■ 自動車の暖気運転(そんなものはする必要はないのですが)をもし 貴方が行うとして何を基準にするか? 当然ですが、水温計だけですね。何故なら、それで充分だからです。
隣のオジサンが、彼の車に、標準の「水温計」の他に、エンジン自体にセンサーをつけ、外気温度計も、エンジンルーム温度計もつけて、その相関関係で暖気運転を説明されても、きっと貴方は明日も水温計だけで判断し、それが適度に上がったら出発するでしょう。
■ また向かいの家の免許取立ての「坊や」が、「暖気運転のマニュアルを書いてください。何分なのですか?気温が0度の時は? アクセル開度は?」と聞かれれば、いくら気の長い私でも
「朝からうるせいぞ、クソ坊主、LINEで先輩に聞け!ボケ」と怒るでしょう。
■ コーヒー焙煎機でも同じです。これ即ち食品加熱加工機です。何やら難しいことを書いれば判ってる人のように思われたいのでしょうか?
焙煎機の標準の温度計の他に、排気温度を測るなんてやってる人もいます。
何度も書きますが、それって「温度」を見てるだけですよね?
私(及び当講座の受講者さん)は200度の釜よりも、160度の釜が熱いのも知ってます。温度計を見て、違う見えないモノを見ています。
ドイツの機械工学を知れば、完全完璧主義の彼らが、焙煎機に温度計を一個だけ付けているのは、取り敢えずそれで充分だからです。(PROBATもオプッションで追加出来ます。)
単純に、「その方が複雑で難しいことをやってる俺はスゴイ」って奴ですが、多くの場合は暖気運転で活用しようとします。
■ 私はどんな焙煎機でも時間を掛けてする価値はないと思ってます。どんなに時間を掛けても不完全です。フジローヤルの場合は、やっと④焙煎目で安定します。時間を掛ければ大きなガスの無駄ですから、暖気は基本20~25分を目途にします。
■ 関東在住で、「焙煎は微妙だ!ダンパーが半段、」なんて言ってるぐらいなら、マシンを60ヘルツで作動させていると思いきや、そのまま(そのままでも充分OK)笑
しかし、アンタ「風力は2割も落ちてるぜ!」
そして半段が判る精度なら、必ず毎日ファン分解清掃が基本ですよ~~~。
■ 難しいことを書いてる人は要注意です。コーヒー焙煎で「水を抜く」なんて日にゃ、風呂か?と思います。
「内圧を高める?」・・いつから圧力釜に?爆。
「中点」なんて語句を使ってる人は世界標準でないことは間違いないです。世界では絶対に、絶対に「中点」なんて語句は使いません。その前に存在すらしません。これだけ日本の焙煎は最近曲げられておかしくなってます。
■ 「蒸らす」・・・もうキXXXです。。