Self-explaining : 一目瞭然、自明の理
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■ 実は写真を撮りたい場面は圧倒的に本社工場の中が多いが、当然撮影は禁止である。そこには各パーツや生産過程や、特注製品があるからだ。
このエメリッヒの工場は、大型プラントが多く製造されている、多分それら焙煎機は1焙煎が何百キロで時間が90秒とかそういうものだ。 それも、コーヒー産業の一つの面であることは当然である。
サンプル焙煎機は向かいの工場で、小型のPROBATINOは今ブラジル製である。これは秘密でもなんでもない。むしろ知っていて買うのと、買ってから後で事実を知るのとは違う。また、そんなものでドイツ人の機械作りが変わるわけでは決してない。
■上記写真のようにPROBATONE 5は多くの時間を割いて皆に説明していただいた。私は焙煎の実践者でもあるから、販売者ではない部分、機械的な意味はよく理解出来る。
焙煎者は特に最低でも原付バイク程度は直せるスキルは日々要求されるわけである。(簡単)
私が販売する日本製焙煎機も六角穴ボルトに「換装」してるのは、その確実性である、このPROBATは殆ど六角穴ボルトであるのも当然である。
■ プロバットの5キロ機は先日書いたように、「コンベクション:コンタクト」比が95対5 だから、殆ど熱風機だから、半熱風以上に膨らむし、このプロバットの二重構造だからこそです。
二重構造なしではこの比はない。と言えるだろう。
■ 私の講座にも昨年以後、プロバット所有の受講者が複数有ったが、一部分だけ安全装置が働き、焙煎が違うが、基本パラメーターは出来ることは確認しています。
FUJI-ROYAL について、当り前ですが、構造が同じなら、同じ焙煎が出来ます。
しかし、同じ構造は絶対に無理ですから、FUJIでプロバットと同じ焙煎は基本的に無理なのです。
そして、いくら、PROBATでもunder roasting だとムラムラでシワシワです。笑
■ 今回も多くの事を学びましたが、基本的な事項は今までの私の講座内容と同じです。マシンが単純な分、私のコーヒー焙煎講座の方がHEAT TRASFER(熱の伝導)を学び易いと思います。
どう考えても焙煎で「排気ダンパー」を操作するなどは愚の骨頂である。どうしてこんな簡単な事が理解出来ないのだろうか?
機械制御を学んだ者なら5分で理解出来ることなのだ。
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「ダンパー」を弄ってる限り珈琲焙煎は永遠に判りません。絶対に理解出来ません。ここが基本です。
簡単なことを難しく言う人間は判ってない証拠である。多くの先生の答えは「長年の経験だ」「職人ワザ」などと言う。アホそのものだ。
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私が、このプロバットを訪れた理由は、勿論受講者さんがPROBATを所有していてるかたが増えたからである。しかも新型ですから、私自身がそれが判らないことがあった為でもあります。
簡単に書けば、新型はどうなっているのか? 私が受講者さんのフォローが出来るようには最低しなければなりません。勿論、自分自身の為でもある。