本日、他店の実機のテストを実施しました。
現行機では、250gでボトム落ちが高いという報告が東西問わず多数あり、500g投入では改善されることは判っておりますので、当面それで焙煎していただければ上手くゆきます。
が、原因を探る為に、今日は、メインモーターの相互交換をしました。現在機の日立製から、私の機械の北芝製(東芝の子会社)に換装して現実に焙煎してみました。スペック上では殆ど同じ・・結果も変わりませんでした。250gではボトム落ちが悪いのはそのままだという報告をここでします。
あと他に何が内部で変わったのかは不明です。同じ仕様で製造メーカーが変わることは普通にあると思います。
が、
焙煎機の性格という話からします。
R-101は豆の量にかかわらず1分でボトム落ち
R-103は3分でボトム落ちします。
屁理屈は関係なく、何をどうしようとこの時間なのです。
さて、そんなこともあり、今日はとあるカフェのその現行機で投入温度を170から155度に落とし250gで103度まで落として焙煎してみました。上手く煎れました。(焙煎者は私)
投入温度は自由に変えて下さい。
今回。意識したのは、この250gでは落ちない焙煎機でボトムを100度近くに落とすことです。
これから暑い季節ですから、生豆の保存を低温貯蔵庫に入れる人も、室温の人もいます。
私はその半分は業務用冷蔵庫ですが、それを意図して投入温度を考えたことはありません。
同じ焙煎機を買って、同じ講習を受けて、上手く焙煎出来る人、出来ない人の違いは何なのか?
パラメータを守らない人です。
焙煎は単純です。その単純さはシンプルという意味です。だけれども講習を受けて身につけて頂くしか方法はありません。
作業だ、単純だと書いてますが、そのパラメータ設定には何十の焙煎が試行錯誤されてます。その結果でそういう単純さです。(複雑でも、難しいでもありません、けれど結果は重いというニュアンスです。)
日々、色んな質問や相談に答える為に、色々な試行錯誤をしています。
屁理屈こねくり回すより、現実にやってみることです。
R-101機においては、欲に言う[ニューラル]云々という操作は出来ません。
これは実際に使ってる人は誰でも実感デキマス。
「ニュートラルから半絞り開けるの閉じるの」と一体どうなるんですか?その意味、意図は一体何ですか?
まさか、それを答えられないのに焙煎してるなんて?
同じ焙煎機でも「ニュートラル」なんてどうにでなります。ハッキリ書いておきますが、、、、アホ、
日本の焙煎の不思議です。