注文していたライカRマウントからニコンFへの交換リングが届いた。
さっそくレンズのマウントリングを交換しようと、6本の小さなネジを外したが、なにかがひっかかってリングが取れない。
どうやら内側のツメ(黒い部分)がひっかかっているようだ。
このツメを外してもいいのか。
なんの知識も経験もないので、少し調べてからの方がいいかもしれない。
そう思ってもう一度外したネジを取り付けたものの、なぜか絞りリングがスカスカになってしまい、半段ごとのクリック感がなくなっている。
リングを外そうとしたときに、内部でなにかがズレたのかもしれない。
頭の中がまっ白になる。
自分の浅はかさを後悔しつつ、届いた交換リングの納品書を見ていると、いっしょに説明書も付いていたことを発見。
そこには「改造作業中に個人のミスによる損害については、一切責任を負いかねます」とある。
ああ、もう絶望的だ。
が、その説明書には写真入りの作業手順が載っていて、先ほどひっかかっていた内側のツメを最初に外すことが示されている。
意を決してそのツメを取り外し、もう一度6本のネジを抜くと、はたしてマウントリングは外れた。
レンズの内部を見ると1ミリにも満たないボールベアリングが1つころがっている。
これが絞りリングのクリックを制御する部品らしい。
付属のピンセットでこわごわ元の位置にもどす。
さらにその内部にあるネジを4本外して2カム用のツメも外し、それからFマウントリングを取り付ける。
これでよし。
ついにライカRレンズがニコンFマウントに生まれ変わった。
(もう元にはもどせないぞ)
この記事を読んで「自分もやってみよう」と思った方へ
わたしも一切の責任を負えませんので、すべて自己責任でお願いします。