先日取引のある(口座があるってことね)銀行の支店に聞きたいことがあって電話したら、最初から最後までぜ~んぶテープでの対応でびっくりした
人件費節約ということなんだろうし、今はどこもそれが普通のことなんだろうけどすごくガッカリした
「○○のご用件は○番を押して」とかそんなやりとりがずっと続いて、聞きたいことに辿り着くまで時間がかかるし、何よりこの年寄りには要領がわかりましぇ~ん
子機でかけたから番号をプッシュしている間に次の指示が始まっちゃって何を言ってたのか聞こえなくて慌てちゃったし、うちはいまだにダイヤル回線なので「ダイヤル回線の方はアスタリスクを押して切り替えてください」とテープの声が言ってたけど、果たしてアスタリスクがどの記号かわかる年寄りがどれほどいるのか。
しかもほんとにダイヤル電話の人はどうするんだろう。
そんな人は全く日本に存在しないという前提なのか?
銀行に限らず会社に問い合わせをしようと思って電話してもテープでの対応するところがほんとに多くなりましたね。
でもそれって、ほんとにそれでいいのか?
デジタルに対応できる柔軟な頭を消費者や利用者も持たなきゃいけないのか?
小さい頃から人付き合いが苦手で、人間関係の煩雑さやダメージを考えるとあんまり人と関わりたくないと思ってきた私。今でもそういうところはあるんだけど、この年になってやっと人間はコミュニケーションがすべてと思えるようになってきた。
煩雑で伝わらなくて傷ついて落ち込むけど、みんなが気持ちよく過ごすにはどうすればいいのかとか、自分の思いを相手に少しでも伝えるにはどうすればいいかとか、失敗からまた学んで人間関係を構築することが大切だな~と。
今はデジタル化や情報伝達手段の発達で学校に行かなくても勉強ができたり、会社に行かなくても仕事ができたりする時代で、それはそれでいい面もあるけど、学校や会社に行ったり社会に出ることは人間同士のつながりを知る意味で知識を増やすだけじゃないもっと大切な基本的なことがあるはず。
だけどそういうことからどんどん遠ざかっていく社会に不安を感じる。
たかが電話、されど電話。
便利は不便。
相手が人じゃないと不安になるのは頭の固い年寄りの証拠か
最近子供達も自立しつつあって話す相手がいなくなって寂しくなったのか
人間て変わるよね~。
成長か後退かわからないけど