【解説】
【2ハゼ】と書いていますが、2ハゼではありません。聞いてません。
そして、この受講者さん自身は、温度計は一切見てませんでした。
で同じポイントで決定されてました。
ポイント(点)です。
色彩(帯)、時間(帯)ではない、点。
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新型のR-101では0.1℃単位で表示されますが、これは1℃単位表示ですから、172.9℃でも172℃となります。
いずれにしましても、この銘柄別12焙煎の講座は、1ハゼ、2ハゼはご覧のように、ほとんど、同じです。
これが安定した焙煎機です。(何度も書きますが、揃わなくても大丈夫ですね、当講座を受ける意味はそこです。)
1ハゼ、11番目のマンデリンも172度で来ますが、表示は175~6ですね。(これでOK)
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毎回同じ量を投入するなら、ボトム温度は当然同じ筈です。
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焙煎中は「排気ダンパー」は固定です。講習された方も、その場所を固守することはありません。
その付近だろうと、そして投入量に拠り変わります。
常に「煎り上げる」イメージですが、焙煎自体は削ぎ落したシンプルなストレートな焙煎です。
「騙しもハッタリ」も無い分、誤魔化しも無い分、シンプルは簡単で難しい。
【観察力】と【決断力】が全てです。
だから色見本や時間で判断するなんて幼稚なものでは決してありません。
また、1周ごとに、テストスプーンを見ないなら焙煎機なんて買う意味もありません。
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【決断力】が鈍って、失敗した時の対処も、講座では時折お教えします。
(受講者さんがしくじった時だけですから・・・)
商売ですから毎日、何焙煎も実践するわけです。
朝から晩まで、お天気(気候)も変化してゆきますが、しかし、焙煎が変化することはありません。
講座でも、朝~夕方で焙煎しています、そして煎り上がった豆は(同じ仕上がり)で揃います。これがプロの焙煎です。
その気候の変化ごとに、予備焙煎を幾つかして本番を決定しても、その時にもう変化しているわけですから、こういう事も言ってる人はニセモノです。(やってる人もいないのです。)
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上記のデータのブレも全部、説明出来ます。例えば5番のボトム温度が何故低いのか?です。
【経験やキャリアが違って】も科学の法則が変わることは絶対にありません。
だから、何故か説明できないような変化は、焙煎に関してあるわけがありません。
「排気ダンパー」と「温度計」が同期していると考えるから(目の前の数字だけを信じるから)騙されます。
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人は目の前の物を信じ込みます。
ダンパーを操作して、味が変わるトリックに8割は引っかります。
焙煎が色で判断出来るという大前提から騙すからです。