学校の先生でさえ知らない人もいるのであらためて書いておくが、修学旅行や宿泊の行事に同行するカメラマンの諸費用は、カメラマンの所属する会社が負担する。学校からは1円たりとも支払われることはない。
電車代はもちろん、現地での移動に使うバス代も先生と生徒さんにプラス1名で頭割りした代金が、後日、旅行会社からきっちりと請求される。
見学する博物館や遊園地の入園料、それにホテルの宿泊代やレストランでの食事代まで、すべて業者持ちである。
行き先にもよるが二泊三日の修学旅行でだいたい5~6万円の出費になるので、写真の売り上げがすくないと商売にならない。

聞くところによると、最近の修学旅行の流行りは「分宿」らしい。全員がおなじホテルや旅館に泊まるのではなく、少人数に分かれて民家に泊まるのである。
たいていは農業や漁業を営む村にいって、畑仕事や地引き網漁といった体験学習とセットになっている。今の子どもたちは第1次産業にふれる機会がすくないだろうから、こうしたプログラムは教育的には意義があるのかもしれない。
ただ写真屋の立場でいうと、いろんなところへ分かれていってしまうと非常に困るのである。
今回、修学旅行に同行したG中学校では16班に分かれて、それぞれ受け入れの民家へいく。民家と民家との距離が何キロもあるので、歩いてまわることもできず、お手上げであった。
こうした農村体験のプログラムは村おこしの一環で、村役場が旅行会社と提携してすすめられている。きょうはその役場の車で先生たちといっしょに8カ所をまわることができた。それにしても半分だけで、時間もわずかで数カットしか撮れなかった。あとの半分はまったく撮れず。
18時すぎに先生たちの泊まるホテルにもどり、夕食をいただき、温泉に入って、かるく打ち合わせをして本日の業務は終了。
こんなに楽な修学旅行ははじめてである。つまり撮影できなかったということ。
あしたはさらに悲惨なところへいく。
電車代はもちろん、現地での移動に使うバス代も先生と生徒さんにプラス1名で頭割りした代金が、後日、旅行会社からきっちりと請求される。
見学する博物館や遊園地の入園料、それにホテルの宿泊代やレストランでの食事代まで、すべて業者持ちである。
行き先にもよるが二泊三日の修学旅行でだいたい5~6万円の出費になるので、写真の売り上げがすくないと商売にならない。



聞くところによると、最近の修学旅行の流行りは「分宿」らしい。全員がおなじホテルや旅館に泊まるのではなく、少人数に分かれて民家に泊まるのである。
たいていは農業や漁業を営む村にいって、畑仕事や地引き網漁といった体験学習とセットになっている。今の子どもたちは第1次産業にふれる機会がすくないだろうから、こうしたプログラムは教育的には意義があるのかもしれない。
ただ写真屋の立場でいうと、いろんなところへ分かれていってしまうと非常に困るのである。
今回、修学旅行に同行したG中学校では16班に分かれて、それぞれ受け入れの民家へいく。民家と民家との距離が何キロもあるので、歩いてまわることもできず、お手上げであった。
こうした農村体験のプログラムは村おこしの一環で、村役場が旅行会社と提携してすすめられている。きょうはその役場の車で先生たちといっしょに8カ所をまわることができた。それにしても半分だけで、時間もわずかで数カットしか撮れなかった。あとの半分はまったく撮れず。
18時すぎに先生たちの泊まるホテルにもどり、夕食をいただき、温泉に入って、かるく打ち合わせをして本日の業務は終了。
こんなに楽な修学旅行ははじめてである。つまり撮影できなかったということ。
あしたはさらに悲惨なところへいく。
「5~6万円の出費」+αを
叩き出す、叩き出さねば、叩き出したい!
小さい商売は小さいなりに、いろいろ苦労もあります。
ま、チリも積もれば山となる、です(泣)