。
それを焙煎法とは言いません。ただの作業手順です。
上記の写真はオリジナルとボルト関係が逆(反対)です。 オリジナルは本体に「穴」で、そこにボルト止めですが
当店では、基本はそれを六角ナットに換装してお届けしますが、
本体ボディー厚みが2mm程ですので、直ぐにネジ山がバカになってしまいます。
対処方法は2通り
① 写真のように、本体にネジを立てて、ナット留めにする。
② ナッターを使い、本体側にリベットナットを装着して厚みのあるネジ山を作る。
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【問題点】
右側上から2番目は、切り替えの「フラップ」が動作する為に、一切裏側に「ハミ出し」が出来ません。
注意して施工する必要があります。(右2はナットは不可能です。)
さて、下の写真が、出来上がりです。 (所要時間30分)
これで、工具を使わなくても、簡単に本体フタを取り外せます。
金属の蝶ネジよりも、ゴム製の大きなナットならカッコイイ(一個200円)
ここには、チャフがある程度溜まりますが、それ以上は溜まりません。
それを見て、「風力が足らない」なんていう方がいますが、反対です。R-101は風力が強いです。
溜まるのは、ビル風の吹き溜まりようなものです。
まあ、「ニュートラル」なんて言ってるような人にはわからないでしょうけどね・
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ネジ山をバカにした方は是非相談下さい。(勿論、当店に関係する方のみです。)
新品の納品時でこの改造にするのは別途料金です。
これは私が使ってる当店オリジナルの特注の台です。 お客様のどんなご要望にもお答えして製作しております。
① 焙煎機ズレ防止のツメが3個から5個に増えて移動が安心
② 車輪が大きい。2倍の大きさ。そして外側に取り付け安定性を向上させています。どんなサイズでも可能
③ 段差超えの時に、先側を浮かす。踏んばり板を装着
④ 横桟で、棚が出来る。
⑤ 冷却か豆を排出する場合いの、受け側のボールを置く棚が装着出来る
⑥ 手押しハンドルを装着
⑦ 部材が1段階大きいサイズで頑丈に出来ている。
⑧ その他、小さなフックがついてます。
などなど変化させています。
しかも、この仕様でもフジローヤルのオリジナル定価(60000円)よりも安いです。
本当の特注台で、あなたのオリジナル仕様を承ります。
目安として、この仕様で49800円
これなら、何処でも簡単に出張焙煎が出来ます。実は作りが全く違います。
最高水準の工場で製作してます。
改造で大事な事は、使い易く、それで作業の工程(時間)が何分の一の短縮に繋がることです。
手間(手数)が増える改造なんてのは最悪です。
機械の進歩とは、如何に人間様がサボれるかの歴史です。
R-101を上手く使えば、独立排気なんて絶対に要りません。
それなら3キロ機を買えば済むことです。
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R-101を使いこなせば、その後は、どんな焙煎機でも使えます。ベーシック機です。
ここで、この段階で「屁理屈」を言うような人間になってしまったら、もうずっと、焙煎は難しくて、その日の気候で微妙にダンパーを操作しながら・・・・
なんて言うことになります。
コーヒー焙煎はただの作業です。 学ぶのは作業工程と判断の仕方です。
多くの教室では、職人技だと言いながら、と色見本で出す。です、笑えませんか?言ってることが相反してます。
基本の焙煎がバラバラなのに、プロファイルを変えて焙煎してみましょう!なんて言う先生と同じ。
8割がこんな感じですね。
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「ハゼ温度は産地銘柄により違う」という先生がいたら、
是非、その産地別の温度を聞いて下さい。
それは経験だ、なんて言われれば、その先生の経験を聞いて下さい。
それは企業秘密だ、なんて言われれば、返金してもらって下さい。
その日の気候で変わるなら、どう操作が変わるのかを聞いて下さい。それをどう判断するのか?
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焙煎教室では基本は2日も有れば充分です。
マンツーマンでしか伝わりません。
自動車免許取るのに、皆でマイクロバスに乗って、一人が運転してるのはおかしいです。
実は世の中、こんな講座が多いです。実に不誠実です。
チャンチャラ可笑しいですね。