インプロビゼーション なんて本当はないよ
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指標となる標準焙煎が意識の中にある。
プロファイルのベースとも言える。
世間の焙煎屋がみんなソレで焙煎すれば、こんな詰まらない話はない。
千差万別、100軒焙煎屋があれば、100通りの焙煎が有っても良いのです。
なのに何故、私がこんなに咆えているのか?
それは、標準焙煎も出来ないのに、アレgrコレ能書きを抜かす人が、結局は初心者、新参者を迷わすからだ。
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この講座では、標準焙煎を基本としてそれを完全習得して頂いている。
勿論、講習でも全ての豆を同じ位置で煎り止めているわけではない。
マンデリンのように2ハゼを入れて何十秒という焙煎も、2ハゼ直後もある。
標準焙煎が、法定速度(60㌔)だとすれば、100キロ、80も、40も時には走ることが出来る。何がなんでも、60キロ厳守ではない。
焙煎機が安定していれば。59キロでも83キロでも確実に出せるわけです。
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幾つかの基軸豆が、常に2.5キロを焙煎するとしても、
時に少量を全く違う焙煎をすることがある。例えばエスプレッソ用に煎る場合などだ。
常に、退屈なので何かしらの変化球は投げている。狙った所へは投げることが出来るし、
積極的に、ダブルすることもある。
多くは、技術的な保持の為でもあります。
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基本の焙煎があるから、
インプロビゼーションが可能なのだということを知って頂きたい。
それは、行き当たりばったりではない。
即興といっても充分、計算(設計)して行っているのだ。
「排気ダンパー」を弄って迷子になっては出来はしない。
インプロビゼーションは楽しんでやっています。
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ある豆は、3週間してから提供しています。
あるものは、1ヶ月から、
また、ある豆は短命で一週間ってものもありますが、その時々で計算は常にしています。
基本があるから、外れてみます。
「へうげる」
経験とか、店の個性とかいう話ではありません。
誰でも、やりたいようにやれば良いのです。自由です。
定義とか、法則とかいう世界でもありません。
たかが、コーヒー焙煎です。アホでも煎れます。
但し、アホはアホなりです。名言ですな。。
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