先日、石垣島マラソンに出るために竹富島の民宿に泊まっていたことは書いたが、わたしのほかにもマラソンを走る人が3人泊まっていた。2人は東京から来た30歳代くらいの女性で、1人は宝塚の男性40歳代くらい。
夕食のときに話していると、3人とも去年の大会に出場し二度目の参加だという。去年は気温が低く、しかも風が強くてつらかったそうだ。そんなにつらかったのに、今年もまた走るなんてマラソンランナーはドMな人が多いのか?
月間何キロくらい走ってるかという話になって、わたしはせいぜい100キロくらいだというと、男性は多いときは200キロ走ることがあるといった。アマチュアランナーで200キロ走るのは並大抵なことではない。単純に30日で割っても毎日6.7キロ走る計算になるから、会社の往復にでも走らなければ、そんなに走ることはできないだろう。
聞けば、残業をおえて23時に帰宅し、それから走るのだそうだ。ちょっとマネできないな。目標タイムは去年の3時間55分を切りたいという。
ちなみにフルマラソンを4時間未満で走るランナーを「サブフォー」、3時間未満なら「サブスリー」という。「サブツー」はまだ人類にはいません。
サブフォーになるためには1キロを5分40秒くらいで走る計算(240分÷42.195キロ)になるが、じっさいは後半ペースダウンするのでもうすこし速く走らないと無理。だから、ふだんの練習でたとえば1キロ6分かかるランナーは、どんなにがんばっても本番のレースで4時間を切ることは不可能なのだ。
きょうは篠山の田舎道を走る。先週降った雪がぜんぜん溶けていないので、ところどころ路面が凍っている。ゆっくり走らないとあぶない。とにかく寒くて、いくら走っても手足が温もらない。耳もちぎれそう。
向こうからおなじように走ってくるランナーを発見。すれちがいざまに「おはようございます!」とあいさつを交わす。心のなかで「寒いけどがんばってますねー」とエールをおくる。
サブフォーへの道は遠く険しい。