いろいろな出会いや体験が重なって、約3年ぶりにまたフィルムにもどってきた。
その経緯を書き出すときりがないので省略するとして、とにかく自分の作品はフィルムで撮ることにした。問題はプリントをどのような方法で出力するかということだ。
当初考えていたやり方は、フィルムスキャナーで画像を取り込み、フォトショップなどでデータを加工したのち、インクジェットでプリントアウトする方法。
さっそく何種類かのペーパーで試し刷りしてみたが、どうもパッとしない。アワガミは最大濃度があがらず、ぼんやり眠い感じになるし、ピクトリコは白のヌケはいいものの紙の質感が足りない。ハーネミューレが一番きれいに見えるのだけど、本物のバライタ紙で焼いたプリントとくらべると、まったく別物であることがわかる。
要するにデジタルプリントだとフィルムで撮った感じがうまく表現できないのだ。
デジタルで出力するなら入力もデジタルカメラでするのが最適なわけで、それならばアナログ(フィルム)で入力したものはやはりアナログで出力するのが一番いいということか。
考えてみればあたりまえのことで、19世紀初頭にカメラができたころから続くアナログシステムが、そんなにかんたんに覆ることはないのである。
というわけで、アナログで出力する、つまり暗室を再開することになった。
そうと決まったら、中途半端なやり方ではつまらない。
いままで使っていたLPLとラッキーの引伸し機でも十分きれいなプリントが焼けるのだが、ここはライツの引伸し機フォコマートにとどめを刺す。
で、以前お世話になった関西ライカクラブの会長Fさんに連絡をとる。彼との付き合いを書き出すとこれも長い話になるので割愛するが、いまだにフィルムで撮って自家現像している制作スタイルは、本当にすごいというほかない。
ライカの話にはじまり、現在のクラブの状況などもお聞きしながら、最終的には大切に保管されているフォコマートのスペア機をゆずってもらうことになった。やったー!
さらに、引伸し機にはレンズが必要で、このレンズが最終的な画質を左右する。なのでフォコマートには定番のフォコターというレンズもゆずってもらう。たぶんこれほどコンディションのいい引伸し機と引伸しレンズは、そうそう見つからないというか、もう市場には出てこないだろう。Fさん、ありがとうございます。大切に使います。
フォコマートのすごさはまた今度。
その経緯を書き出すときりがないので省略するとして、とにかく自分の作品はフィルムで撮ることにした。問題はプリントをどのような方法で出力するかということだ。
当初考えていたやり方は、フィルムスキャナーで画像を取り込み、フォトショップなどでデータを加工したのち、インクジェットでプリントアウトする方法。
さっそく何種類かのペーパーで試し刷りしてみたが、どうもパッとしない。アワガミは最大濃度があがらず、ぼんやり眠い感じになるし、ピクトリコは白のヌケはいいものの紙の質感が足りない。ハーネミューレが一番きれいに見えるのだけど、本物のバライタ紙で焼いたプリントとくらべると、まったく別物であることがわかる。
要するにデジタルプリントだとフィルムで撮った感じがうまく表現できないのだ。
デジタルで出力するなら入力もデジタルカメラでするのが最適なわけで、それならばアナログ(フィルム)で入力したものはやはりアナログで出力するのが一番いいということか。
考えてみればあたりまえのことで、19世紀初頭にカメラができたころから続くアナログシステムが、そんなにかんたんに覆ることはないのである。
というわけで、アナログで出力する、つまり暗室を再開することになった。
そうと決まったら、中途半端なやり方ではつまらない。
いままで使っていたLPLとラッキーの引伸し機でも十分きれいなプリントが焼けるのだが、ここはライツの引伸し機フォコマートにとどめを刺す。
で、以前お世話になった関西ライカクラブの会長Fさんに連絡をとる。彼との付き合いを書き出すとこれも長い話になるので割愛するが、いまだにフィルムで撮って自家現像している制作スタイルは、本当にすごいというほかない。
ライカの話にはじまり、現在のクラブの状況などもお聞きしながら、最終的には大切に保管されているフォコマートのスペア機をゆずってもらうことになった。やったー!
さらに、引伸し機にはレンズが必要で、このレンズが最終的な画質を左右する。なのでフォコマートには定番のフォコターというレンズもゆずってもらう。たぶんこれほどコンディションのいい引伸し機と引伸しレンズは、そうそう見つからないというか、もう市場には出てこないだろう。Fさん、ありがとうございます。大切に使います。
フォコマートのすごさはまた今度。