カプメイの独り言

2シャム猫的お気楽生活

鹿港

2010-05-30 23:19:33 | 台湾

鹿港map

彰化客運(バスの終点)からスタートして、
賑やかな中山路をシャコを食べたり、お店を冷やかしながら歩きます。
辿り着いた奉天宮で、中国獅子舞をやっていました。



獅子舞を何故やっていたのかは分かりませんでしたが、
ジャンジャンジャンジャンと賑やかな音で、2人一組で舞っていて、
時々すっくと獅子が立ち上がります。
派手でなかなか面白かったです。

そもそも、鹿港(ルーガン)に行こうと思ったきっかけは、
NHK「世界ふれあい街歩き」で、この街を観たからでした。
観た時は、何て言うか、はっきり言って
「オランダ統治時代の貿易港っていうのに、特に何も無い街だなぁ~」
と思ったのでした。
でも日が経つにつれて、「何だか気になる行ってみたい街」になってきたのです。
調べると、「アクセス悪い」でも「美味しいものありそうな古都」らしく、
ハードルが高いと燃える性質なので、
「よっしゃ行ったろう!」となったのでした。
巻きこまれた皆さん、お付き合い有り難うございました。

そう。その番組中でも廟の前で人形劇をやっていて、
神様の誕生祝いなどのお寺関係の祝い事で、
神様に見せるために演じるって言ってました。
獅子舞もきっとそれだったのだと思います。

小さな廟


歩いていると、自分が「街歩き」のナレーターになった気分になってきます。
ノリのいいSさんが付き合ってくれます。
「あら、ここにも小さな廟がある。」
「こんにちわ~。ここは誰を祀っているんですか?」
・・・・・・
「へえぇぇぇ~、街の神様って皆に慕われているんですね~。」
勝手に話を作ってます。

老街(古跡ロード)はお土産屋さんになっていて、
人が沢山歩いてます。


建物の有効利用もいいけれど、
昔の使われ方を再現して見せてくれればいいのにな~。
どうも、間口が狭く、奥に長く深い作りの家みたいです。
京都の町屋と言うより、オランダの家屋を思い出しました。
オランダ統治の影響かしら。

九曲巷


小路が折れ曲がっています。
海からの強い風を防ぐためと言われていますが、
外敵が来てもこれでは攻め込みにくいでしょう。

住民がお花を育てて、綺麗にしています。


十宜楼


下の道と交差して十の字を作る所からこの名がついたらしいです。
「街歩き」によるとこの家の主が風雅を好み、
この渡り廊下で月を愛でたり詩を読んだり、酒を飲んだりしたそうです。
(左サイドに甕が並んで壁になっています。紹興酒かにゃ?)

鹿港にも龍山寺があります。

正殿


台湾で有名な5ヶ所の龍山寺の一つだそうです。

軒下の彫刻が見事です。






天井の木組みが美しい


中央には龍が!


地震で柱が動いた跡


人間国宝級の呉さんの提灯屋さん


そんなこんなで、ちゃんと観光した鹿港に別れを告げ、
彰化客運バスに乗って台中へと戻ります。
今度は彰化で降りずに、台中まで乗りました。
(ってか、爆睡していて降りられなかったって話。)

で、私たちは台中駅の前までバスが入って終点なんだと思っていたのですが、
「台中」って言ってたらしい所は駅から遠く、スルーしたのです。
そしたら、どんどん駅から離れ、ぐるっと回って「ここはどこ?」
賑やかな通りなのですが、????
運転手さんが「終点だよ、降りた、降りた!」と私達に言いうので、
全員嫌そ~~~に「へ~~い」とふてくされた返事をしたのでした。
ま、10分ぐらい歩いたでしょうか、なんとか駅に辿り着きましたが、
「彰化で降りて電車に乗った方が良かったのかも」とSさん。
この経験は次回に生かして下さい。

台中駅


1917年(日本統治時代)に建てられた駅舎は東京駅に似ています。
台湾の重要文化財に指定されています。

切符を買う人の列(Sさん、ありがとー!)


これだけ並んだのに、指定席は遅くまで取れないことが分かり、
台鐵に乗るのは諦めました。

そして、タクシーに乗って日出(パイナップルケーキ)経由、
高鐵台中→台北へと帰ったのでした。

まだ他にもドタバタ劇があるので、
もう1回だけ続けます。

つづく


ちょっと鉄な人

2010-05-30 18:03:31 | 台湾

台湾リピーターの私達、
今回の山場は鹿港への旅でした。
「第2戦」は食べ物ばっかりでしたが、ちゃんと観光もしたんですよ。
そして「乗り鉄」のF様もいるので、動きが軽快です。

スタートはちょっと鉄っぽく、高鐵の車両案内。


高鐵は日本製の新幹線ですが、普通席でもシートはゆったり。
気持ち良く足を伸ばせます。
台中には約50分で到着。楽々です。

さて、台中から先が問題です。
在来線で台中に入ったのなら、駅前からバスがある(はず)です。
高鐵台中駅からもバスに乗れますが、本数が少なく、
待っているとロスタイムになります。
丁度良いバスに乗るには、早朝出発という案になり、
中年ツアーは、これを却下。(ただ単に朝に弱い人=私がいるため)

それで調べに調べて、高鐵駅隣接の在来線新鳥日駅へ歩き、
彰化駅まで行き、バスに乗って鹿港へ行く方法を選びました。
バスは10分毎にあります。

高鐵台北9:00発→高鐵台中9:52着
新鳥日10:07発→彰化10:18着
彰化10:25発(彰化バス)

ね?美しいでしょ?
でも何故かこの方法は、観光案内雑誌やwebで推奨されていません。
乗り換えが多いからでしょうか。
在来線(台鐵)で台北から台中まで行くと2時間ほどかかるうえ、
バスも1時間かかります。
彰化まで行くと2時間半、バスで30分。
ちょっとハードな行程になりますね。
台鐵をゆっくり楽しむのにはいいけれど、今回は時間をかけたくなかったので、
乗り換え、頑張りました。

在来線の券売機は1度で4人分まで買えます。


言葉が解る人(Sさん)がいて、鉄に強い人(Fさま)がいると、
切符を買うのもすんなりといきます。

モケ鉄の人って、こういうのも上手に作るんですよね~。


彰化駅のオブジェ
機関車(?)の部品で出来ています。


トロピカルな彰化駅


バス乗り場は、駅からちょっと離れた所にありました。
(ロータリーの向こう側って感じ。)
奥の方で切符を買います。(Sさんありがとー。)
手前は乗り場の行列


心配されたバスは、普通の観光バスっぽいので、
シートも良く、快適でした。
約30分乗って、鹿港に到着です。

つづく