ケパとドルカス

『肝心なことは目では見えない』
これは星の王子さまの友達になったきつねの言葉。

夫婦 再考

2013年02月16日 | 感謝
  私には単身赴任でもなく、家族がいても別れて、一人で暮らさざるをえならくなった何年間があった。妻を失っていた月日もあった。
Couple   一人で壁に向かって食事をする。何だかガソリンスタンドで、ただ生きるための燃料だけを補給している感じだった。当然、家や部屋で誰とも話すことはない。言葉を失っていく感じがした。

 深夜、一人でメールする。すると自分の思いだけが妙に高ぶって、これをどう受け取るのかと、他者への配慮が乏しくなっていく。 メールでなく、淋しさをカラオケで演歌を唄って気を紛らわすつもりが、よけいに人恋しさが募って、正気でなくなりそうになった。

  人がたとえ全世界をもうけても、もし一人の心からの妻がいなければ、それは空しい。
 その妻とは、金でも、権力でも買えない。いつも言葉が飛び交い、どんな所にも基本二人で行く。経験が共有できなければ、他人事になってしまうからだ。
 どんなに言葉を交わしても、言葉が尽きることは決してない。それは相手への関心が尽きる時のことだ。

  共に喜び泣き、一つの心と体の、神が私に備えてくださった唯一のもの。
 そう思えば、家庭内にあっても互いの部屋を作るなど、距離を置く類のことは、認めてはならない。何があっても、たとえそれが子の教育のためでも、単身赴任はしてはいけない。どうしてもなら、家族で移動しよう。それが許されない仕事なら、会社が、その会者の人という価値観が誤っている。家庭を危うくさせて、国と会者にどんな将来があると言うのでしょう?

どんなに仕事で成功しようと、家族を失うなら、いっさいは無駄なことです。 ケパ
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