焙煎よりも大事なこと
■ これを書こうと思っていたら、丁度、あちこちから電話が掛かってきました。一件目、日本一の立地条件の店舗さんからです。
っまあ、ローマで例えるなら「スペイン階段」の前みたいな・・・
貸店舗にして家賃の方が儲かるかもしれません。(笑)
こういう店舗さんは、次々に新しいことを余力で考えることが出来ます。
その後、滋賀県で2店舗目を開店さん、 群馬県内でまもなく新規開店さんも上手く行きそうです。今日は都合、全国5店舗さんから電話がありました。
贔屓目ではなく、皆さん上手く運営出来ると思います。
全員「明るい人」です。
■さて、ネットで新たな数字を発見しました。
飲食店の開店からの廃業率をみる
飲食業界は参入障壁が低く、専門性が乏しくても、脱サラ開業が人気なように、開店しやすいと言えるでしょう。しかし同時に、あらゆる業種のなかで廃業率が最も高いというデータもあります。以下の数字で検証してみましょう。
- 開業から1年未満の飲食店:38%前後
- 開業から1年以上~2年までの飲食店:26%前後
- 開業から3年以上~5年までの飲食店:14%前後
- 開業から6年以上~10年までの飲食店:14%前後
- 開業から11年以上の飲食店:10%前後
■ 廃業率ですから1年目の残62%は儲かっているのか?
利益が出ているのは、残り62%の半分以下30%くらいだと思います。
だから26%は廃業します。
何となく儲けもそれほどなく低空飛行だが、蓄えがあるのでやってる店も多い。
TDBの知人は「絶対に商売はしたくない」と自信を持って言います。
色々な悲惨な結末を見て来てるからでしょう。
■ 店舗に多くの投資をした店は閉店率が高いのですが、基本、資本があるので母体は生き残って他業種に行くパターンで、勉強代程度の痛手である。
どんな優良な外食チェーン店でも、立地調査をし出店しても2割の店舗はダメだと言われます。
個人的には半年で初期投資を回収したいと思ってます。
私の場合はそれでないと「失敗」だと判断して、閉店を念頭に運営しています。
■ 自分の店を出す前に、何十軒も勉強の為に訪問してる人は確実にダメになるパターン。一体何をするべきなのか?まだ決まってない。そして流行りをしてスグ結果が出る。 商売はそんなに楽ではない。
真似する人はいつまでも独自色がない。
つまり、ここでも、最後は人で決まる。これは本当だ。信じて!
実行力は真似することではない。
一番ダメな人達ですが、当のご本人はあちこち回って充実感がある。
■ 先日の【繁盛講座】は弁理士さんをお呼びして「商標登録」だけしました。 ネットで勉強は出来ません。
一番大事なことはネットには載ってません。
これはどんな分野もそうです。
ネットで物事が判るというのは、ネットがなくても判ることを、ネットで読んでるだけです。(ワカリマスカ?)
■ 商売(事業)の目的は一次的には金を儲けることです。
【Cafe】をするのは【手段】であり【目的】ではありません。
「カフェをするのが夢だったんです」なら、それほど儲からなくても納得がゆくまでは出来るかもしれません。言い訳ですね。
手段を目的化したら終わり。
■ 儲ける為には、他社さんの何倍の努力や生まれ持った資質が必要なのだ。
「儲かってない人」は「あの人は運が良い」と言う。
運だけで支配されているなら努力はいらない。
「儲かってる人」は必死の努力や眠れぬ夜を語らない、「妬み」「嫉み」を避ける為に「いや~~運が良かっただけです」と言うだけにしている。
■ 最後は人でです。これだけは確実に言えます。