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疑似6ビットコードでシアンドリフト解消

2010年11月14日 | Camera


カラースコパー21ミリF4Pにもともとマーキングされていた疑似6ビットコードは、わたしのM8では認識しないことは先日書いた。
その原因を探るために、一度マークを消してわたしなりの方法でレンズ基部にコードを付けてみると、微妙に位置がずれていることがわかった。
また油性のマジックで書かれていたため、なんとなく色が薄い気がしたので、ラッカー製のペンを使ってみた。
ボディ側のレンズ検出を「入;UV/IR対応」にして撮影すると、はたしてボディがレンズを認識し、Exifデータには「21ミリ」とレンズの焦点距離が記録された。
やったー!

同様に6ビットコードの付いていない古いズミクロン50ミリにもマーキングしようと思ったら、ちょうどコードを付ける位置にネジがある。
これはムリかなと思いつつ、ネジの上からラッカーペンで黒く塗ってみると、なんと認識するではないか。
わりとアバウトなもんだ。
つづいてヘキサノン28ミリにもエルマリート28ミリのコードをマークすると(これもネジの上から)、やはり問題なくレンズを認識してくれた。
残念ながらゾナー40ミリのコードはないので、このレンズだけはExifデータが記録できない。
ちなみにCL用のズミクロンC40ミリF2は傾斜カムを使っているので、ライカ社としては精度の補償外だ。
このレンズはミノルタ製という位置づけなのか、6ビットコードの割り当てがない。



上のカットはカラースコパー21ミリにUV/IRフィルターを付けて撮ったものであるが、ご覧のとおりシアンドリフトがすっかり消えている。
でも周辺減光はレンズ検出「切」よりも軽減されているものの、完全に消えてはいない。
レンズの特徴をうまく残した処理だともいえる。

それにしてもこのレンズの写りは大したものだ。
M8とのマッチングのおかげかもしれないが、超広角レンズなのにコントラストが高すぎないところがよい。
そして136グラムという超軽量でコンパクトなのも気に入っている。
強いていえば、周辺にタル型のディストーションが出るのが弱点だが、これもよく見なければわからない程度だ。
純正のライカ製でもけっこうディストーションの強いレンズもあるから、ここはむしろ健闘してるといってもいいだろう。
久しく使っていなかった(避けていた?)28ミリという画角で、またスナップがたのしめるかもしれない。

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