■闘茶 茶寄合
一般には普及していませんが、古い歴史があります。
古い茶商さん、仲買人の仲間内の遊びと思います。三重県もお茶の産地ですが、現場を見たことはありません。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%97%98%E8%8C%B6
三重県は茶の産地(宇治茶にもなります、不思議?)ですからシーズン最初のセリは必ずTVのニュースになります。
そこで見かけるのが【カッピング】です。要するに・・・
多数の銘柄、生産者のお茶を、一回一回、急須で同じ条件で出すことは不可能ですから
一定の条件下(温度・量)で一度に抽出するのは、この【カッピング】しか方法はないかもしれません。
勿論、日本茶は銘柄により最適な温度はバラバラですが、ここでは条件を統一することが第一です。
(同時に多数の同じ急須使って一定の作法で定量出すことは不可能なのです)
つまり、業者サイドは、
その銘柄本来の味を知っていて、温度が外れたら、どんな感じになるのか、という経験や知識が深く有って初めて成り立つのでしょう。
いわば、そこで抽出されているのは【最大公約数的】なものだと思います。
■英国のTea Blender
これも良くTVで見ますが、ブレンダーが紅茶を抽出はキチンとして、「ジュルジュル」と転がして吐いてます。
決して飲みません。日本酒の試飲でも飲んだら判らなくなります。
飲まないこと、味は舌で判りますが、香りを求めているのかもしれません。
ここでも何故そうするかというと多種多様な種類を同じ条件下で比べることが目的です。
話は逸れますが、私の英国の知人で有名地でプライベービーチまで待ってる金持ちがいますが、私は一度もカップ&ソーサーで紅茶を飲んだことがありません。
皆、自分のマグカップで安い紅茶ティーバックで、台所(陽は入ります)で飲みます。日本でいう「紅茶道」のようなものは一切ありません。多くは観光用か、資格ビジネス用。
■コーヒーをお店でカッピングしてる人達
要するにカッピングなんてしなくても【キチンと】抽出されたコーヒーをワザワザ、ジュルジュルするのは本当の馬鹿。
飲むんだったら、カッピングする必要(意味)はありません。
私達が普段、英国人が普段、カッピングしなくても味が判るのと同様です。 やるなら、「とん汁」でも「味噌汁」でも「牛乳」でも「ヨーグルト」でもやれよ。笑。 カレーもいいね。
それは、あくまでも多数のサンプルを一定条件で抽出し比べる為の、単純化された手段に過ぎないのです。
■SCAAやSCAEでも、金儲けの教程として「カッピング講座」はあります。程度低いです。
これは色々なコーヒー分野の講習を点数化して、集めるとDIPROMAがもらえるよいうだけで、簡単な家元制度を真似たものです。結構、お金が掛ります。そういう権威が欲しい人はどうぞ。
カッピングが威力を発揮出来るのは、それをゲームとして捉えた時だけです。成り立つのはゲームです。(闘茶)と同じで充分楽しむことが出来ます。
まあ、アメリカ人の感性【舌】なら、それでも大したモノらしいですが・・・。
第一、SCAAが出来たのは最近で、カッピングを唱え始めたのも当然最近なら、それ以前は、コーヒーを比べることが出来なかったわけでもないのだ。当然ですね。
■絶対にやってはいけないこと。
まず、CAFEや喫茶店で「ジュルジュル」するのは最低最悪のマナーであること。これは海外在住経験者ならお判りと思います。もう最低&最悪です。
カッコつけて、カッピング用のコーヒーが置いてある店ならヨロシ、だけど抽出から時間たってりゃ、そんなもの意味はないでしょう。5分以内でしょ。
っま、「私は判るのよ」と言いたいでしょうけれど・・・・・
手段を目的化しないことです。
手段を自慢するなんて、大笑いです。
チャンチャラ可笑しいです。