残酷で美しいもの 2010年06月29日 | Life 暇つぶしにアポロ8で「告白」を見る。(以下ネタバレの可能性あり) 久々におもしろい映画だった。 命を描くのによくもここまで残酷な描写ができるものだ。 これはR15指定になるわ。 だがこれは批判的に言ってるのではなく、むしろ賞賛している。 主人公は13~14歳の子供であるが、子供にかぎらず人間のもつ残酷さがうまく表現されている。 残酷で悲惨なのに映像は美しい。 美しすぎる。 セバスチャン・サルガドの写真を彷彿させる映像だ。 そして人生は大いなる勘違いによって成り立っていることもリアルに伝えている。 中島哲也監督あっぱれである。 ラストシーンで松たか子がシューヤに微笑む表情がすばらしかった。 « 空飛ぶ太郎にプロの仕事を見る | トップ | プチェを持つ女性は美しい »