ひろポンの“わたしにも作れますぅ” 

60’sオヤジのブログへようこそ。模型、モータースポーツ、イラストなどクルマと乗り物を中心に気ままに書いていきます。

山頭火像

2021-03-28 | Miscellaneous
緊急事態宣言が解除され聖火リレーも始まって、もうゴリ押しで何が何でも突き進むだけの今日この頃(^_^;)
案の定感染がまた広がって、一体この先どうしようというのかかさっぱりわからんこの国ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか??

いよいよ今年のF1も始まりました。
長年興味を失っていたワタクシも、今年は角田裕毅選手のおかげで今から本当に楽しみです。
やっぱり〝勝てる〟日本人が出るというのが今までと違いますね。
とりあえずルーキーイヤーは無理をせず、なんてことは言いません。
最初が肝心、〝ロシアのミサイル〟には気をつけてガンガン行ってもらいたいものです。

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更新の無いロータス49はコクピットの製作をしています。
まだ画像が間に合わないので次回……(^^ゞ

あちこち出歩かない代わりにお買い物はいくつかポロポロと。
先日届いたのはクルマではなく何を思ったか、焼物の自由律俳人、種田山頭火像(^_^;
山頭火ってったってラーメン屋じゃありません。

幼い頃に目にしてしまった母の自殺の影を引きずりながら、妻や子をほったらかして
各地を行乞をしながら句を詠み酒を飲み漂泊し続け、最後は望み通りポックリ逝ってしまった
どうしようもないオヤジなんですが(笑)詳しくはwikiでも見てください。

でもって私、山頭火好きですが名前は知っていたけれど俳句などほとんど興味が無かったのですが、30年ほど前にNHKで放送されたドラマ〝何でこんなに淋しい風ふく〟は非常に印象的で記憶に残っています。(フランキー堺が演じたこのドラマ、再放送してくれないだろうか。)

のちに彼の郷里と縁が出来たおかげで、あれこれ見たり読んだりしてすっかりツボにはまった挙げ句に書物のみならず、こんなものにまで手を出してしまったと……………..(汗)

数年前にその街に〝山頭火ふるさと館〟という施設が出来て、帰省した時にそこのミュージアムコーナーでこの像を見かけたのですが、その時に買わずにまた次回、と思っているうち寄る機会が無くなり、昨年はコロナで帰省も出来ず。
通販はしていないので製造元の窯業会社から直接購入しました。注文してひと月ほどかかったかな。




生涯読んだ句は一説には80000以上とも言われ、代表作は数々ありますが
亡くなる前に詠んだ一句

「もりもりもりあがる雲へ歩む」

死期が近いことを悟った山頭火の辞世の句といわれていますが、どちらかというと今のような不安だらけの世の中だからこそ、理想とするものにまだまだもっと近づく努力をという前向きな想いと受け取りたいスケールの大きな良い句です。

下向いてスマホばかり見ていないで(プラモばかり作っていないで?)たまには上を向きましょうよ、って?
あ、自分の事か(笑)失礼しました。



STP PAXTON TURBINECAR

2021-03-09 | Illustration
 


1967年のインディ500で優勝を目前にしてリタイヤしたグラナテリのタービンカー。
数々の自動車透視画を描かれている日本を代表するテクニカルイラストレーター、大内誠さんの最新作が完成しました。

昨年は中止になってしまいましたが、毎年9月に有楽町交通会館のギャラリーで開かれる自動車アート7人展の今年の課題である〝オープンホイール〟に出展のための作品です。

私も個人的に非常に思い入れのあるマシンで、このブログでもバンダイの1/12をお宝もののカテゴリーで紹介しましたが、大内さんが5年ほど前にこれを描き始めるとおっしゃった時に、あの完成品をご自宅まで持参して参考に見ていただきました。

それからすっかり忘れかけていましたが、昨年の7月にベースとなるモノクロの線画イラストができました!との事で見せていただいてから半年あまり。

いつもながらですが気の遠くなるような精密イラストは圧巻のひとことです。
〝子持ちししゃも〟のように、片側に積んだプラット&ホイットニーの航空機用ガスタービンエンジンからは、前後にシャフトが延びて4輪を駆動しますが、このファーガソンシステムの詳細がなかなか判らずに苦労されたとのこと。
たまたま昔のRoad&Track誌を見ていて見つかったそうです。

展示会をご覧になった方はご存じですが、イラストの下絵はすべてアナログで起こしています。
着色はデジタルですが、なんとタブレットペンでは無くマウスで色を塗っているんです!

その方がやりやすいからなんだそうですが、思えば大昔Mac買った頃はタブレットペンなど無かったので、キッドピクスでマウスでイラストを描いて何て不自由なものだと感じたものです。
この緻密極まりない構造画にそうやって色を付けているとはちょっと信じられません。
こんな絵を見るとあの完成品を作り直したくなりますが、キットも入手は難しいし老眼で厳しいので無理かな。
出来たらリヤのエアブレーキくらい再現したかった気がします。

ことしの七人展が無事開催されることを願って、是非会場に足を運んで見てください。