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不寛容論―アメリカが生んだ「共存」の哲学

2021-03-15 | ◆日記・エッセイ・コラム
◆ともすれば「よく理解しよう」とか「仲良くする」「人は判りあえる」なんて聖徳太子的な理想が日本では尊ばれます。が、その裏では中世以来、宗教においてさえも排他、他宗を認めない、攻撃する不寛容だけが歴史に残ります。
言い変えれば「真面目な馬鹿」は始末が悪いという事実の積み重ねが人類の歴史。

つまり【宗教】とは不寛容の世界ですから、殺戮の歴史そのもので、今もイスラム教とキリスト教が、共産主義が戦い、滅亡迄止めない。

さて、この本、ウィリアムズへの評価です。

「考え方」「宗教」「人種」も全く好かん!大嫌い!考え方が理解できない。それが基本、仲良くしようとも思ってません。【だけど】そういう他者を認める。
それがピューリタンの精神なにかは私にはイマイチ理解出来ないけれど。
ボタンの掛け違いで揉め事が起こる不寛容さは、意外に、そういう根本から違うということに日本人が慣れてないからかもしれません。

正義中毒のジジイの多くは、基本的にそんな小難しいことを言っても、この本読んでウィリアムズの思索を辿れなんていっても無理だろうしね。

「仲良くしなくもない」「考え方も理解出来ない」「人種も大嫌い」が基本にあれけれど・・認めるよ。は難しい?
馬鹿が勘違いする親鸞さんの「悪人正義説」みたいなものはダメですが、この時代だから読むべき一冊の本。

欧米ではユダヤ人が好きではない。仲良くもしたくない。理解もしたくない。付き合いもしない。ただし認めるよ。という考え。不寛容はナチス。

不寛容には、私は不愉快であるがゆえに
そういう方々をワザワザと刺激するようにハマコー的な行動をするワタシも結構なお馬鹿さんだよね・・。

さすが「新潮選書」である。

田舎のくそジジイ達に読ませたい一冊の本。真面目な馬鹿ほど始末が悪い。某宗教の信者ね。キモイぜ。お前だよ。お前。



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