根本理論を聞けば「経験だ」, 日本の焙煎法はおかしい。
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当焙煎講座は、単一のパラメーターで連続の12焙煎で授業しています。
そこで各データ(1ハゼ、2ハゼ温度など)が揃うことを確認してもらって、極端に言えば、焙煎を作業に落とし込みます。だから明日も、3年後の今日の焙煎も同じことが可能です。
常に、温度計が示す数値を信じ切れるのですから、ここから作為する焙煎も実に簡単なのです。
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つまり、これは、1つのパラメータに過ぎませんので、、各自の意思で変更しても勿論OKです。
(自由度はそれ程ありませんが)
しかし、出来ないパラメーターもスグ隣に存在します。絶対に不可能なのですが、これを意図的に教えられ、けなげに1分ごとの温度を記入している気の毒な人もいます。フィードバック的な追随も検証さえも出来ません。焙煎をより難しいものにしているのです。要注意
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50インチのモニター(笑)
先日のPROBAT本社(プロバット)の講習ではPROBATINOのデータをWihiで飛ばし別の50インチモニター(パナソニック製)で映し出していました。
これが有れば、手に取るように、焙煎が把握出来ます。(あくまでも焙煎が理解出来ていればです。)
プロバットのソフトは、単一パラメーターで設定しても、こちら側(生豆側)の条件を変更すれば同じ焙煎をしないのがよく理解出来ます。 そこで必死に追いつこうとするマニュアル感覚が試されます。
ここでもう一つの設定値、例えばドラムの回転数を変えればどうなるのか?(それを試す時間はなかったけれど)を記憶させれば、次の焙煎で検証することも可能です。
自動(オートマチック)で焙煎出来るというのは、実は二次的、コマーシャル的な文句だと思います。
実は、当講座でも同じですが馴れてしまえば焙煎はほとんど自動です。
日本製FUJIROYAL R-105でも殆どオートマチック的な焙煎です。
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当然ですが、コンピューターが入っていようが、なかろうが、焙煎プロセス自体は変わりません。
人間の考え方が変わってしまうので、おかしくなります。
プロバットのソフトウェアに関しては一目で秀逸と判ります。
最初に焙煎があり、人が煎り、コンピューターが補助するという「感じ」です。
だから、「まず」人間がマニュアルの焙煎を理解することが第一です。当り前過ぎる当り前です。基本、これが出来てないと宝の持ち腐れです。
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日本はコーヒー焙煎の歴史がない。
機械制御の知識がない人々が勝手な説明の出来ないことを流布しています。例えば、排気温度計と付けて、その差異を考えるなどというものです。見えてるモノで判断です。
焙煎は釜の中で行われて排気の温度は関係ありません。
焙煎には、温度計を信じることが出来る焙煎(A)と
「排気ダンパー」を弄った為に、毎回各温度が違う、つまり同量の焙煎なのに温度計そのものが狂ってしまう焙煎(B)があります。
(これも殆どの人は理解出来ていないでしょう)
つまり、見えないものは、スグには理解出来ないのです。
見えないものを、「ダンパー」弄ってもっと判らなくしていますから、永遠に判らない。(笑)
そんな、デタラメでも焙煎は可能です。手アミでも可能ですからね.
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色で焙煎を決めるのは、アメリカ式単純焙煎なら出来ます。
プロフェッショナルは、パラメーターを変化させ、同じ色でも、違う味が出せます。
日本ではここでもデタラメが流布されて、ただ、色で焙煎を決めるから、味が毎日違うのです。
色で焙煎を決めるんだ教えて、ダンパー弄って違う味を演出した振りをします。(これで騙される。)
同じ色で、12分と20分で同じ色で煎ればウソだと判ります。
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焙煎は自由です。しかし、作業する人間が自由でないと意味がありません、
何かに固守する人は狭いのです。
要は自由なパラメーターを設置できるかどうかです。
但し、20分以上掛けるのも、12分以内も基本的にダメです。
つまり、その範囲内のガス圧変化しかないのです。
世の中にはガス一定で「ダンパー操作」なんて馬鹿もいます。
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今も将来も迷わない為に・・・
今までの日本の焙煎を行えば、焙煎結果として出てきた2つの焙煎グラフを比較して、批評して味が違うのは当然です。
その1個目の焙煎さえ、本当はトレース(複製)出来ないのです。(出来ると思ってる)
まあ、それは置いといて、何故私が、これをクドク書いているか?
皆さんが、今も将来も迷わない為です。PROBATの説明会で「蒸らしはどうするのですか?」なんて聞いた人がいたという伝説的な馬鹿話は有名ですね。
有りもしない、出来もしない、意味のない「排気ダンパー」操作で今現在、騙されてる人、操作してる人はまず救いようがありません。宗教で騙されてるのと同じ。
縁なき衆生は度し難し。です。
だけど、当講座に関係する人だけは、今 FUJIROYALを使っていて、将来、もし発展的にプロバットに買い換えても迷うことがない、そんな焙煎をして頂きたいと思います。
FUJIROYALの5キロの方がコスパは断然よいです。半額以下です。
どこの焙煎機を推薦するものではありません。自由です。
どんな焙煎しようと自由です。但し、デタラメを教えて、聞かれれば「経験だ」は詐欺だと思います。簡単な事を難しく言う奴は馬鹿なのです。
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縁なき衆生は度し難し。