かれこれ40年も前、「アイビー・ファッション」ってのが流行しました。今思い出しても、こっぱ恥ずかしい流行ですが、これは、ファッションというよりは、フィクッション。
石津謙介氏の発明です。こんな田舎の桑名の中学生でも「VAN」の商品を買っている同級生が沢山いました。 当時の「メンズクラブ」という雑誌も専門化して大いに売れていたと思います。
ご存知のように「アイビー」とはアメリカ東部の名門大学群(アイビーリーグ)のことで、そこの学生達のファッションを取りいれた、今でいうと珍妙なものです。
勿論、当時でも、向こうの本物の学生達で、日本の「VAN」なんて知ってる人は誰一人いません。(笑)
ところがこちら側(つまり日本側)は、「アイビーファッション」とは・・・(爆)という定義付けが始まりました。(爆)
現実に存在しないものの定義付けですから、「VAN」という総本山のお達しの通り全国の阿呆な中坊や、高校生は洗脳されてゆきます。いい年した大人も・・・
兄も、本物のボタンダウンはこうでなきゃいけな~~い。ブレザーは三つボタン一つがけでセンターフックベンツ?云々ってヤツです。まあ、そういう線を打ち出した石津謙介さんは偉いなあと思いますが、今になって思うと、みんなアホやったなあと思います。
私は全然興味がなかったです。むしろ寒気を感じてました。丸刈坊主にブレザーですよ。
今思うと、「こぶ平」みたいじゃないですか?
それは、本家の「ミルクティ」を飲まずして、「アイスミルクティーにタピオカ入りれて」を太っといストローぶっ刺して「ミルクティーとは」を語るような珍妙さがあります。
チャンチャラ可笑しかったです。
東部名門大学の真似を日本の丸刈り中坊が「これが本物だ」と思い込んで、全部ニセモノを高い金で買ってるわけです。当然、この場合の本物は「大学生協で買えるロゴ入りTかスウェットシャツです」程度しかない。
あとは全部、嘘の世界を構築し、顧客はその中で楽しむ。企業は儲かる。
ボタンダウンシャツの定義や、ブレザーの定義なんてない、スーツでさえ、色々な型がある、
第一、連隊出身でもないのに、レジメンタルタイを締めるのをどう説明するんでしょうか?
つまり「VAN」なんて田舎モノを騙してだけに過ぎないのです。まあ結果論ですがね。
勿論、業界には多大な「貢献」もしたと思います。
てな訳で、ノベルティー(おまけ)戦略も効を奏し、VANは急成長、あとはもう倒産するのを待つだけとなり、お約束通り倒産しました。
結局「おまけ」戦略でした。が今でも時々、クルマの後ろに「VAN」のステッカー貼ってる人を見ると「洗脳ってのか怖いな」と思いながら笑えます。
「おい、おい、オッサン、まだVANやってんかよ」っと・・・
「こうでなきゃいけな~い。」ってのは一番アブナイわけであります。それは一転、「それは全部いけな~~い」に繋がって行きます。
今の「V60」のドリッパーも同じです。ほとんどヤラセ、
CAFEで使ってるのが珍しいから記事になる、記事になるとそれが大勢だと勘違いする若者がいるのです。そんなもので「ネル」の味が出るわけがないのは、小学生でも判るのに信じている。そういう人がパンケーキなんてマジで焼くから時代に遅れるのです。
もう終わるサインが記事です。
一番大事なことは
「楽しむのは良いが、信じちゃいけない」
宗教も同じです
「xx教徒じゃなきゃ、許さな~い.異教徒は殺せ~~」ってことになります。
まあ、それで、「VAN」王国滅亡後はトラ・ニュートラ、ハマトラ・アメカジなど群雄割拠の乱世に入り、今、ユニクロ王の時代ですが、これもいただけませんが、まあ何ですか振り返ってみれば全部恥ずかしいですね、ハマトラなんて爆笑されますから、写真持ってる昔のお嬢さん(今ババア)は破って捨てて下さい。ハマトラですぜ!
流行に敏感な人ってのは、実は一番、何もない人ですね、何とかドーナツが日本上陸で並ぶような人ですね、100%で広告に踊らされているわけです。
え~何が言いたいのかというと・・・
本物って思ってることでも「ニセモノ」は多いってことです。
「コーヒー焙煎士」そんな公的な資格はありません。
ないものを有るというのは詐欺です。そこで金銭の授受をしているわけですから
気をつけてね・・・・・。バイバイ
チャンンチャラ可笑しいけれど・・・・