Happyday of LUCKY

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ボンネビル 走りの哲学

2020年08月01日 | motorcycle


このバイクはトライアンフのボンネビルT100というモデルで、乗りはじめてから来月でちょうど2年になる。ご承知のとおり、トライアンフは英国の老舗的バイクメーカーである。20世紀の初頭にはトライアンフをはじめ、BSA、ノートンといった英国発祥のバイクメーカーが世界中にバイク旋風を巻き起こしたが、そのなかでも人気のあったモデルがボンネビルシリーズだった。
その後トライアンフは何度か倒産の憂き目にあい、21世紀になって新生トライアンフが誕生する。くわしい経緯は省略するが、往年の人気モデル「ボンネビル」を現代の技術でリメークしたのが、このボンネビルT100である。形はクラシカルであるが、中身は最新の技術を集めてつくられている。

エンジンは空冷バーチカルツイン865cc、68馬力はスペック的には控えめな数値であるが、ふだんの街乗りでフルパワーを使うことはまずない。それよりもよく粘るトルクフルなエンジン特性が、じつに乗りやすいバイクである。2000回転も回っていたら気持ちよく進んでいく。高回転で高出力のバイクが多いなか、ボンネビルは「回したらそれなりに速いけど、回さなくても楽しく走れる」という大人のバイクなのである。



久しぶりに晴れたので、ボンネビルに乗って奈良県は川上村にある入之波温泉(しおのはおんせん)へいく。家から約85キロ2時間半の道のりはワンデーツーリングにちょうどいい距離だ。吉野町に入ってからのワインディングはボンネビルの独壇場で、4速ギアを使って右に左に旋回していくときの楽しさは何ものにも得がたいものがある。「大型バイクを操っている」という一種の高揚感があるのだ。
新型コロナで客足が遠のいていたせいか、入湯料が100円値上がり800円になっていた。大阪のスーパー銭湯とほぼ同じなので高いわけではないが、湯船の広さとほかの施設(休憩室と食堂)の規模を比較すると、やや割高な気もする。まあ経営難に多少の協力をしているという広いこころで入らせていただきます。



温泉に浸かり、あがってから食堂で釜飯定食をたべる。つくるのに時間がかかるので、入るまえに予約しておくのがマスト。山菜釜飯1,430円(税込)は美味かった。


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