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ひろポンの“わたしにも作れますぅ” 

60’sオヤジのブログへようこそ。模型、モータースポーツ、イラストなどクルマと乗り物を中心に気ままに書いていきます。

ジョ-・ホンダ写真集:GOLD LEAF Team Lotus

2011-12-24 | Motorsport
先日のモデルファクトリー・ヒロ見学の際に見せて頂いたジョーホンダ氏の写真集、第12刊の
ゴールドリーフ・チームロータスが届きました。

ジョーさんの膨大なレースフォトの中から毎回特定のマシンにスポットを当てて、元ネコのヤマダマ大先生の編集によるこの写真集。
今回はゴールドリーフカラーのロータス、68年の49Bから71年の56Bの特集です。
49と72は今後の続刊で詳しく紹介されるとのことで、この号は4駆の63と56Bタービンがメインですが
この2台についてこれだけ詳細なフォトはおそらく初めてと言われる内容で、大きな写真も多数あり
モデラーにとっても非常に資料価値の高い内容となっています。

ジョーさんの写真集はいくつも見ましたが、初めて見る写真ばかりでレースファンには感動ものです。
既刊のものと比べても遜色のない非常に素晴らしい内容。
年明けにはフェラーリP4が発売になりますが、人気のあるマシンなのでこれも非常に楽しみですね。







さて!ヒロといえばついに出たBRMのH16気筒。
ヒロさんにも“BRMが好きな人っているんだねえ!”と言われましたが(笑)隠れマニアは結構多いのではと。
なんてったってどんなクルマか全然知らなくても60年代のスロットカーには外せない車種でしたからね。

33でもうしばらくヒロはいいや…と思ったものの、やっぱり60's世代は作るしかない。
内容はというとレジンのボディーにスプリングやチューブなど小物パーツ、例によって
メタルパーツは3袋にズッシリ、たっぷり。
組み立てたら見えなくなるシャープな16気筒のクランク&ピストン。モッタイナイ気がしますね。
来年のお楽しみです。







MERIT :コンノート・グランプリ&アーチー・スコット・ブラウン

2011-12-23 | レストアもの
メリットのコンノートはサクサクとデカール貼りまで終了しました。

カラーリングはですね、キットと同じでは芸がないし結局どうしようかと考えた末
これにしました、58年グッドウッドのアーチー・スコット・ブラウン!!!

白サフを吹いてからクレオスのホワイトスプレーを吹き、ノーズのラインやナンバーサークルをマスク。
ネットの画像など見ながら適当にダークグリーン調合してブラシで吹きました。
三角マークは手を抜いてモデラーズのカラーデカールです。



50年代の片腕の名手として有名なArchie Scott Brown。
イギリスの名家に生まれたアーチーは、妊娠中の母親が患った風疹のため
生まれた時から右前腕が無く、両足にもハンデを負っていました。
数度の手術の末、歩けるようになった彼は、その後ハンデを克服させるため
親から買い与えられたクルマを乗りこなし人並み外れたバランス感覚を発揮。
クラブレースで数々の優勝を飾り、二十歳を過ぎてご近所さんのブライアン・リスターと
知り合ってからはリスター・ブリストルやリスター・ジャガーで大活躍し、その勇敢な
ドライビングスタイルで多くのファンから愛されました。

F1ではこのコンノートのマシンでもレースに出場。
モンツァではファンジオを押さえてPPまで獲得したのに、ハンデを理由に出走許可も
予選タイムも取り消されてしまいました。
27歳でリスターでデビューして亡くなるまでの4シーズンで、70勝以上を記録したアーチーの
彼の最後のレースは58年の雨のスパ。
リスター・ジャガーに乗る彼はマスティン・グレゴリーとトップ争い中、今の最終コーナーである
クラブコーナー(別名シーマン・コーナー)でコースアウト。
危険なので取り除くようアピールが出ていたのに放置された標識に衝突して他界しました。



あとはクリア仕上げしてパーツに色を吹いて組み立てるだけです。
こんなイージーだけれども雰囲気のあるキットはストレスがなくて楽しいですね。
50’sの名作キット、見つけたらぜひ作ってみてください。









1936 AUTOUNION TypeC : CMC1/18

2011-12-19 | ミニカーとスロットカー
本日の1台。
言わずと知れた戦前のモンスター、アウトウニオンCタイプ。
CMCの1/18ダイキャストです。

ダイムラーベンツに対抗して生まれたもう一つのシルバーアロー。
1930年代のグランプリはアルファロメオ、ブガッティー、ベントレー、メルセデスベンツなど
各国の威信をかけたグランプリカーが活躍しました。
1932年に設立されたアウトウニオンも知名度を上げるため、いちはやくグランプリに参戦。
ヒトラーの国家プロジェクトの一環として莫大な資金援助のもと、フェルディナンド・ポルシェが設計した航空機用のV16エンジンを小型化して搭載したPヴァーゲンをベースに開発されたマシンです。
34年のタイプAから排気量をだんだんと拡大していき、最強と言われたこのCタイプは6Lで520馬力を絞り出したと言われます。





CMCのモデルはこの特異なスタイルのモンスターの姿を、お得意の超精密タッチで余すところ無く再現しています。
エンジン後部に取り付けられたルーツ式スーパーチャージャー。
V16エンジンをミドシップに搭載して思い切り前に押し出されたコクピット。
どのドライバーのコメントだったか忘れましたが、後ろにピッタリ付いて離れないマシンが目に入って良く見たら自分のマシンのテールだった…という話。
この長いお尻を見たら、あながち冗談とも言えないのではという気がします。
CMCの他のモデルにも言えるのですがちょっとホイールのワイヤーが細すぎる気がしますね。
もちろんタイヤはハブを回して取り外しが出来ます。





ライニンゲン、バルツィ、シュトゥック、H・Pミューラー、ローゼマイヤーにルドルフ・ハッセ、フォン・デリウスらによってドライブされたこのCタイプ・アウトウニオンは、完璧なレプリカが4年前の秋に表参道のアウディ・ショールーム、ルマンクラシック・ジャパンなどで初公開されました。
ご覧になった方は沢山いると思いますが、想像以上に華奢な造りという感じでした。
幅15cm程度の細いタイヤ、ねじ切れそうな細いステアリングで500馬力をコントロールし、300km以上のスピードで走ったことが信じられません。

モーターレーシングがもっとも危険で人間臭かった時代を象徴する1台でしょう。







おとなの遠足:モデルファクトリー・ヒロ

2011-12-16 | 模型いろいろ
昨日は大内様、ミゾロギ様、そしてジャンニ様と今や世界中のカーモデラーにその名を知られる
MFHことモデルファクトリー・ヒロへ社会科見学へ行ってきました。

MFH Online
模型処バルケッタ-barchetta-

なんてったって天下の超精密モデルのヒロさん、以前からず~っ…と見に行きたい!と思っていました。
東京足立区の本社併設シュールームのバルケッタさんに一歩足を踏み入れると、そこはもう
カーモデラーにとって夢の園。
大きな壁一面のケースの中にはずらりと凄い数の完成品とキットが、そして制作関連用品が並んでいます。

すでにWEBサイトでも紹介されている新製品の1/12ロータス79のエンジンは
実際に手にとってみると凄い。
これは79やDFVのファンにとってはたまらないだろうな…。



60'sオヤジの琴線に触れるGoldLeafのLotusやFerrari312、マトラにマーチ…
そして美しいレーシングスポーツの数々…と、どれもクラクラするような
素晴らしい完成品を見て溜息をつくばかりです。
もちろん新作のBRMもじっくりキットを確認(?)してきました。
インジェクションの312T4も非常にシャープな仕上がりで発売が楽しみです。

















一段落したところで社内を案内していただき、製作の秘密兵器?の三次元造型機などを
見せていただきました。
2階では膨大な数の資料やフォトを見せていただきながら、時間の経つのを忘れてしばし雑談。
近日発売になるJoe Honda氏の写真集のGOLD LEAF、そして来年発売のP4も
素晴らしかった。
原型室の山崎氏が制作中の79を拝見したりあっという間の3時間でした。





ヒロのキットは高価でそれなりに組むのも大変ですが、今回見学させていただいて
改めて企画から製品まで一貫した拘りの凄さを実感しました。
どんなマニアックなものでもファンが世代を継続して売れる海外と、売れ線が固定している日本。
一過性で長続きしない商品は作らないという今後のヒロの製品に大いに期待したいと思います。
多忙のところを快く案内説明してくださったヒロさんに感謝!!

モータースポーツ・レトロのサイトにリジエ・マトラJS9と70年デイトナ24時間がアップされています。
マトラのエキゾーストノートが素晴らしいです!

Video: The Sweet Sounds of the Ligier-Matra JS9

Video: The 1970 24 Hours of Daytona

あやしい忘年会

2011-12-07 | 模型いろいろ
昨日はディープな赤羽で模型仲間のみなさんとディープな忘年会。

雨の中、待ち合わせの模型店へ…。
クルマはイマイチだけれどキャラ関係のレアものキットがさりげなくあったりして
ワイワイと盛り上がってから居酒屋へ。
美味しい食事と焼酎でボルテージを上げてから、いざテーブルの上に各自持参の模型を並べて
さっそく品評会です。

ミゾロギさんの新作アストンとジャガー。
良い色と雰囲気満点の完成度。
他キットのパーツを寄せ集めて、まとめ上げるセンスはいつもながら脱帽です。
ドライバーフィギュアもいいなあ。




で、お待ちかねの33祭り。
たかととさんの33ストラダーレ、凄い迫力です。
ネットで見ただけでは判らないボリューム、これがあの大滝かと改めてビックリです。
サフ仕上げまできて、このあと内装にとりかかるとか。
クラッチョさんの33もならべて同じ角度で撮ってみました。
クラッチョさんのモデルも相当手が入っているのですが、切った貼っただらけのたかととさんの33は
もうフルスクラッチに近い状態です。
何と言ってもお二人と違って私はオクで落としたキットの箱を開けて一瞬愕然!、すぐ蓋を閉め
その日のうちにまた出品してたたき売ってしまいましたから…(笑)




私もヒロの33と910を持ち込んで見ていただきました。
酒が入るに従ってここでは書けない危ない業界話がポンポン飛び出して大笑い。
クルマ業界の内情には私は詳しくないのですが、皆さんの話を非常に面白く聞かせていただきました。
参加のミゾロギさん、ジャンニさん、クラッチョさん、幹事のたかととさんに感謝。
次回モデルファクトリー・ヒロの遠足も楽しみにしています。
皆さんありがとうございました。



“もういちど、プラモデル”

2011-12-05 | 模型いろいろ
ネコパブからモデルカーズ初代編集長の平野克巳氏の本が発売になりました。
タイトルは“もういちど、プラモデル”

もういちど、プラモデル



かつて子供達の遊びの王様のひとつだったプラモデル。
いまやゲームなどに取って代わられ、子供と遠く離れた存在になってしまったプラモデル。
かつてモデラーだった大人、子供の時に作ったきりプラモと縁が無かった大人たち。
もう一度あの頃を思い出した大人たちに、いまいちど手にとってもらいたい本です。

私の東京プラモのBRMスロットカーも見事に完成させていただいて
再び紹介されていますよ。
昔のキットと新しいキットの比較も興味深く、平野氏のスピリットを伝えるくれるムックです。



日模のカブ、3つは作った記憶があります。
すべてカラー成型されたパーツ、リアルな仕上がりに子供心に感動しました。
再販してくれたらなあ…。

さて今日は赤羽で忘年会&模型オフです。
ミスドのゆきんこダルマを食ってから出かけようっと…。



ブックマークにガンさんのブログをリンクさせていただきました。
姫路弁全開です!!

ガンのきままにすちゃらかにっき

TAMIYA PORSCHE 910 : 完成

2011-12-03 | PORSCHE
7月から始めたタミヤの1/18ポルシェ・カレラ10、ようやく完成しました。
別に変わりばえしませんが、あらためて画像アップいたしました。
生沢仕様ではなく67年セブリング仕様にしましたが、ちょっと新鮮な感じで良いですね。
満足度90%.
残りの10%はエンジンまわりの作り込みが出来れば良かったという点ですが、もう疲れたので(笑)
これでも充分です。
再販後はかなり安く出回っていますので、1/12はシンドイけど1/18なら…という方は
ぜひチャレンジしてみて下さい。





















The Robert Fellowes Collection

2011-12-03 | Motorsport
今日の1冊、先日のエントリに関連していますがこんな写真集を。

The Robert Fellowes Collection: Grand Prix 1934-1939。

写真家のRobert Fellowes が撮影収集した1930年代のグランプリの世界を納めた写真集で
著者はMon Ami MateやKing of the Nurburgringなど数々のレース関係の本でお馴染みのクリス・ニクソン。

フェローズの作品は1948年に出た“グランプリ1934~1939”という本に収められていますが
これは2001年にイギリスのTransport Bookman Publicationから発行されたもので、当時アマゾンで購入しました。
中にはクリス・ニクソンの直筆サインが入っていました、貴重本です。
また序文を偉大なレースフォトグラファーのクレマンタスキ氏が書いています。

今まで公開されたことのない戦前のグランプリの素晴らしい写真が、レースごとに年を追って紹介されています。
メルセデスやアウトウニオン、アルファロメオなどを走らせた伝説のドライバー達。
機械式スーパーチャージャーの金切り音が聞こえてくるような迫力と、ロマンチックなレースシーンが満載です。
戦前のレースマニアにはお勧めの1冊です。



表紙はニュルのブリュンヘンを駆け上がるカラツィオラのW154.
すでに入手しにくくなっていますが見つけたら買い!ですよ。

さてダラダラと長引いたタミヤの910ですが、昨日はあらかじめ絞っておいた塩ビのライトカバーを切り取って
エポキシとアクアリンカーで接着しました。
カバーの縁はタミヤのラジコン用ポリカーボネートカラーのブラックを筆塗りしています。
やっと完成です。画像はまた後日…。