6月3日 maitab ツアーで笠取山へ行ってきました。
担当は、カリスマTD K野さんと
K林さんの2人でした。
笠取山(かさとりやま)は埼玉県秩父市と山梨県甲州市の境にある標高1953mの山。
奥秩父の山域の主脈の一つに位置している。
山頂の南側は、多摩川の水源であり、南斜面の山林一帯は東京都水道局の水源涵養林。
山頂から南側少し下に水干(みずひ)と呼ばれる水源がある。
また、山頂から西へ少し離れた雁坂峠への分岐付近に小さな分水嶺
(山梨県山梨市・甲州市、埼玉県秩父市の境目に位置)があり、
ここから山梨市側は笛吹川(富士川の支流)、秩父市側は荒川、甲州市側は多摩川へと別れている。
:参考図
7:15 新宿駅発 中央道勝沼インターで降り、大菩薩ライン(青梅街道)を北上
柳沢峠を経て、9:45 登山口の作場平橋(標高1300m)に着いた。
梅雨明けを思わせるように、天候は晴れ、気温も高い。
:登山口
9:45 松・杉の針葉樹林帯(自然林)を歩きはじめる。
:晴天
シロバナヘビイチゴに混ざって
ニリンソウが咲いていた。
:新しい表示板
10:45 「一休坂」へ、急登とあるがそうでもない。
新緑が元気をくれる、汗はでたが。
:21名の団体
:アカバナ :マイズルソウ :シロバナヘビイチゴ(多かった)
林床は笹薮になっている、植生はよくない。
:
鹿さん
:沢沿いを歩く
沢が流れている、若千花も出てきた。
:キバナノコマノツメ :ニリンソウ :タネツケバナ
:ワチガイソウ(3態)
キバナノコマノツメとワチガイソウが多かった。もちろんスミレ類も・・・。
:笠取小屋
11:40~12:05 笠取小屋へ、昼食
林道(水源管理道)がここまで通じているのには驚いた。
:正面が笠取山(西峰)
左の小さいピークが「小さな分水嶺」
:雁・雁坂峠分岐
左へ行けば、雁坂峠を経て、甲武信岳まで続く縦走路だ。
右は唐松尾山を経て、飛龍山から
雲取山へ続く。
:小さな分水嶺
12:20 小さな分水嶺に(小高い丘)
:荒川を経て東京湾へ
:多摩川を経て東京湾へ
:富士川を経て太平洋へ
:分水嶺とは?二つ以上の河川の流れを分ける境界を持つ、山脈。
:笠取山西峰
ここから標高差約120mの防火帯を直登する。
:1780m(相対値)
急登前の標高は1780mありました。
:
結構急でしょう?
:山頂から
:1900m
山頂は1900mと表示されています、約13分かかりました。
:西峰(山梨百名山)
12:45 山頂へ。おなじみの標識が、朽ちかけていました。
アズマシャクナゲが迎えてくれました。
結構な岩場を歩いて、東峰へ向かいます。
:東峰(せまい)
13:05 東峰へ。シャクナゲ・ミツバツツジ・オオカメノキの饗宴でした。
:水千(みずひ)能書
13:20 南へ下り、水千(多摩川源流)です。
少雨の影響か?枯れていました。
:
水千
水千から5分程度下ると、一つの流れとなっていた。
:湧き出ていた。
ここから一筋の流れが始まっている。
:水源の
番人?
水源を守るかのように大きな岩が見守っていた。
:自然林
鹿除けのネット、樹皮にまいたネットと鹿の食害対策が。
そのせいか鹿の糞もあまり見かけなかった。
松の林床
14:05 笠取小屋へ戻る。「下草がない」笠取小屋周辺の自然林
:笹の花
下山時、笹藪で「笹の花」が咲いているのを見つけた。
:笹の花の薀蓄を少し調べました。
竹類はイネの仲間なので、発芽してから長い年月、地下茎によって繁殖を続ける。
ある一定の時期に達すると、花を咲かせ、
種子を実らせて一生を
終える。
竹類は花を咲かせるまでの期間(開花周期)が長いという特徴がある。
一説には数十年に一度、真竹は役120年に一度という周期がほぼ確実視されています。
見逃したら一生見る事ができないとも言える貴重な花なんです。
私も前回は九州の祖母山で咲いたのを見たことがあります。
ネットでは、今年はどこでも「笹の花が咲いている」という情報が溢れていました。
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花が咲くということは、実もなるわけです。
民謡「会津磐梯山」にその実を表した歌詞があります。
「会津磐梯山は宝のやまよ、笹に黄金が成り下がる」というフレーズ。
飢饉で食べるものが無くて困った時に、笹に実った黄色い実を食べて飢餓をしのいだ
と言う事から「笹に黄金が成り下がる」なんだそうです。
笹の花咲いた時は凶作になるとも言われています。
今年も梅雨入り宣言が出てからこの少雨、心配になりますね・・・。
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竹の花・笹の花を「泥食い」といいます。
竹や笹はその寿命の尽きるときに花を咲かせ、実を持ちます。
その突然降って沸いた餌に、山のネズミは狂気乱舞。
栄養分の高い実を食べたネズミは大発生となるわけです。
山のように生まれたネズミの子供たちの餌はありません。木の根をかじり、草をかじり、
餌を求めて里に降りてきて、人間の食料をあさります。竹や笹の花が飢饉の時とかち合えば
人とネズミで残された餌の奪い合い、凶暴になったネズミは、人を襲うこともあったと伝えられている。
かくしてすっかり食べるもののなくなった人々は泥を食う。
竹や笹の花が「泥食い」といわれるゆえんです。
:一之瀬川上流域
登山口近くの沢です。
15:25 無事下山、バスに乗って大菩薩ラインを丹波山村へ下る。
丹波山温泉「のめこいの湯」で汗を流し、帰途に着いた。
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行程:標高差641m、約11km、歩行時間5時間
7:15 新宿発 =9:50 登山口 ⇒10:35 一休坂分岐 ⇒10:45 一休坂
⇒11:40~12:05 笠取小屋(昼食) ⇒12:20 小さな分水嶺
⇒12:45 笠取山西峰 ⇒13:05 東峰 ⇒13:20 水干 ⇒13:35 多摩川源流
⇒14:05 笠取小屋 ⇒15:25 下山口 =16:15 のめこいの湯 =19:30 新宿駅
今週のtwins
離乳食をスタンバッテます。
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