
今月末に吉田重信さんの作品の撮影を予定しているが、きょうはその打ち合わせで雨降るなかを枚方へ向かう。
カーナビの地図を更新していないので、目的地の名称を入れても検索できない。
住所も出てこないのはどうしたことか。
昨夜、NAVITIMEで調べたルートを思い出しながら、なんとか辿り着く。

エントランスホールの大きなガラス窓に貼られたカラーシートは鳥の形をしている。
そのまわりに来館した人たちによって新たな形が付け加えられ作品が完成するらしい。
なんとも自由でたのしい作品だ。
吉田さんの作品はいつも光を意識させるものばかりで、今回のように単純な仕掛けのときもあれば、未来のロボットのような形から何本ものケーブルが伸びているようなものもある。
そういえば彼の作品をはじめて見たのは、水を張った円筒形の容れ物の中に丸い鏡が入っていて、それに太陽光を反射させると虹が発生するといったものだった。
この装置には「虹ヲアツメル」という名前が付いていて、物理学の特許まで取得しているというから驚いた。
吉田さんは日本はもちろん世界の各地で活躍してる高名なアーティストだが、関西で展覧会をするときには必ず声をかけてくださるからありがたい。
1時間ほどで打ち合わせを終え帰路につく。