「シノゴ」と聞いてそれがカメラだとわかる人はもう少ないんじゃないか。
ゴシチとかバイテンなんて言ってもまず通じないだろう。
写真の現場でもこれらの言葉はすでに死語に近くて、建築写真を撮るカメラマン以外は今や聞いたこともない人が多いと思う。
若いカメラマンはデジカメから入ってるので、もうシノゴを知らないのである。

きょうの授業のテーマは大型ビューカメラ。
フィルムのサイズによって4×5(シノゴ)や5×7(ゴシチ)、8×10(バイテン)などと呼び方は変わるが、基本的な構造は同じだ。
レンズボードとピントグラスをジャバラでつないだだけのシンプルな構造は、まさにカメラの元祖カメラ・オブスキュラと同じである。
わたしの授業では毎年かならずこの大型カメラの実習をする。
残念ながらじっくりとやってる時間はないが、フィルムがあるうちはせめて一度は触らせておきたいと思ってやっている。
単に「触ったことがある」というだけでなく、大型カメラにはフレーミングの秘密があるので、本当は「ハマって」ほしいと思っている。
フレーミングの秘密とは言うまでもなく「アオリ操作」のことである。
ピント面をコントロールする、いわゆる光軸アオリは大型カメラの構造から来る副産物であって、本来の使い方は平行アオリだとわたしは考えている。
被写体に対してカメラ(つまりレンズボードとフィルム面)を平行に構えて、ライズ/フォールまたはシフトによってフレーミングするというのが大型カメラの基本操作だ。
この操作に習熟すると、アオリの利かないカメラを使うときも、つねにパースとピント面の意識が働くから、カメラをむやみにハイアングルやローアングルにしようとは思わない。
いつも被写体を自然なパースで撮るように、自分が平行移動しながら立ち位置を考えられるようになる。

わたしも大型カメラを経験するまでは上のような意識はまったくなかったから、この記事を読んで意味のわかる人はおそらく少ないだろう。
べつにわからなくても写真は撮れるのだけれど、何事も原点を知っているのと知らないのとでは、いまの在り方が少なからず変わってくると思う。
写真も同じだ。
ゴシチとかバイテンなんて言ってもまず通じないだろう。
写真の現場でもこれらの言葉はすでに死語に近くて、建築写真を撮るカメラマン以外は今や聞いたこともない人が多いと思う。
若いカメラマンはデジカメから入ってるので、もうシノゴを知らないのである。

きょうの授業のテーマは大型ビューカメラ。
フィルムのサイズによって4×5(シノゴ)や5×7(ゴシチ)、8×10(バイテン)などと呼び方は変わるが、基本的な構造は同じだ。
レンズボードとピントグラスをジャバラでつないだだけのシンプルな構造は、まさにカメラの元祖カメラ・オブスキュラと同じである。
わたしの授業では毎年かならずこの大型カメラの実習をする。
残念ながらじっくりとやってる時間はないが、フィルムがあるうちはせめて一度は触らせておきたいと思ってやっている。
単に「触ったことがある」というだけでなく、大型カメラにはフレーミングの秘密があるので、本当は「ハマって」ほしいと思っている。
フレーミングの秘密とは言うまでもなく「アオリ操作」のことである。
ピント面をコントロールする、いわゆる光軸アオリは大型カメラの構造から来る副産物であって、本来の使い方は平行アオリだとわたしは考えている。
被写体に対してカメラ(つまりレンズボードとフィルム面)を平行に構えて、ライズ/フォールまたはシフトによってフレーミングするというのが大型カメラの基本操作だ。
この操作に習熟すると、アオリの利かないカメラを使うときも、つねにパースとピント面の意識が働くから、カメラをむやみにハイアングルやローアングルにしようとは思わない。
いつも被写体を自然なパースで撮るように、自分が平行移動しながら立ち位置を考えられるようになる。

わたしも大型カメラを経験するまでは上のような意識はまったくなかったから、この記事を読んで意味のわかる人はおそらく少ないだろう。
べつにわからなくても写真は撮れるのだけれど、何事も原点を知っているのと知らないのとでは、いまの在り方が少なからず変わってくると思う。
写真も同じだ。
ただ、ぜったいに平行にしないとダメだというわけではありません。
わざとローアングルにして足の長さを強調したりすることもありますよ。
平行にするとパースがつかないことを知っていると、逆にそれを歪めることも簡単だということです。
炎天下でグループのみんなに操作手順を教えてくれてありがとう。
キミはもう大型カメラをだれよりも正確に操作できると思います。
(それから投稿はハンドルネームを使いましょう)