久々のイラストアップ…。
描き始めたのがいつだったかすっかり忘れていたマトラ。
大分前にほぼ完成していたのですが、一部不明な箇所があったため資料が見つかるまで
先延ばしにしていて、やっと先日描き上げました。
MATRAはフランスの企業ですが今はもうありません。
航空機、兵器、宇宙、自動車といった複合企業体で、そのなかのマトラ・オトモビルが
F1やスポーツカーレースなどに政府の支援を受けて活躍したのはご存じの通り。
もともとミサイルを造るところから始まった会社です。
空対空ミサイルとして、あのサイドワインダーのライバルでもあったR550とか
地対空のミストラルとか有名な機体がありますが、そんな中の1つでタミヤのミニジェットシリーズで
最初に作ったダッソー・ミラージュ3にも搭載されていたR530。
このミサイルを加えて構成しました。
タイトルは French Missile とでもしましょうか。
20号のキャンバスにアクリルです。
ところでこの絵にはウソがあります。
イメージはモナコのステーション・ヘアピンを廻るところにしたかったのですが
MS11をこのアングルで撮った写真はありません。
このベースにしたのは以前作ったバンダイ1/12の完成写真です。
当然プラモなのでデフォルメが入っていますから、仮に実車を撮って重ねたら
全く違うはず。
とりあえずこの写真をベースにかき集めた資料から下絵を起こしています。
構造画のOさんには怒られそうですが(^^ゞこれはあくまでイメージ優先の絵なのでOK。
下絵はタイヤの位置、足回り、エンジンやボディーという順番に描き起こしていくのですが
当然ベースが模型なのでタイヤはデカ過ぎるし、辻褄の合わないところだらけで下絵に半年!ほどかかっています。
ざっとした下絵のあとイラレでトレースし、それをトレペにまた写してからキャンバスにトレースダウン。
同時にフォトショでカラーサムネールを作っておいて…と、まあこんなに時間かけていちゃ仕事にならないか(笑)
今回は情景がサーキットではないので、背景のパースに合わせてクルマを直す必要が無かっただけ楽でした。
このレースのこのシーン、といった自分の描きたい場面にドンピシャの資料はほぼありません。
クルマをアップにした構図の時は当然視点に合わせて背景を描かないといけないし
背景が決まっていたらそれに合わせてクルマを描き起こす必要があります。
見る人にはそんな箇所など全然わからないし、つまらない拘りと言われればそれまでなんですけどね。
同じモノを描いても絵描き一人一人の拘り方は皆違うから、そこが面白いところでしょう。
いつもお世話になっている“くるま村の少年たち”のサイトにも早速掲載していただきました。
Makino様ありがとうございます。
http://www.ne.jp/asahi/60srace/models/
大好きなマシンをまた1台描き上げることが出来たので、まずは満足です…。
描き始めたのがいつだったかすっかり忘れていたマトラ。
大分前にほぼ完成していたのですが、一部不明な箇所があったため資料が見つかるまで
先延ばしにしていて、やっと先日描き上げました。
MATRAはフランスの企業ですが今はもうありません。
航空機、兵器、宇宙、自動車といった複合企業体で、そのなかのマトラ・オトモビルが
F1やスポーツカーレースなどに政府の支援を受けて活躍したのはご存じの通り。
もともとミサイルを造るところから始まった会社です。
空対空ミサイルとして、あのサイドワインダーのライバルでもあったR550とか
地対空のミストラルとか有名な機体がありますが、そんな中の1つでタミヤのミニジェットシリーズで
最初に作ったダッソー・ミラージュ3にも搭載されていたR530。
このミサイルを加えて構成しました。
タイトルは French Missile とでもしましょうか。
20号のキャンバスにアクリルです。
ところでこの絵にはウソがあります。
イメージはモナコのステーション・ヘアピンを廻るところにしたかったのですが
MS11をこのアングルで撮った写真はありません。
このベースにしたのは以前作ったバンダイ1/12の完成写真です。
当然プラモなのでデフォルメが入っていますから、仮に実車を撮って重ねたら
全く違うはず。
とりあえずこの写真をベースにかき集めた資料から下絵を起こしています。
構造画のOさんには怒られそうですが(^^ゞこれはあくまでイメージ優先の絵なのでOK。
下絵はタイヤの位置、足回り、エンジンやボディーという順番に描き起こしていくのですが
当然ベースが模型なのでタイヤはデカ過ぎるし、辻褄の合わないところだらけで下絵に半年!ほどかかっています。
ざっとした下絵のあとイラレでトレースし、それをトレペにまた写してからキャンバスにトレースダウン。
同時にフォトショでカラーサムネールを作っておいて…と、まあこんなに時間かけていちゃ仕事にならないか(笑)
今回は情景がサーキットではないので、背景のパースに合わせてクルマを直す必要が無かっただけ楽でした。
このレースのこのシーン、といった自分の描きたい場面にドンピシャの資料はほぼありません。
クルマをアップにした構図の時は当然視点に合わせて背景を描かないといけないし
背景が決まっていたらそれに合わせてクルマを描き起こす必要があります。
見る人にはそんな箇所など全然わからないし、つまらない拘りと言われればそれまでなんですけどね。
同じモノを描いても絵描き一人一人の拘り方は皆違うから、そこが面白いところでしょう。
いつもお世話になっている“くるま村の少年たち”のサイトにも早速掲載していただきました。
Makino様ありがとうございます。
http://www.ne.jp/asahi/60srace/models/
大好きなマシンをまた1台描き上げることが出来たので、まずは満足です…。