目を使う仕事を何十年も続けてきたので以前から月に一回、近くの眼科クリニックで定期的に検査をしています。
そのクリニックはこの地域では評判が良いので遠方からくる患者も多く、いつも非常に混んでいるため午前中に午後からの診察予約を取りに行きます。
ご多分に漏れず加齢による白内障が入ってきて、最近少し見にくくなってきたような気もするので先生に相談したら、様子を見て日常生活や仕事に支障が出て来たら手術しましょ、と言われた。
私の友人デザイナーが2年前に手術した話をしてくれて、調子良いですよ、手術も日帰りであっという間に終わるしと言っていました。
ご存じかもしれませんが〝超音波白内障手術〟は濁った水晶体を吸引して取り除き、その中にレンズを入れるんだけど、選べるレンズも数種あります。
健康保険適用の単焦点レンズだと焦点を遠・中・近のどれかで選び、遠・中両方合う多焦点レンズだと一部が保険適用。
んでもって遠から近まで広範囲でピントが合う多焦点レンズは自由診療、つまり自己負担になるんだそうな。
これだと眼鏡が全くいらなくなる訳じゃなくて、暗いところやチッコイ字を見るとかだと眼鏡をかけたほうが良いバヤイもあるとのことですが、やはり眼鏡の煩わしさとおさらばできるのが一番の利点。
金額的な事もあるけど調べたら、デザイナーとか精密な見え方が必要な仕事の人などは多焦点レンズは見え方が合わないこともあるらしい。
友人もその点を踏まえて仕事メインで考えて単焦点レンズを選んだと言っていた。
多くの人は多焦点を選ぶらしいけど、ちなみに単焦点なら両眼で10万程とか。
私の知人は、と仁鶴とにかく今一番いいやつを!(笑)とのことで、200?くらいかけて多焦点レンズ入れましたが...........。(@_@;)
ま、模型店で離れたところから積んであるプラモの山の中に、目ざとくお宝を発見するにはいいかもしれんけど(笑)私も仕事中心なので単焦点でいいやと考えているところです。
運転するときは今まで通り眼鏡かければいいんだしね。
-------
ハイ!ほいでもってここからいきなり仕事の話です。
15年ほど前に3年間、市ヶ谷のほうの某医学書専門出版社の仕事で目の手術関係の書籍にイラストを描いていました。
白内障手術、緑内障手術、角膜や糖尿病関係など眼科医のための手術手技を紹介している本で、全12冊で合計で200数十点!なかなか大変でした。
私は医学に関しては素人なので、描く為の資料画像や手術動画などいろいろ提供してもらって作画したのですが、ボリュームもさることながらこれは非常に勉強になりました。
手術をどうやって進めていくのかの手順を著名なその道の先生が監修し、別の方が描いた線画のイラストと共に紹介していく内容です。
この本の第1刊で描いた内容がなんと〝超音波白内障手術〟というわけで(笑)。
興味あるかないかは別として、ごく簡単に手順をご紹介しときますね。
皆さんもいずれジジババになるので(笑)頭の片隅に入れておくといいかもですよん!
● 目薬で眼の表面に麻酔をかけ眼の周りを消毒して...........黒目(角膜)と白目(結膜)の境目あたり(右下のところ)にメスを入れて、ここからゼリーみたいな薬剤を入れて角膜ドームの空間を維持しておいて、先が曲がった切開用の針で水晶体の表面にあるラップみたいな薄い膜をペロリンチョと丸く切り取り作業用の窓を開けます。
●水晶体は〝玉ようかん〟みたいに膜で覆われた無色透明なレンズですが、これが濁って少し硬くなった核となるのでストローで簡単に吸うような訳にはいきません。
まず外側を覆う薄い膜と水晶体の間に水を注入して剥がしやすくします。
そして超音波と言っても音波を当てて粉砕するのではなく、モーターツールみたいに水晶体の濁りの中心部を少しづつ砕いては吸い込んでいきます。これにはいくつかの方法があります。
●濁りを取り除いたらその周囲に残ってる皮質を綺麗に吸い取ってレンズを入れていきます。
●2本の足が出たレンズを丸めて筒状のインジェクターに入れ、眼の中に挿入します。
水晶体の中で足が開いて中で固定されるというわけです。
下手くそが入れると斜めってしまったりするんかな?(笑)
まあそんなやつはいないだろうけど。
最後に眼の中を手術水で洗浄して終わりです。
最初にメスで開けた切り口は、縫わなくても通常は眼圧が上がるときれいに塞がるので放っておいてかまいません。
友人曰く、片目5〜6分、手術終えてちょっと安静にして、3〜40分ではい終わり、帰っていいですよとのこと。
そんなに簡単にできるなんて有難いですねえ。
仕事で目を使って息抜きの模型作りでまた目を使ってと、酷使しまくっているので気をつけなくちゃと思っています。
皆様も定期的に目の検査はしたほうがよろしいかと思います、おわり。
そのクリニックはこの地域では評判が良いので遠方からくる患者も多く、いつも非常に混んでいるため午前中に午後からの診察予約を取りに行きます。
ご多分に漏れず加齢による白内障が入ってきて、最近少し見にくくなってきたような気もするので先生に相談したら、様子を見て日常生活や仕事に支障が出て来たら手術しましょ、と言われた。
私の友人デザイナーが2年前に手術した話をしてくれて、調子良いですよ、手術も日帰りであっという間に終わるしと言っていました。
ご存じかもしれませんが〝超音波白内障手術〟は濁った水晶体を吸引して取り除き、その中にレンズを入れるんだけど、選べるレンズも数種あります。
健康保険適用の単焦点レンズだと焦点を遠・中・近のどれかで選び、遠・中両方合う多焦点レンズだと一部が保険適用。
んでもって遠から近まで広範囲でピントが合う多焦点レンズは自由診療、つまり自己負担になるんだそうな。
これだと眼鏡が全くいらなくなる訳じゃなくて、暗いところやチッコイ字を見るとかだと眼鏡をかけたほうが良いバヤイもあるとのことですが、やはり眼鏡の煩わしさとおさらばできるのが一番の利点。
金額的な事もあるけど調べたら、デザイナーとか精密な見え方が必要な仕事の人などは多焦点レンズは見え方が合わないこともあるらしい。
友人もその点を踏まえて仕事メインで考えて単焦点レンズを選んだと言っていた。
多くの人は多焦点を選ぶらしいけど、ちなみに単焦点なら両眼で10万程とか。
私の知人は、と仁鶴とにかく今一番いいやつを!(笑)とのことで、200?くらいかけて多焦点レンズ入れましたが...........。(@_@;)
ま、模型店で離れたところから積んであるプラモの山の中に、目ざとくお宝を発見するにはいいかもしれんけど(笑)私も仕事中心なので単焦点でいいやと考えているところです。
運転するときは今まで通り眼鏡かければいいんだしね。
-------
ハイ!ほいでもってここからいきなり仕事の話です。
15年ほど前に3年間、市ヶ谷のほうの某医学書専門出版社の仕事で目の手術関係の書籍にイラストを描いていました。
白内障手術、緑内障手術、角膜や糖尿病関係など眼科医のための手術手技を紹介している本で、全12冊で合計で200数十点!なかなか大変でした。
私は医学に関しては素人なので、描く為の資料画像や手術動画などいろいろ提供してもらって作画したのですが、ボリュームもさることながらこれは非常に勉強になりました。
手術をどうやって進めていくのかの手順を著名なその道の先生が監修し、別の方が描いた線画のイラストと共に紹介していく内容です。
この本の第1刊で描いた内容がなんと〝超音波白内障手術〟というわけで(笑)。
興味あるかないかは別として、ごく簡単に手順をご紹介しときますね。
皆さんもいずれジジババになるので(笑)頭の片隅に入れておくといいかもですよん!
● 目薬で眼の表面に麻酔をかけ眼の周りを消毒して...........黒目(角膜)と白目(結膜)の境目あたり(右下のところ)にメスを入れて、ここからゼリーみたいな薬剤を入れて角膜ドームの空間を維持しておいて、先が曲がった切開用の針で水晶体の表面にあるラップみたいな薄い膜をペロリンチョと丸く切り取り作業用の窓を開けます。
●水晶体は〝玉ようかん〟みたいに膜で覆われた無色透明なレンズですが、これが濁って少し硬くなった核となるのでストローで簡単に吸うような訳にはいきません。
まず外側を覆う薄い膜と水晶体の間に水を注入して剥がしやすくします。
そして超音波と言っても音波を当てて粉砕するのではなく、モーターツールみたいに水晶体の濁りの中心部を少しづつ砕いては吸い込んでいきます。これにはいくつかの方法があります。
●濁りを取り除いたらその周囲に残ってる皮質を綺麗に吸い取ってレンズを入れていきます。
●2本の足が出たレンズを丸めて筒状のインジェクターに入れ、眼の中に挿入します。
水晶体の中で足が開いて中で固定されるというわけです。
下手くそが入れると斜めってしまったりするんかな?(笑)
まあそんなやつはいないだろうけど。
最後に眼の中を手術水で洗浄して終わりです。
最初にメスで開けた切り口は、縫わなくても通常は眼圧が上がるときれいに塞がるので放っておいてかまいません。
友人曰く、片目5〜6分、手術終えてちょっと安静にして、3〜40分ではい終わり、帰っていいですよとのこと。
そんなに簡単にできるなんて有難いですねえ。
仕事で目を使って息抜きの模型作りでまた目を使ってと、酷使しまくっているので気をつけなくちゃと思っています。
皆様も定期的に目の検査はしたほうがよろしいかと思います、おわり。