①イタリアに行け!
正直これしかないです。本家に行かないで何を語るの?
たった「一日」でもOKですから、本場で数軒で飲んで帰ってくるだけで、日本で100軒回るよりも勉強になります。
それでは今、日本にあるものは何処から来たのか?
アメリカです。
シアトルで考えた「イタリアのようなもの」を日本に再輸出されてますから、本家とはかすりもしない。笑
それを本物だと思い込まされています。
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② 何故タンパーを重視しないか?
さて、上の写真は、エスプレッソマシンに付属してくる標準の【タンパー】です。見てのとおりプラスチック製、私の300万円のマシンでもコレです。
ロケットのようなアメリカ市場を見据えたパッケージ商品はもうすこし魅力的なタンパーが付いて来ますが、イタリア国内のプロ向けのマシン付属品はコレです。
「ええっ?コレ」
イタリアに行ってお店で観察してください。皆が使ってるのは、ほとんどコレです。これで「ポン」で終わりです。
例えば、ミラノ駅構内の超忙しいも店では、男女の店員さん3人、4人で2台のマシンを使ってるとしますと、日本でやってるような「肘を90度で、XXポンドで押す」は、身長差や体力差が有りすぎて、統一することが出来ません。
台の高さは一定ですから、到底無理なのです。
それ以前に日本ではXXポンドで、、って「そのポンドは何キロ?」て質問すれると「ムッ」とされます。これはアメリカから来た、カリキュラムで点数を取得する為の儀式てきなもの
イタリアでは「重視」するのは水平か?ってだけで
強く押しません。
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③それでは調整するのですか?
「グラインダー」です。 これで合わせておけば、どんな店員さんでも統一された味が出ます。「ポン」押しでOKなのです。
当然ながら「グラインダー」で合わす方が難しいわけです。
だから日本では「タンパー」で押して調整しています。その方が面倒がないのです。
グラインダーで合わすと、その前の豆がまだホッパー(グラインダー)の中に残っていますから、それも出さねば本調子になりません。
(意味判りますか?)
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④SCAAから来た「やっかい」な教え
授業用の、或いは仕事を単純化するアメリカの即、アルバイトでも出来る仕事出来る、所詮、カフェ・ラテの世界ですから、どういう風にもなります。
本家イタリアは99%、エスプレッソですから、誤魔化せません。
⑤ その「プラットフォーム」は騙せるね!
展示会で、エスプレッソマシンである調整装置で味を劇的に変化させるのは、実はマシンでなく、デモンストレーターの技なのです。
上記のように「グラインダー」を甘くしておき、「タンパー」の押し具合や、抽出時間で劇的に変化させるのを、あたかも装置で制御したようにも出来ます。」
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⑥ 結局 100年以上の歴史へ収束する真実
結局は①へ戻るのですが、シングルでエスプレッソ抽出ってものも、エスプレッソイタリアーノを勉強する上での初歩の段階で各豆の素性を知るための動作であり、イタリアでは5種類をブレンドします。基本。
その勉強としてありますが、店舗でシングルは有り得ません。
それを日本では「カフェ坊」が物知り顔で「シングル」で出してます。
大笑です。 やってる本人は「本気」です。
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⑦ 酸っぱい「エスプレッソ」なんてイタリアにはない。
イタリア人がビックリする「スッパプレッソ」を自慢しているのが今の日本です。「酸味」と「酸っぱい」は根本的に違う。
あなたねぇ、今までアメリカ来た食品で、何か美味しいモノってありますか?
どこれも「不味さの限界で」、これ以上不味いと食べれないものばかりです。
いくら戦争に負けたからって、そんなMバーガーで家族でドライブスルーが贅沢な時間だなんていうのは、ホンマアホちゃう?
本間、本間、本間千代子。(知らないと思いますが・・)
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⑧ エスプレッソが「酸っぱい」のは?
「スッパプレッソ」と言いまんねん。
鶴は千年