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提唱:正法焙煎眼蔵 【焙煎三昧】

2017-08-27 | ◆正法焙煎眼蔵

楽しむのは良いが、信じちゃいけないよ

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【1】コーヒー焙煎機は、すなわち 【火力】 と 【送風】で成り立ってます。これが全てです。

主は「火力」です

良い焙煎機とは、両方が充分な能力を持っているということです。充分な能力が有れば、大は小を兼ねる、つまり制御すれば良いわけです。

私達は、現代技術でインバーターを使うことにより、その小を大にすることも出来ます。(但し、モーターが三相の場合です。)

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【2】 「排気ダンパー」を何故使うか?

日本人は器用です。1キロ釜で250g、500g、800g、1000g と焙煎量を変えて煎ることを目指します。その時々でバランスさせるために使います。位置決めです。

実際、生豆を購入し(あるいは事前に) サンプル焙煎で確認する段階で、その少量焙煎が出来れば、サンプルロースターを購入する無駄も省けます。

フジローヤルのR-101(1キロ)なら200gから焙煎出来ます。3キロ機なら500gから可能です。勿論、そのサンプル焙煎自体も安定しなければ意味はありません。私達はそういう方法でも焙煎が出来るのです。

当然ながら、その内容量が違うわけですから、【1】でいうバランスする数値は変わります。

それを最適な比率にして固定します。焙煎は煎り上げですから、【可変】です。0値から最大値まで入力は変化するという前提ですから、相方は【固定】にしなければ全体として辻褄が合いません。だから「排気ダンパー」はバランス位置で固定なのです。

その「排気ダンパー」の位置は、何度も説明していますが、地域の周波数によるモーター性能の違い、機械の状態、生豆の量などなど条件により当然違います。

 

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 【3】 焙煎とは?「火力」です。それ以外にありません。

自動車で例えれば「エンジン」です。このエンジンが大きければ(バーナーのカロリー)、焙煎は非常に楽です。 アクセルを踏み込まなくても車は走って行きます。

同じ、1キロgを焙煎する時に、1キロ機(2100kcal)と3キロ機(6000kcal)で焙煎する時に出力比は当然違います。

ここでも2つの焙煎は、同じ焙煎曲線で実行しますから、同じ味の焙煎です

実行時間は、3キロ機の方が2分長い(ボトム温度までの違いの差分)ですが、焙煎そのもの時間は同じです。冷却時間も違いますが(焙煎ではありません)

「釜をバランス」させると上記のようなことは、普通に可能です。当り前になります。

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【4】 釜を常時バランスさせるとは?

焙煎工程において、「排気ダンパー」を動かさないことです。

上記【3】の3キロ機の場合は、火力も特に操作しなくても、ある設定で自動的に上昇してゆきます。ここで何か操作しようと「排気ダンパー」しかないわけですから弄ってしまいます。それに加えて、それで動いた温度計を信じてしまうのです。これが最大の間違いです。

目に見える温度計の動きを信じてしまうのは仕方ないかもしれませんが、時と場合によりますよ。 

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【5】 予熱と蓄熱とは違う

1キロ機は1キロ焙煎では。バランスが難しいわけです。だから下手な人が煎ると「斑」(ムラ)になります。原因は最初から火力を上げ過ぎなのですが、実は、上げないと温度が上昇しません。ジレンマがあります。

原因は他にあります。それは、焙煎を開始して、幾ら充分に余熱しても4焙煎あたりまでは、上手く蓄熱していません。

つまり、多くの人は、温度計だけで読む「予熱」と、実際のプロ焙煎の「蓄熱」を同じに考えているのです。これがプロ焙煎との大きな違いです。

なるほどなのですよね~~~~。

珈琲焙煎士様に聞かせてあげてたいよ。

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【6】  貴方の中の自然科学。

教養というものは自分の中に取り込んだ知識だとすれば、私達は最低でも義務教育期間内に科学的な教養も随分身に付けたわけです。その基本は、法則には例外がない。ということです。

歳を重ね、経験を重ねることが、一般常識というものを育てることになるのかどうかは不明ですが、少なくともいつでも自由に基礎に戻ることは出来ます。

誰が見れも「蒸し器」と「焙煎機」は構造も工程も違えば、「蒸れる」なんてものは否定すべきです。他のことも同じ思考方法です。

自然科学で説明出来ない焙煎理論なんて、絶対にありはしないのです。 

腐れ金玉焙煎です。

「珈琲焙煎士」様がどんな高尚な事を言っても、科学的な証明あるいは、数値でを示さないのはデータがバラバラか、単純なデタラメだからです。こんな連中の焙煎講座の特徴は、座学が何時間もあり、焙煎の具体的な説明はありません。あるのは操作方法の具体的な説明です。アホです。

焙煎の先生がなんと、「カフェ坊」の学校もあります。爆。

コーヒー焙煎は一日で必ず理解出来ます。これが第一の見極め方です。これは絶対です。

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【7】 その騙しのテクニック  

 ある時は、焙煎は一回転、一回転で変わる(これが事実ですが)

ある時は「色見本で仕上がり」を判断することは、明らかに違った主張をしています。

「排気ダンパー」を操作することにより、同じ色の出来上がりを同じに見せて、全く違う味を出すことは、よくある騙しのテクニックです。

焙煎講座の受講者は、その一日だけですから、その日がどんな気候でも、昨日とは違うわけです。毎回、講座では、5(例)の位置から気候に拠り「1段」動かして味を変えた操作に見せかけます。 このトリックのタネは、実は同じ色が続くからです。味は場所で違うのはナイショ。

その前提からの騙しとして「色見本ありき」なのです。 

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【8】 正法焙煎眼蔵として

多くの人は「排気ダンパー」を操作してしまいます。それは根本理論が間違っているからです。

多くの人はその根本理論さえない、理論とは大袈裟ですが、単純なことを言えば焙煎曲線です。これは焙煎以前に誰でも描いています。それを如何に忠実に再現出来るかです。

だから、1分ごとに温度を記録するなんてのは愚の骨頂です。当然そうなってる筈なのです。ココ判りますか?

難しい事を言ってる人は、虚栄心しかありません。「俺はスゴイだろっ」て感じですか?勿論、スゴクない事の裏返しでしかありません。(笑)

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【9】 プロ焙煎とは

単純に自由自在に焙煎をコントロール出来る技術です。これが出来るから、同じ焙煎を生産し続けることが出来ますのです。

その日の気候で焙煎が変化することはありません。その気候は留まることなく刻々と変化し続けているのでから、実際無理なのです。

焙煎は、単純(シンプル)です。それが一番難しいのです。つまり20焙煎して銘柄を変えても全部同じデータが揃う焙煎です。そして、必ずしも、それが出来なくても自分の現在地が判っていれば良いのです。つまり焙煎機を完全に把握していることです。

再現出来ないデタラメな焙煎ならば「排気ダンパー」を難しそうに弄って講釈垂れていればOKですがね。

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【10】  焙煎三昧 してますか?

その為には豆の仕入れ先が6割です。 つまりコーヒーの味は仕入れで決まります。当然じゃありませんか?貴方の仕入れ先は大丈夫ですか?

コーヒーの美味しさとは下記です。

生豆  60%

焙煎  30%

抽出  10% 

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 【11】  整合性 つまり、辻褄

どんな場面でも辻褄があうこと、ここに例外は絶対ありません。殆どのプロは「ダブル焙煎」を使います。(常時じゃないです。) その根底にあるものはやはり、焙煎は最終で決める意識です。

現在、焙煎で悩まれている方は、全て「ダンパー絡み」です。「ニュートラル」にしてもそれらしく見えますが、実は全く意味はありません。

私達の焙煎は「温度計」をみて「ブレ」を読みます。「排気ダンパー」を弄る限り、それは無理なのです。

ハリオ V60 は素人向けの雑誌の特集で「ベタ褒め」です。で、玄人がそれを真に受けて店で使ってどうすんのよ?

「パンケーキ」も焼くのですか?えっ、「マカロン?」  


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