ひろポンの“わたしにも作れますぅ” 

60’sオヤジのブログへようこそ。模型、モータースポーツ、イラストなどクルマと乗り物を中心に気ままに書いていきます。

K-CAR SPECIAL ILLUSTRATION 20YEARS

2014-09-25 | K-carスペシャル カバーイラスト
5年前の記事が最後のKカースペシャル カバーイラスト。
本自体が商標譲渡されて他社に渡ってしまったので、記事もストップしたままです。

先日仕事の合間をみて、全作品の中から初期のキャラクターバージョンのアナログイラストを中心に
MacのiPhotoを使ってBOOKを製作してみました。

以前、これで作ったミゾロギさんの素晴らしい作品集“LE MAN DAYS”を拝見した時に
私も同じように自分で作ってみようと思いながら、なかなか整理が進まなかったのですが
とりあえずiPhotoのテンプレートの中からハードカバーの作品集を選んでレイアウト。
全200点以上の作品の中から60数点を選んでみました。




初期のロットリングとエアーブラシによるアナログ作品を56点
そのあとのデジタル作品のうちイラストレーターで作ったものが9点。

後期のPhotoshopのリアルタッチのものは今回は載せませんでした。
各イラストには年と車種とそのテーマを記載。

初めてなのでどんな仕上がりになるのか不安だったので1部だけ注文してみました。
5~6日ですぐに出来上がって届きました。
思ったより早かったですね。




早速開封。Appleらしい高級感?のある雰囲気。
カバーから取り出して、オンデマンド印刷の具合はどうかな~と
早速出来上がりを確認。
ファイルが大きすぎてもアップロードに時間がかかるので、今回は1600×1200ピクセルくらい
200dpi のjpg画像をアップしてみました。
仕上がりは若干粗いかなという気もするけど、ほぼ満足のいくものでした。
写真集などの場合はどうなんでしょうね。

表紙は第4号のダイハツリーザ:F14のトップガン仕様です。




創刊号は写真だったのでイラスト表紙は第2号から。
最初の第2号だけはロットリングの線画にアセテートフィルムを被せパントーンを貼っています。
グラデが出来ないし、作業がつまらないので(笑)3号からはエアーブラシでリキテックス着色。





ホンダ・ビートのペースカーにワゴンRの6輪。




特に気に入っている作品は1ページ占領。
西川やっさんと坂田さん、イン御堂筋(笑)





デジタル作品ページはこんな感じ。
すべてイラストレーターで作画しています。
左上のブルックランズは実際に使用されたものと変えて
ちょっとトーンをレトロ風にしてみました。




裏表紙のコピーは位置が良くないので見返し裏袖に移動する予定。

今回は試作ということで基本仕様にオプション10ページ追加して全部で30ページ。
送料や消費税を加えると軽く5000円以上になります。

本当はもう少しページを増やしたいところですが、まあ手軽に自分の作品集を
手元に印刷物として残しておくには良い方法ですね。
今後部分的に修正を加え、データの大きさも考えてまた作る予定です。

もしご希望があれば再注文時にお分けできるので、遠慮無く左上からメールをどうぞ。

今は他社にもこういったサービスが沢山あるので、それぞれの特徴や値段と相談して
自分だけのブックを作ってみてはいかがでしょうか。


ショックな出来事

2009-06-13 | K-carスペシャル カバーイラスト
恥ずかしながら昨日まで全く知らなかったんですが、ときどき取り上げさせていただいている
雑誌K-carスペシャルが、ついに“商標譲渡”されて別の出版社から発売になることが判りました。

87年に立風書房にて創刊、後に親会社の学研に吸収されましたが、日本の軽自動車の専門誌として
22年間にわたりリーダー的役割を果たしてきたのに残念です。
今月売りが学研版の最後で、来月からは三栄書房から発売されます。

出版不況とはいえ、まさかの出来事で驚きました。
創刊以来、表紙イラストを描かせていただいて、私の中でも最もロングランな仕事だったので
思い入れは半端ではありません。

現編集部がチューニング、ドレスアップ、イベントの大きな3本柱で日本のK-carの裾野を
大きく広げてきた実績は計り知れないものがあります。
何よりダイハツ・チャレンジカップに代表される数々のイベントが、この先引き継がれるのか
無くなってしまわないのか非常に!気になります。

新しいK-carスペシャルとして発売になる新雑誌。
全国のK-carフリークをガッカリさせるようなことの無いよう、頑張ってもらいたいものです…。

私のブログでは過去の作品は、引き続きこれからも時々紹介させていただきますので
よろしくお願いいたします。



K-carスペシャル 第14号

2009-04-20 | K-carスペシャル カバーイラスト
k-carスペシャル 89年の第14号です。
今回の表紙も偶然スバルREXです。

この年、他社がみな3気筒エンジンに切り替わった中
2気筒で頑張っていたREXは、翌90年に軽自動車の排気量枠が
660ccに拡大されることが決まっているこの時期に、一気に
4気筒エンジンを投入しました。

低振動、低騒音、なめらかな回転とメリットは多いがコスト高。
しかし、スバルらしい走りの為に、あえて投入したこのエンジンは
クローバー4という愛称で呼ばれていましたね。

スーパーチャージャー+フルタイム4WD+ECVTという“全部盛り”モデルもあって
まさしくウルトラスーパーなREXということで、表紙はいとも安易にウルトラマン…。
上空にはどこかで見たような円盤も。
カラータイマーはまだ青いので大丈夫ですね…。

このREXはじめ、ターボチューニングの特集、10年ぶりにKーcarに参入する
マツダ(オートザム)のスクープなどもありました。




K-carスペシャル 第5号

2009-04-06 | K-carスペシャル カバーイラスト
88年の第5号の表紙はスバルREXでした。

テーマはローラーコースター。
1台ではつまらないので連結させてしまいましたが、当時のベネトンF1のように
したかったものの、色味が派手すぎてこれはちょっと失敗でした。
絵柄としては面白かったと思うのですが…。

キャラクター化しすぎて、どこがREXなんだ?と言われそうですが
こういった遊んだイラストでも自由に描かせてもらえたのは
嬉しかったですね。
ちなみにクルマに手足が生えたのはこれが最初の絵だったと思います。

内容はというと、巻頭特集の安比高原スキー場でのタイムトライアルや
タイヤ、チェーンのテストをはじめリーザのドレスアップ大変身作戦など
盛り沢山でした。








K-carチューニングスペシャル2

2009-03-31 | K-carスペシャル カバーイラスト
K-carフリークの皆様、お待たせしました。
昨年暮れの第1号に続きK-carスペシャル別冊、チューニングスペシャル2が発売になりましたよ。

今回の内容はというとK-CARゼロヨンバトルの模様や、今や人気のKトラチューニング
そして恒例のセパンサーキットでの24時間K4GPなどなど盛りだくさん。
表紙もカリカリチューンのK-TRA BOYクリッパーをメインに、ドリドリコーナリングの
D-sportコンテなどを構成して、いつもの感じで描いてみました。

で、もうひとつ…。
巻末にワタクシの紹介ページが登場!
ブログでもご紹介した模型なども載っていますので
是非ご覧になってくださいませ!

あ、売り切れてまた買えなかったぞ、という方はこちらへどうぞ。

ショップ.学研 K-CARチューニングSpecial 2

K-carスペシャル 第4号

2009-03-20 | K-carスペシャル カバーイラスト
87年発売第4号の表紙はダイハツのリーザです。
モナリザから取った名前といい、明らかに女性をターゲットにした
パーソナルKカーでしたが、そのボディーはなかなかスタイリッシュです。
リヤウインドあたりは同じ時期の流面形セリカの影響も受けているデザインでした。

女性向けグルマととられあまり販売は好調ではなかったようですが
表紙イラストはキッチリ硬派に!ということで、ネタ的には1年遅れではあるものの
この87年の洋画配給第一位となった、トムクルさんの“トップガン”をテーマにしました。
空母に着艦するF-14トムキャットならぬリーザZです。

垂直尾翼のマーキングは、F14飛行隊VFA-1“ウルフパック”から頂きました。
これとドクロのマークのVF-84“ジョリー・ロジャース”は特にお気に入りで
当時はキットもいくつか作った覚えがあります。
映画の内容はF-14のカッコ良さだけしか覚えていません…。

クレセントのB3イラストボード310番にロットリングで線画。
リキテックスで着色をしています。










K-carスペシャル 創刊第2号

2009-03-13 | K-carスペシャル カバーイラスト
創刊2号から表紙がイラストになりました。
テーマの車種は初代アルトワークスに決定。
私の好きなマシンの一つ、BMW320のFRUIT OF THE LOOMカラーにしてみました。

最初はBBケントボードにロットリングで描き、上からアセテートフィルムをかぶせ
PANTONEカラーフィルム(懐かしい!)だったか、レトラセットのカラートーンだったか
どちらか忘れましたが、いわゆる糊つきカラーフィルムを貼って切り抜いています。
今ならPhotoshopで30分程度の作業です。
次号からはエアブラシによる着色に変わっていきました…。

K-carスペシャル 創刊号

2009-03-11 | K-carスペシャル カバーイラスト
私は1987年から20年間、軽自動車の専門誌“K-carスペシャル”の
表紙イラストを担当させていただきました。

創刊号だけは写真が使われましたが、2号から70号まで隔月刊、71号より月刊誌となり
126号と177号でタッチを変えてデジタル製作になりました。
このカテでは私が描いてきた200号以上のイラストの中から、特に気に入っているものを
折を見て時々ご紹介させていただこうと思います。

毎号メインとなる車種が決まったら、あとは自由に描かせていただけました。
その時の世間の話題やクルマに合ったテーマを、私の好きなように選んで
アイコンとなるワンポイントのカットとともに、デフォルメしたコミカルなタッチで
楽しく描いてきました。
広告、出版の仕事を長年続けていますが、長年にわたってクルマをテーマに
こうして好き勝手に描けたのは本当に幸せで、良い仕事が残せたと思っています。

改めて眺めて見て、アナログ時代のものは特に作品のクオリティーの面で
少々辛いものも沢山ありますが、無い知恵を絞り出して描いた作品を
振り返りながらご一緒にご覧いただければと思います。

創刊号の表紙はごらんのとおり懐かしいK-carが。
内容はというと出たばかりのアルト“WORKS”が話題です。
K-car史上初、64psツインカムターボ搭載、FFのRS-Xとビスカス・フルタイム4WDの
RS-Rの2本立てでした。

次の第2号の表紙もこれに決まりです。
ということで次回から…。