Happyday of LUCKY

日々の気付きと感謝を忘れないように綴るページ

前へならえは必要か

2014年07月21日 | Life
きょうから二泊三日、F小学校5年生の林間学習でハチ高原へ行く。
プライベートでは冬場にスキーで何度か訪れたことはあるが、夏場に行くのははじめてだ。
また、この小学校は今年から撮らせてもらうことになったので、子どもたちはもちろん、先生方ともほとんどはじめての顔合わせである。
はじめてづくしで緊張ぎみだけど、とにかく子どもたちの思い出にのこるような、いい写真をたくさん撮ろうと思う。

林間学習のみならず、いろいろな学校行事のなかで子どもたちが集合するとき、たいてい前に立つ先生が「気をつけ」「前へならえ」「なおれ」などの号令をかけて整列させることが多い。
で、一回でうまく整列できないときはこれを何回かくりかえし、そうこうしているうちにしずかになって、先生の話を聞く体勢になる。
みなさんも経験あるでしょう。

じつはこの集合・整列のやり方は文部省(現文部科学省)が1993年に出した「体育(保健体育)における集団行動指導の手引」のなかで、きわめて具体的に書かれている。
この行動様式を習得していれば、秩序正しく能率のよい集団行動が行なえるので、体育の指導だけでなく学校の教育活動全体を通じて指導すべし、と必要性を説いている。



ところが、この学校の先生は「はい、集合!」といったきり、あとの号令をいっさいかけない。
前に立っている先生のもとに、子どもたちが集まってくるのだが、列の先頭に立つ子どもは横一列にきちんと並んでいないので、前後にでこぼこしている。
また縦の列も同様に真っすぐにはなってなくて、左右にがたがたしている。
見た目はでこぼこがたがたしているけど、やがてしずかになって先生の話を聞く体勢になっていく。
そして、しずかになった時点で先生は話をはじめるのである。

門外漢のわたしがいうのもなんだが、これってすごいことだと思う。
なにがすごいって、自律的な集団づくりの理念がはっきりしているし、その方法論もしっかり統一されている。
一人でも「前へならえ」とやる先生がいればそれで終わりだからね。
軍隊のような整列をさせる学校が多いなかで、こんなやり方をする学校をはじめて見ました。いいね!

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Salt)
2014-07-27 21:39:51
昨日はどうもでした。本当はラッキーさんに写真を見てもらいたかったのですが、次回ってことで。

私も軍隊式は嫌いです。教室の移動も整列させてというのが多い。うんざりですよ。
返信する
テーブルフォト (ラッキー)
2014-07-27 22:13:17
>Saltさん、

SIGNさんから出された課題をたのしんで取り組んでくださいね。
あ、そのまえにカメラを修理に出さないと。

軍隊式の弊害は自分で考えて行動しなくなることではないでしょうか。
まあ、積極的平和主義を唱える今の内閣には好都合でしょうが。
返信する