2月4日、東丹沢辺室山~大山三峰山を歩いてきた。
東丹沢といえば「ヤマヒル」の多い土地、5月連休明けに彼らは活動を始める。
小田急本厚木駅から宮ケ瀬行のバスで「土山峠」で降りる。下れば宮ケ瀬だ。
8:35 登山口、落ち葉が積もって道が解らないぐらいだ。
大木の足元に「祠」が、道中いくつか見られた。
久しぶりにキノコ協会の皆さんを一部紹介します。(食べられません maybe)
標識は「必要以上」にあります。
冬の落葉樹林を歩く。
9:30 ピークを三つ上って辺室山:641m、樹林越し南側に相模湾が光っていました。
物見峠へ下る手前に「鍋嵐」入口(間接的な登山自粛要請標示板)
通称:鍋嵐(ナベアラシ)の由緒については「清川村地名抄」に、
「昔落武者が丹沢山から吹嵐の沢を登って来てこの地「けわしい峯、
ハラスリ(急坂で登るのに腹がすれるの意)、ウマの背(馬の背のようにけわしい意)
唐沢側は地獄谷」に至り、食料が全部なくなり、もう鍋はいらないということで、ここで鍋を捨てた。
鍋は沢の下の方までころがっていったとのことから、鍋嵐しと名付けられた。
又この山で薪炭、木材等の業をして、もうけた人がなく、損がつきごとで、ナベッコワシ、
つまり食べることができない、といったようなことからこの名がつけられたとも言われている」
【現在はナベワラシヤマと呼ぶ=清川村役場】
相棒のT﨑さんはⓂtabiツアーで「宮ケ瀬湖」から登っている。
10:15 物見峠(煤ケ谷~の登山道と合流する)
大山三峰山への階段の登りが始まる、北側で陽が当たらず冷える。
名もないピークから見た辺室山
この先、「煤ケ谷分岐」にあった注意書き
(一度登っているので、この意味がよくわかる)
【注意】:三峰山は地形が急峻で、道はせまく、沢沿いや鎖場などが多く
経験者向きの登山道です。無理しないで引き返す勇気が必要です。
丹沢山塊、丹沢山あたり
鍋嵐
恐竜?T﨑さんはキリンといっていた。
大山三峰山(北峰)
11:10 鞍部、ここから急な登り、鎖場、ヤセ尾根、桟橋が連続する
北峰ピークには行かず、中央峰めざして下る
キレット、西側にキレ落ちた谷
南峰(大山三峰山)
桟橋~階段~桟橋と三つ続く上りを行くと・・・
11:35 中央峰(三峰で一番小さなピーク、コブに近い)
このコブを下って・・・
桟橋を登り返すと・・・
11:45~12:00 山頂・昼食、せまいが古い石碑とベンチがある
不動尻へ下る
下って、上るこれを何回か繰り返す。
登山道に仕上げた管理者に拍手をあげたくなる、見事な登山道だ。
難所は無事通過、落葉樹のつづら折りを下る
登山者の事故発生を考慮した標示板
沢筋を下ると・・・
扶養家族の多い岩が、植生のたくましさを感じる
不動尻前の広場、鹿と並んで丹沢の象徴ミツマタが
後小1時間でバス停です、ここからは舗装された林道歩き
14:00 広沢寺温泉付近、紅白の梅が。
14:21 広沢寺温泉入口バス停から、本厚木駅行きのバスに乗って帰途についた。
*
行程:標高差627m、約12km、約5時間
8:35 土山峠バス停 ⇒9:30 辺室山 ⇒(10:00 鍋嵐入口) ⇒10:15 物見峠
⇒11:10 大山三峰山鞍部 ⇒11:20 南峰 ⇒11:35 中央峰
⇒11:45~12:00 山頂・昼食 ⇒13:15 不動尻 ⇒14:15 広沢寺温泉入口
2009・12・29
煤ヶ谷7:30~広沢寺温泉バス停12:50
2010・1・9
煤ヶ谷→三峰山→山の神隧道→鐘が嶽→広沢寺温泉バス停