ひろポンの“わたしにも作れますぅ” 

60’sオヤジのブログへようこそ。模型、モータースポーツ、イラストなどクルマと乗り物を中心に気ままに書いていきます。

1/12 タミヤ TYRRELL 003 : 15

2024-09-30 | 1/12 TYRRELL 003 :  TAMIYA
完成間近で足踏みしているタイレル003です。

やっとリヤウイングが付きました。
翼端板と下段ウイングはすでに一体で作ってあるので上段ウイングをピンで固定します。
強度的に不安があるので隙間にはシンナーで溶いたエポキシを流し入れてあります。

ウイングはギヤボックス上のサブフレームに固定します。
ここの前側はフレームのピンを切り飛ばして時計用極小ネジでガッチリ固定しました(矢印)
後ろ側の支持ステーは上部のフックが小さすぎて無理にはめると折れそうなので、切り落として余り物のサスペンションアームから?状のフック部だけ移植してあります。




ウインドスクリーンはバキュームで絞ろうかと思いましたが面倒なので(恥)ペーパーがけして磨いてから17箇所のピン穴を開けて裏側から縁をブラックで塗装。
カウルに位置合わせをして同様に穴あけしておいて2番のインセクトピンで固定しました。

ちなみにセヴェールのマシンはミラーの形状が異なるため、ここの後ろ側に小さなサブ窓?が欠き取ってあります。
スチュアートのほうも予選でそのタイプに乗っていますが、決勝ではこのキットのままでOKです。




2種類のノーズカウルは磨きが終わりましたが、イマイチ気に入らないためクリアの吹き直しをしています。
ウレタン使えば良かったなあとちょっと後悔。
まあ伝統工芸品仕上げている訳じゃないので適当でいいんですけどね...........。






ジャンクのトッポ・ジージョ

2024-09-29 | 昔のプラモ

なんだか急に寒くなってきて今週はずっとお天気悪そうです。

総裁選挙も終わってみれば〝ホンマでっか?〟な結果だし、どこかの知事もまさかの再出馬だそうな。
冗談抜きで当選したらどうするんでしょ(笑)、私の予想では40%くらいの確率かと?
大丈夫でしょうか?知らんけど...........。



朝のうちにいつもよりちょっと多めに歩いてきました、7800歩。

〝MY抹茶碗〟で宇治抹茶を点てて、お取り寄せの大福をいただきました。
上林さんも中村さんも福寿園もいただいたので今回は伊藤久さんで飲み比べ。
庶民のささやかな幸せを大切にしてくれる国になって欲しいものです、ホント。





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今日のネタです。
先日手に入れた大昔のキット、ジャンク完成品であります。

〝日本最初のプラスチックモデル〟を作ったという伝説が見事に打ち砕かれてしまった(笑)◯サンのトッポ・ジージョです。
おそらく1966年頃に作った記憶があります。

トッポ・ジージョ・シリーズは3つあって、リモコンで歩く電動の(大)、ゼンマイ版が(中)、そしてこれがギターを持った(小)で、頭がボヨヨンとスプリングで揺れるだけです。当時の値段で200円。
本当は電動の大きなのが欲しかったけれど、800円と高価で小遣いでは買えず...........。
近年某絶版キットショップで20万超えで売ってました。



この(小)の完成品ですが、まあ何とも言いがたい仕上がり(笑)でして………..。
昔、作った時はもうちょっときれいに作った記憶があります。
これはこれでいいかと思ったものの、やはり作り直そうとシンナー風呂へドボン。

こんな感じでバラバラ◯体みたいな状態ですが、時間を見てボチボチ楽しみながら直していく予定です。




Porsche 917LH 001 : Gulf Presentation Car 1969

2024-09-14 | ミニカーとスロットカー
今回はミニカーネタです。
その前に...........ちょっと遅くなりましたが、行って来ましたLucy Thomasのコンサート。

今回はRockのLiveではない(笑)のでカミサンと行って来ました。
渋谷に出ることは近年ほとんど無かったので、駅降りてどっちに行っていいのか一瞬迷ってしまった。
246の反対側、新しいsibuyaサクラステージと南改札が直結したので便利になりましたが激変ぶりにお上りさんはついていけません。

会場に着いて感じたのは結構客の年齢層が高かったこと。
まあ10代20代などいるはずは無いと思っていたけど50~60代が多い印象でした。
チケットはすぐにソールドアウトになりましたが、中高年女性グループが結構いたけど、かなり気合いの入った服や髪型の方もいらっしゃって(笑)ああいう人達ってどうやって情報得たんだろう? 
You Tubeとか見てんだろうか?

それとも主催団体の会員になっていて、いろんなジャンルのLiveを常日頃楽しんでいる人たちなんだろうなと思った次第。

今回のコンサートは今月からロンドンで始まる彼女が主演のミュージカル〝Rosie〟の中のクロージング曲〝We Can Change the World〟に引っかけて、収益を能登半島地震の復興支援に寄付されるチャリティLiveでもあります。
海外の観客の中に彼女の両親もいて、ライブの途中でも紹介されましたが残念ながら妹は来日しなかったようです。

ステージは伴奏のピアノ1台のみ。
バックにストリングスも何もないのが逆に彼女の伸びやかでパワフルなヴォーカルを前面に押し出して圧倒されました。

Rosieの劇中歌はじめ〝Thousand Year〟〝There You’ll Be」〟S&Gの〝明日にかける橋〟とお馴染みの曲の数々、日本語でのサービス〝菟追いし〟の〝ふるさと〟など途中休憩を挟んで2時間。
ラストの〝We Can Change the World〟そしてアンコールはもちろん〝Hellelujah〟で締めくくり。
見事な歌唱力をたっぷり満喫出来て多幸感溢れるLiveでした。
次回の来日が今から楽しみです。



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ということで本題に。

ドイツのWerk83(ベルク)製 1/18ポルシェ917LHです。
1970年からワークスポルシェのスポンサーに付いたGulfカラーを纏ったプレゼンテーション仕様です。

このWerk83というブランドは知りませんでしたが、まあ値段も手頃ですがドアやカウルは開きません。
でもボディはダイキャストなので経年変化の心配は無いし、プロポーションもなかなか良いですね。

これ以外にバリエーションとして一番最初のホワイト/グリーンのナンバー917のモデルや、69年ルマンの12番、14番、10番もあります。
ただし製品の原型がノーズ・インテークの左右のブレーキ冷却用の小さい穴がないタイプです。
そのためこのGulFとホワイト/グリーン以外の製品はそこが開いていないため実車と異なります、念のため。

917は映画にも登場したガルフカラーのクルツボディー(917K)が有名ですね。
個人的にはホワイトエレファントの名にふさわしいラングヘック(917LH)、それも69年型が一番好きなので、今回は実戦には登場していないこのカラーを選んでみました。
オートスポーツ誌1970年の1月号にも紹介記事がありました。

917は69年からスポーツカーの最低生産台数が25台となったため、それに合わせて生産が開始されたものの一度はホモロゲーション審査に間に合わず、大急ぎで何とか台数を揃えてFIAの公認を無事に得ることが出来ました。
この25台がずらりと並んだ画像はよく知られていますが、一番手前の917番がシャシーナンバー001のマシンです。




69年9月のフランクフルト・モーターショーには3番をつけ車体中央にオレンジのストライプが入ったカラーで公開。
その後ジョン・ワイヤーとの提携が発表になりGulfカラーに塗り直されて10月のロンドン・アールズコート・モーターショーに登場したのがこのモデル。
製品にはありませんがこの時、左フェンダーのオレンジ色の部分に小さくジョン・ワイヤーのサインが入っていました。

70年には917Kが登場しますが001はルマンには出ず、その後クルツに改造されて10月のパリ・モーターショーには優勝したザルツブルグの赤い23番(シャシーNoも023)の塗装に塗られて展示され、以後何十年にも渡ってあの優勝車の身代わりを務めました。
そして2018年に新たに修復プロジェクトが始まり、オリジナルのラングヘックの姿に戻されてポルシェの50周年記念展〝Colors of Speed〟で公開されました。

と言うわけで今回は917の001シャシーについて書いてみました。