ここ数日はほとんど真冬のような寒さでしたねえ。
そろそろどこかに紅葉でも見に行きたいと思っていますが紅葉どころか冬景色になりそうな。
冬の大嫌いな私としてはタイミング悪いなあと思うけれど、人混みを避けてどこに行こうか考えているところです。
夏の間はほとんど手を付ける時間の無かったキットもボチボチ再開し始めていますが、なぜかクルマより大昔の〝イマイのキャラ・プラモ〟なんぞを弄っています。
そんなわけで困ったときの音楽ネタに1年ぶりに頼ることに。
今回取り上げたのはジョージア州出身の COLLECTIVE SOULです。
オルタナティブ系と言っていいのかどうかわかりませんが、ローランド兄弟を中心にした5人編成のバンドです。94年に地元のラジオ局から火が点いて全米に人気が広がりましたが、なぜか日本では今一つ知名度が低い。
1stアルバムのシングル『Shine』が大ヒットし、翌95年の2ndアルバム〝Collective Soul〟も300万枚のヒット。
1997年4月にショーケース来日(主に音楽業界の人へのお披露目ライブ)したらしいのですが全く知らなかった。
その後は沖縄の米軍基地などには来ているものの、ちゃんとした来日公演は一度も無いというチョイと残念なバンドです。
ビッグネームではないけれどあちらでの人気は絶大で、オルタナと言ってもノイジーな訳でも無く、音的には70年代のアーシーなアメリカンロックの流れを汲んだオーソドクスで真面目な〝アメリカンロックの良心〟とでもいうべき感じ。
兄のエド・ローランドの作る曲はどれもキャッチーで美しく、メロディーメーカーとしてのセンスは確かで派手さは無いけれどシンプルに気持ちの良い音です。
代表曲〝Run〟のようなソフトなナンバーもハードなナンバーもサビのメロディが印象的で、なんか聴いたことあるみたいという曲もあるかもしれません。
〝Over Tokyo〟なんて曲まで作って日本で公演したいと言ったかどうかは知りませんが、日本で人気が出なかったのが不思議な気もします。
正直あまりに過小評価されすぎで腹立たしい気もします。
個人的にかなり好きなバンドなので、今からでも遅くないので(笑)どこか呼んでくれませんかねえ………..。
そんな彼らの3年ぶり11枚目の新譜〝Vibration〟が最近発売になりました。
相変わらずの音といえばそれまでですが、いつものソウル節をたっぷり聴かせてくれるなかなかの名盤に仕上がっています。
洋楽マーケットの中でRockはすっかりニッチになってしまった感じですが、このバンドのように安心して聴けるRockというのは今はなかなか貴重かもしれないですねえ。
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Collective Soul - All Our Pieces (Official Lyric Video)
Collective Soul - Run [Official Video]