味は「生豆」と「焙煎度合い」で変わる。
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◆味は生豆で決まっている。苦味は焙煎を増やせば深くなる。だからコーヒーの評価に「苦味」はない。輸入量世界2位の4割はベトナム・ロブスタな日本は苦いコーヒーを是としてきた歴史(つまり深煎り)がある。
美味しい、不味いの評価って何?
◆ 大型プラントは必然的に「熱風式」なのだ。一回に500キロ~数トンも短時間(或いは超短時間)で焙煎する。そのエナジー(熱風)をリサイクルしながら効率的に無駄なく使える利点があるのが「熱風式」である。だから熱風が工業では主流である。
もし、この事を言及するなら、当然ながら自分で複数台を所有していなければならないのが、まずの第一条件だが、それ以前に、焙煎者が【標準焙煎】を完全に実行できるスキルが必要です。
つまり、現在日本で、行われている「排気ダンパー」を操作してる人には絶対に出来ないことです。それが何故かは判らないなら、出来てないのです。面倒なので割愛します。また、1分ごとに温度を記入してるような素人では到底無理だということです。
◆ 半熱風・直火式でも、或いは「熱風式」でも 基本的に味は変わらない。
ここは「条件次第」で同じ焙煎です。
でも普通は味が変化しますね、何故かというと単純に直火式は、チャフが燃えるからです。でも私は燃やすことはないわけです。
高級な生豆はそれもないわけですから、燃えません。
それ以前に、この2つの違う方式の焙煎機を全く同じ焙煎曲線で、(同じ温度でTP, 1ハゼ。2ハゼが同じ温度)しかも連続で出来るのは当講座受講生各位しかいないと思います。
◆ カッコつけて、難しいことを言うのは自由だが
プロバットで言えば、プロバットでさえ機種が違えば、その製造場所も、焙煎機としての基本構造も全く違うから、
「どこのメーカーが美味い、不味いは噴飯モノの話である」
(但し、焙煎機としての基本が出来ている上でも話)
◆ 同じ半熱風と書いてあっても実はプロバットは95%熱風である。
じゃあ、これと完全な熱風式とそう違うのか?
その説明は出来ますか?
完全な熱風式の利点は、電気式でも出来るという点です。
だから海外の多くの焙煎機メーカーはガス・電気と両方式を持ってます。
◆ここで最も大事なことは、あらゆる場面で同じ事が言えるかどうかなのだ。
つまり、ベーカリーオーブンでも同じ事が言えるのか?
パンを食べて、どこのメーカーは美味い、不味いが、或いは食べて製造メーカー名前が言い当てられるのか?
鰻屋でガスバーナーか、備長炭か、あなたは判るのか?という問題に波及しなければならない。
よくあるコーヒー焙煎機だけに通用するヘンテコな理屈というのが基本的に間違っている。これがほとんどです。
結局、自分の持ってるマシンだけの評価しか書いていない。
出来上がりが「綺麗」だから「熱風式」が美味しいなんてのは論外の手前味噌である。
◆ だから、
小型・中型・大型で分ければ、
小型焙煎機と言われるものは100キロ釜までだか、どんな種類も製造出来ると思う。
熱風式は、ムラなく焙煎が出来る。だから美味しいとは限らない。
コーヒーの美味しさは「生豆で」決まる。
◆ 当講座へ来店される半数は既に焙煎業をされている方々だが、何年やっても満足出来ない、美味しくない問題は、全て仕入先の問題で解決している。
良心的な仕入先を選べば、1キロ500円も出せば、欠点豆はまずない。
ゴミ拾いを「ハンドピック」なんて呼んでいること自体、もう貴方は騙されているのです。日本だけなのです。粗悪豆を騙されてる。
「handpick」はどう考えても「手で果実や✿を摘む」こと以外にないのです。
腐った豆(-30点)をゴミ拾いすれば(-10)になって劇的に味は向上するでしょう。 あなたそれ、幾らで師匠から買ってるのですか?
まさか、それを「自慢?」してるのですか?
馬鹿ですか?